巷で人気のロボット掃除機、その特徴からするとどんなケースでの使用がおすすめ?
くるくると自動で動き回って掃除してくれるロボット掃除機、すでに定番の家電として定着しています。
何と言っても勝手に動いて掃除してくれると言うのは、忙しい主婦や主夫の大きな味方でしょう。
掃除機での掃除にかかる時間と労力は、実は意外と大きいものだという認識を持って、ロボット掃除機を利用したいものですね。
しかしこのロボット掃除機、実際に電力消費とかどうなのでしょうか。
目次
掃除機を使用しての掃除は時間と労力が必要です
普段掃除をあまりしない人や、1ルームにお住いの場合などは、掃除機でなくても今は色々な掃除用具が出来ていますので、さして時間も労力も必要ないかもしれません。
しかし一戸建ての住宅や、ファミリー用の集合住宅にお住いの場合、この掃除と言うのはかなりの時間と労力を消費していると、実感なさる方もいるでしょう。
実際に、70㎡当たりの住宅の場合、掃除機での掃除にかかる時間は床だけでも20分はかかります。
その間にかかる電力も決して少なくはありません。
そして掃除機の使い手は、その20分の間前かがみの姿勢でかなりの力を入れての作業となります。
健康で若い人ならともなく、身体にトラブルがあったりいささかお年を召している方には、かなりの重労働です。
出来れば便利なロボット掃除機に、床の掃除は任せてしまいたいものですね。
ロボット掃除機にした場合の電気代は?
掃除機の消費電力と言うのは、実はかなり大きいものです。
吸いこみの力が大きいと言う事は、消費電力も比例して大きくなると言う事です。
なので消費電力や、それに従ってかかる電気代を比較して見ますと、吸引力の大きなキャニスター型の掃除機が群を抜いて電気代がかかる、と言う事になります。
まあメリットにはデメリットがつきものですから、吸引力イコール電気代と言う図式は仕方ないのかもしれません。
これに比べると、充電型であるスティックタイプの掃除機とロボット掃除機の消費電力は、かなり低いものになります。
某サイトでの比較情報によりますと、キャニスター型の掃除機の消費電力は他の2タイプの、ほぼ3倍くらいになると言う事です。
意外に電気代がかから無いと言う点でも、ロボット掃除機は注目されるべきでしょう。
夜の掃除は可能?騒音に関してはどんなもの?
夜に掃除機をかけるのは、ご近所に迷惑になるものですから、出来るだけ回避が望ましいです。
とは言えどうしても掃除時間が取れず、夜に掃除をしなくてはいけないと言う場合、ロボット掃除機の騒音(吸引音)はどうなのでしょうか。
普通の掃除機の場合は真空吸引と言うシステムですので、耳障りなバキューム音がします。
これが集合住宅などで、騒音に分類されてしまうわけです。
ロボット掃除機の場合、真空吸引ではなくブラシでごみを集めるかき込み式が採用されています。
実際の音量についてはあまり変わらないのですが、ロボット掃除機の場合の音はモーター音ですので、小さめに聞こえることも事実です。
メーカーや機種によって多少の違いもありますが、60db以下の音量の物を選ぶとかなり騒音は低めになります。
また家具にぶつかる音も響きますので、障害物センサー付きの物が騒音回避には有効です。
とは言え、やはりそれなりの騒音は覚悟してください。
つまりテレビや会話は難しい程度の音は出ますので、夜中の掃除には不適当と言うしかありません。
宵の口辺りまでが、限度と言う事でしょうね。
何と言っても掃除に費やす時間を他の事に回せると言う利点
電気代に関しては、スティック型とほぼ同じ金額だと言っていいロボット掃除機ですが、決定的に違うのは勝手に掃除をしてくれると言う点です。
例えば、床の掃除はロボット掃除機に任せて、細かい所の拭き掃除などを並行して行えば、その分掃除全体にかかる時間が軽減されます。
急ぎの仕事を片付けたい場合も、勝手に掃除をしてくれるわけですので、時間を気にしなくても済むわけです。
またお出かけが多い時など、どうしても掃除の時間が充分にとれない場合も、ロボット掃除機をセットして出かければ帰宅時には掃除は終了しているわけです。
何かと気ぜわしい昨今です、省略できる家事は出来るだけ省略して、他の事にも時間を回しましょう。
ロボット掃除機を使用したいおすすめの状況
決して家事の省略でもなくサボりでもなく、上手く時間を使用するためにも、また体力を温存するためにも、こういったケースにはロボット掃除機は非常におすすめです。
掃除機買い替えの時の目安にしてみてください。
目を離せない小さなお子さんがいる場合
ご自宅に小さなお子さんがいる場合、下手に目を離すと何が起こるか解りません。
言葉が理解できるような年齢になっても、やはり目が離せないと言う状況も多い事でしょう。
普通の掃除機を使用している場合、まず掃除中はお子さんに目が行かなくなってしまいますし、特に別の部屋を掃除している時などは、完全に目が離れてしまいます。
加えて掃除機の音です。
この掃除機の音は、騒音だと言われるくらいに大きなものです。
1階にお子さんを置いて、2階の掃除をしている時など、お子さんに何かあっても掃除機の音のせいで聞こえないと言う事もあります。
ロボット掃除機なら、お子さんの相手をしている間に掃除も終わりますので、そういった面からも安心です。
身体が弱っている時など
病後や加齢による身体の弱りも、掃除機をかけると言う点では注意したほうがいい事でもあります。
先にも書きましたが、掃除機をかける時には前かがみになります。
そうすることによって掃除機の手に体重がかかり、しっかりと床を滑らせることが出来るからです。
しかしこの前かがみと言う姿勢、実は腰に悪影響の出る姿勢でもあります。
腰回りの筋肉や腹筋背筋がしっかりしていればそれなりにカバーしてくれますが、それらの筋肉が弱っている場合は腰椎などに負担がかかります。
ヘルニアなどの危険も出てくると言う事ですね。
お身体が弱っている時などは、出来るだけこういった負担は減らすことが大事です。
ロボット掃除機に床の掃除は任せてしまいましょう。
摩擦の大きい床が殆どの家の場合
前述しました腰への負担にも関わることですが、ご自宅の床が殆どフローリングでしたら、掃除機をかけるのにもそれほど不便はありません。
力もあまり必要ないですし、前かがみにならなくても掃除機は快調に滑ってくれます。
しかし摩擦の大きな、例えばカーペット敷きの床面積の大きな家の場合、掃除機の使用はかなりの力仕事になります。
勿論、フローリングなどの床の掃除機比べて時間もかかります。
結果、電気代の負担にもなりますので、ロボット掃除機の使用がおすすめになります。
私事ですが、筆者の家は昔風の総カーペット敷きですので、本当に掃除機をかけるのが辛かったです。
フローリングの床に掃除機をかけるのに比べると、倍くらい力が必要で腰への負担も大きかったですね。
実はこういった人にもおすすめロボット掃除機
ロボット掃除機のおすすめポイントを書いてきましたが、実は片付けの苦手な人にもロボット掃除機はおすすめなのです。
何故かと言えば、ロボット掃除機は片付けまではしてくれないロボットだからです。
スムースに使用するためには、出来るだけ床の上の障害物を取り除かなければなりません。
つまり、つい放り出してしまった洋服や子供のおもちゃ、本やバッグなど全て取り除いて初めてロボット掃除機が活躍できるのです。
つい床に物を置いてしまう、床を散らかしてしまうと言う方の場合、意外とこのロボット掃除機は片付けの面からもおすすめかもしれません。
まとめ
ロボット掃除機の性能の目安や、使用をおすすめしたいケースなど書いてきました。
残念ながらまだ、物を動かして片付けてタンスの裏まで綺麗にしてくれるロボット掃除機は、販売されてはいません。
しかし現在の仕様でも、大きく生活に貢献してくれるのは明らかです。
どうも近頃身体の調子が、子供が歩き始めて目が離せない、等と言う方は掃除機の買い替えの時にご一考されるのもよろしいかと思われます。