嫌煙ブームの中、電子タバコは喫煙者の救世主になりうるのか?
近年、アメリカや日本を中心とした嫌煙ムードが勢いを増していき、喫煙者にとっては肩身の狭い世の中になってきていると思います。
そこにさらに追い打ちをかけるように来年2018年にはタバコ税の増税も決定し、紙タバコが一箱500円を超える事態になってしまいまし
た。
そんな喫煙者に厳しい状況の中、今話題の電子タバコは禁煙者の救世主となりえるのでしょうか。
電子タバコの値段
先述の通り紙タバコは増税により値上げされてしまい喫煙者、特にヘビースモーカーの人達にとっては大打撃となってしまっていますが、世間
で話題の電子タバコの値段は一体どれほどのものなのでしょうか。
電子タバコは全部でペン・スティック型とボックス型に大別され、前者の方が値段は安いです。
電子タバコの有名メーカーであるiqos、glow、vape三社で個人的に比較してみました。
iqos
電子タバコのブームの火付け役ともいえる日本の電子タバコメーカーのiqos。
そんなiqosの電子タバコを今から始める人に向けた、電子タバコのスターターキッドは約3000円から5000円とお手軽な値段がする印象
です。
電子タバコの味や風味を決めるリキッドに関してはものにもよりますが、値段はどれも500円以上と紙タバコ一箱よりも割高、しかしその値
段帯では10ml入りが普通ですので、紙タバコ一箱分に換算すると吸える回数が約5倍にあたり、とても値段的には得をしています。
glow
glowは前述のiqosに比べて安価で入手できる電子タバコを販売している電子タバコメーカーです。
しかし、最も安価で手に入るペン型の電子タバコは取り扱っていないようなので、スターターキッドはボックス型で約7000円程度となって
いますが、リキッドがどれも500円を切っているようなのでお得な印象を感じました。
vape
vapeは豊富に味をそろえたリキッドがうりの電子タバコメーカーです。
気になるスターターキッドの値段はiqosよりも少し高い3500円から5000円ほどでした。
しかし、なんといってもvapeはリキッドの種類が非常に豊富で電子タバコメーカー1を誇っています。
総評すると電子タバコは機械ですので壊れる可能性は十分にありますが、どのメーカーも保証付きですし、ペン型のものであれば喫煙者の方も
紙タバコを吸うよりも割安で電子タバコを楽しめそうです。
非喫煙者からの目
紙タバコが嫌煙される一番の理由は紙タバコから出る有害な煙による受動喫煙だと思いますし、世間ではタバコというものを見ただけで反射的
に嫌悪してしまう人がいるくらいイメージがとても悪くなってしまっていると思います。
しかし、電子タバコは従来の紙タバコのようなデザインとは似ても似つかずどれもとてもカラフルで、おしゃれな雰囲気すら漂わせます。
そういった見た目からしても女性の喫煙者の方でもカフェなどで人目を気にせず気軽に吸うことができると思いますし、おすすめです。
また、紙タバコと違ってゴミが出ないので、街中にたまっている紙タバコの吸い殻のように街の景観を汚すこともありません。
さらに、受動喫煙に関しては、電子タバコはニコチンやタールといった紙タバコ特有の有害物質が入っていないとされているので吸っている喫
煙者には害はありませんし、もちろん吐き出した煙にも有害性はありませんから人前でも堂々と吸うことができます。
以上からしても紙タバコに比べて、電子タバコは非常に公共性に優れますし、デザイン性に凝りたいおしゃれ志向の若者にもおすすめです。
紙タバコにはない味
紙タバコは銘柄が限られ、味も似たり寄ったりでそれほど多様ではないと思います。
パイプタバコも味こそ紙タバコよりも豊富にありますが、手入れが面倒ですし、パイプ本体が安くても何万円もするので敷居の高いものだと思
います。
しかし、電子タバコに関しては様々なメーカーが多様な味や風味を感じられるリキッドを販売しています。
特に先ほども紹介したvapeのリキッドは非常に種類が豊富で約300種類もの味が楽しめるようです。
これは他のタバコにはない一番のポイントだと思いますし、リキッドの改良や増産も十分に期待できます。
個人的にはコーラのリキッドが好きですが、女性には果実系のリキッドがおすすめですし、男性にはコーヒーフレーバーがおすすめです。
電子タバコの購入にあたり
ではそんな良いとこ尽くしの電子タバコはどこで買えばいいのでしょうか。
電子タバコ専門店
紙タバコを購入する昔ながらの一般的なタバコ店では残念ながら取り扱っていないようで、iqosストアなどの電子タバコ専門店での購入となり
ます。
しかし、電子タバコを専門に扱うお店は全国でも数えるほどしかなく、ほとんど関西に集中していて、都内に関しては全くないような状況です
。
ですが、関西、特に大阪住みの人は実際に行ってみて様々なリキッドを試してみるのをおすすめします。
オンラインストア
また、関西に住んでいないという方でも問題はありません。
vapeやiqosなどの有名な電子タバコメーカーは自分たちのオンラインストアをもっていますし、それ以外のメーカーのものを買いたいのであれ
ばアマゾンなので商品を購入することも可能です。
なので、時間の人や関西圏に住んでいない人には是非おすすめです。
コンビニ
また、実はコンビニでも電子タバコは購入することができます。
セブンイレブンを中心としたコンビニはiqosなどの一部の有名メーカーの電子タバコを扱っていて、手軽に購入することができます。
しかし、種類にかなり限りがあるので個人的にはあまりおすすめしません。
以上の方法で電子タバコは購入できるのですが、今は電子タバコブームの真っただ中であり、またタバコ税の増税も決まって電子タバコの喫煙
者の数は右肩上がりにどんどん増えてくると思います。
ですから、電子タバコの品薄がいつ起きてもおかしくはないので、リキッドなんかも買えるときにまとめて買っておくのが吉だと思います。
また、実質まともに電子タバコを購入するにはオンラインストアでの購入しかないので、紙タバコと違って電子タバコの未成年喫煙者はほとん
ど出てこないと思います。
電子タバコに対する批判
紙タバコの有害性を訴え受動喫煙を無くそうとタバコ廃止運動を続けている団体に一般社団法人の日本禁煙学会があります。
彼らは電子タバコに対してはどのような見解を示しているのでしょうか。
どうやら彼らは電子タバコについても紙タバコと同様に否定的な立場をもっているようで、電子タバコ排斥派のようです。
彼らは先ほど述べた電子タバコにはニコチンやタールといった有害物質が含まれていないため喫煙者やその周りの人たちに悪い影響はない、と
いう考え方に懐疑的です。
しかし、彼らが参考にしている情報は医学的なものなので、まったくもって根拠がないわけではないようです。
電子タバコが有害なのか有害でないのかはこれからも議論が巻き起こりそうな予感がしますから、喫煙する人は自己責任でほどほどに吸うのが
いいと思います。
まとめ
以上より、電子タバコはコストパフォーマンス、デザイン性、公共性、有害性において、紙タバコと比較して非常にメリットがあるように思い
ます。
したがってこれは十分、喫煙者の救世主になりうるものでしょう。
しかし、日本禁煙学会の指摘にもある程度の信憑性があるので、前述したとおり、電子タバコはほどほどに自己責任で吸うのがいいと思います
。