ロボット掃除機を選ぶ時はここを比べる!比較の仕方とおすすめロボット掃除機3種
ロボット掃除機に興味はあるものの、価格が高い、本当にきれいになるのか不安、という点から購入までには至らない方も多いのではないでしょうか。
近年ロボット掃除機の開発が急激にすすみ、多くの企業が参入し、大変競争の激しい市場となっています。
多種多様なバリエーションのため、見比べたり情報収集をしたりして、ご自身のニーズに合わせたものを選ぶ必要があります。
ロボット掃除機とは
忙しくて部屋の掃除に時間をとれない、広い間取りで掃除が追い付かない、掃除が苦手などなど…今や掃除の強い味方となった、ロボット掃除機。
以前は、家庭用ロボット掃除機は、狭小な日本の家屋事情では需要が見込めないことから、日本の家電メーカーは商品化を見送ってきていました。
しかし、高齢化社会が進む中でバリアフリーな家屋や、ワンフロアで広く面積をとる家屋が増えてきたと同時に、一気に需要伸び始めます。
近年ロボット掃除機の改良も進み、いろんな機能を搭載するようになりました。
参入企業も増え、競争が激しくなったことで、価格帯も安価なものから高価なものまで幅広く出回るようになり、一家に一台あってもおかしくない時代に突入しました。
ロボット掃除機を選ぶ際に確認したいポイント
では、沢山あるロボット掃除機の中からどこに注目して選ぶとよいのでしょうか。
自身の生活スタイルや部屋の作りから、吸引力、大きさ、機能等どれに重点を置くかで機種を絞っていくとよいでしょう。
大きさ
ロボット掃除機を購入際に気にしていただきたいのが幅や高さです。
幅はどの機種においても、おおむね35センチ程度ですが、まれに会社によっては31センチのものもあるようです。
幅が狭ければダイニングのように椅子がたくさん置いてある場所でもスムーズ走行でき掃除が出来ます。
高さは、ソファーやベッドの下など低いところでも走行が出来るように低めのものを選ぶとよいでしょう。
バッテリー
ロボット掃除機のバッテリーは消耗品で、製品により異なりますが、500~1500回程度の充電で寿命がきてしまいます。
年数で言えばおおよそ3~5年といったところでしょうか。
購入の際にはバッテリーの寿命と交換バッテリーがいくらするのかも確認しておくとよいでしょう。
カメラの搭載
カメラが搭載されている機種は、カメラで部屋の間取り、自分の位置の把握をし、ナビゲーション機能で部屋の中を無駄なく効率的に掃除出来るようになっています。
また、複数の部屋を認識し、1つの部屋が終わったら次の部屋へ移動して掃除をしてくれるというハイレベルのロボット掃除機もあるようです。
このナビゲーション機能搭載なら、短時間でむらなく隅々まできれいにしてくれるということです。
この機能がついたロボット掃除機は価格が高いものが多いが、ニーズが合う方にとっては魅力的な機能でしょう。
Wi-Fi機能
近年スマホで操作が可能なモデルが大変増えてきています。
スタートからストップはもちろん、細かいスケジュール管理だって簡単に出来るようになりました。
また掃除をした部屋の履歴、運行時間、掃除をした面積などが確認でき、留守中の掃除を簡単に任せることが出来て大変便利です。
Wi-Fi対応のものは、アプリをインストールしたスマホでの操作はもちろん、詳細をアプリで確認できるため、便利で人気となっています。
搭載されているセンサーの種類と特徴
ロボット掃除機でお掃除機能の他に気になるのが家具との衝突ではないでしょうか。
ロボット掃除機を使うと決めた以上、家具の配置は最小限に、さらに片付けが必須となるのですが、少しでも衝撃を避け、抑えるために各会社で搭載しているセンサーには様々なものがあります。
赤外線センサー
赤外線センサーを利用したロボット掃除機は、進行方向に障害物を感知すると減速し、バンパーが障害物に触れることで方向転換します。
またその赤外線を利用してロボット掃除機に侵入してほしくない部屋や、場所に磁気ストリップというテープを設置することで見えない壁を作り、侵入できないように出来る機能なんかもあります。
超音波センサー
超音波センサーを利用したロボット掃除機はガラスのような透明なものでも検知が可能で、壁面や障害物までの距離も精密に把握します。
接触を最小限に抑えることで衝突は少なくなり、壁面や家具へのダメージを減らすことが出来ます。
おすすめなロボット掃除機3種
ロボット掃除機には大変数多くの種類が出回っており、厳選するのは難しいのですが、3種ご紹介したいと思います。
アイロボットのルンバ
ロボット掃除機の先駆け、アイロボットのルンバ。
ルンバの中でも最も人気があるのはルンバ800シリーズになります。
まず、バッテリーは充電式となります。
連続稼働時間は60分で、充電時間は3時間ほどで済みます。
直径約35センチで、他社の製品と比較すると本体は大きめです。
高さは9.2㎝ですので10センチ程度の隙間であれば入り込んで掃除をしてくれます。
段差についても2㎝ほどまでなら乗り越えてくれるため、部屋と部屋をまたいで掃除をすることも可能です。
搭載しているセンサーは、赤外線センサーとごみ検知センサーがついています。
赤外線センターは他社のロボットにも一般的に搭載されていますが、ルンバは大変多くの数を搭載しています。
また人工知能で毎秒60回の状況判断をし、40以上の行動パターンから走行方法を選んで動いてくれます。
ごみ検知センサーに関しては、吸入したごみを振動で検知するピエゾセンサーと、小さなごみを検知する光センサーとを併用するダブルセンサー方式を採用しています。
床面検知センサーは、絨毯などの床面の質を判定してくれるため、ごみの取残しの無いよう掃除を進めてくれます。
超音波センサーは搭載していないため壁への衝突率は低くない点が弱みです。
衝突に備えてソフトバンバーを付け、家具などに傷がつかないよう配慮してあります。
ごみを取り込む部分には新型ローラの採用をしており、掃除途中のブラシの手入れの手間を少なくしてくれます。
ダストボックスは掃除機本体内蔵で、紙パック不要なダストビン式で、ゴミ捨てがワンタッチで済みます。
これは他社でも同じ機能ですが、ルンバは他社より容量が大きめです。
デメリットとしては、センサーでごみの量、床の状態を検知し、人工知能の判断で走行しますので掃除にある程度時間がかかってしまいます。
パナソニックの新型機種ルーロ
バッテリーの量は最大の稼働時間が60分で、充放電は1500回まで対応しており、寿命は3年ほどになります。
本体のサイズは直径33センチで、高さは9.2㎝ほどです。
段差も2センチまで乗り越えることが可能です。
ルーロは三角のフォルムが特徴的で、部屋の四隅に本体が寄って行き掃除を可能にするために考え抜かれた形だそうです。
吸引機構は、ブラシ方式を採用しており、マイナスイオンプレートを搭載したV字ブラシで、静電気を利用しながら細かいごみまで取っていく仕組みとなっています。
センサーは、超音波センサーと赤外線センサーを利用し、家具や壁にぶつからないように走行する構造です。
この障害物の検知能力は他機種よりルーロは高く評価されています。
床面検知センサーも搭載し、絨毯を検知した場合には、スパイラル走行をしてくれるので、ごみの取りこぼしが無くしっかり掃除をしてくれます。
さらにハウスダスト発見センサーと呼んでいるゴミセンサーも搭載しており、他社より強力で目に見えない小さなダストの除去効果が期待できます。
センサーがごみを多く検知した場所は、集中してゆっくり掃除をしてくれるという特徴もあります。
ダストボックスについては、本体内部にサイクロン掃除機のようにごみを1/5に圧縮できる機能があるため、ごみ捨ての回数は少なくて済む点も嬉しい機能です。
その他の便利な機能として、掃除したい場所を2か所指定できるエリアメモリー機能が搭載されています。
ダイソンのロボット掃除機
イギリスのダイソンの掃除機です。
同社のサイクロン技術の優位性を活かして、初めてロボット掃除機が発売されました。
まずバッテリーは最大40分と、他社より劣ってしまいます。
本体のサイズは23センチと他社に比べると小型で、小回りが利く点は強みです。
ただし高さが12センチあるため隙間に入り込んで掃除をするのは、限度があるようです。
段差は2センチまで超えることが出来ます。
ダイソンの誇る吸引気候ですが、デジタルモーターV2と8気筒のサイクロンを本体に搭載しており、ごみの分離力が高いため、やはり吸引の威力が最高です。
吸引にはブラシを利用していますが、ダイソンは掃除器メーカーとしてブラシの評価が高く、静電気の発生も抑えてくれるカーボンファイバーブラシを採用しています。
センサーは赤外線センサーを搭載しており、360°のカメラで撮影した映像から位置を把握しながら、走行してくれます。
ゴミ量センサーは非搭載です。
ネットワーク機能としては外出先からの予約機能はありませんが、スマホで本体の操作を行うことは出来るようになっています。
まとめ
大変抜粋してロボット掃除機を紹介しましたが、大変高機能で驚いた方も多いのではないでしょうか。
どうせ購入するなら、しっかり掃除をしてもらいたいし、いろんな機能を付けたものを購入したくなりますよね。
部屋においてある家具の配置や高さや、掃除に関して何に重点を置きたいかを考慮して、ご自身にあったロボット掃除機を選んでみてください。