普通の掃除機の使用が困難になったのでロボット掃除機を購入
掃除というのは実は、大変な重労働です。
特に掃除機というのは、押したり引いたりでかなり力を使うだけでなく、中途半端なかがみ方で使用するので腰への負担も大きいのです。
何かトラブルがあった際には、この掃除機の使用は本当に辛くできればパスしたくなるものです。
ありがたいことに、そんな時のために、ロボット掃除機という便利なものが発明されたわけですね。
トラブルとは重なって起きるもの
実際、何時何があるか一寸先は闇なのが、人生と言うものです。
大げさな言い方かもしれませんが、実際悪いことは特にまとまってやってくるのです。
いきなり来られてパニック、と言うのは筆者だけではないと思われます。
手首が腱鞘炎を発症し、足首を捻挫という二重のトラブルが襲い掛かってきたと思ってください。
正直、何とか普通に仕事はできるものの、力を入れたりの作業はするなと医師にも言われ、実際痛いのでやりたくないというのが本音でした。
しかし、日常生活で必要な家事は早々怠けていられません。
埃っぽい部屋で寝起きするのは避けたいですし、せめて床掃除だけでもと思っても、悲しいことに家の殆どがカーペット敷きなのです。
このカーペット、冬は暖かくていいのですが、掃除は非常に厄介です。
摩擦が大きいので力が必要ですし、毛足の内部に入った埃を掻き出すのにも、ある程度の力を入れて掃除機を使う必要があります。
つまり、手首と足首にトラブルを抱えた身には、床掃除は諦めるかそれとも別の方法を探すかの二択になったわけです。
幸いなことにロボット掃除機が
不幸中の幸いと言うべきでしょうか、この二重遭難した時期にロボット掃除機が普及してくれていました。
なので、これを利用しない手はないだろうと、ネットショップで検討にかかったわけです。
正直なところ、ある程度回復したら元の掃除形態に戻すつもりでしたので、基本的な機能だけついているそこそこの値段のもので探しました。
実際、上は天井知らずとは言いませんがかなりのお値段ですが、掃除だけしてくれればいいという基本的な機能だけなら1万円切るものまであるのです。
これならまあ、何とか財布も納得してくれそうでしたので、購入に踏み切ることにしました。
一番安いので、とも考えましたが後の事も考慮に入れて、2万円弱の物を購入しました。
まあカーペット敷きの部屋ということで、ある程度の吸引力も必要でしたから、この値段になったわけです。
機能的には、カーペットの掃除も出来て、掃除が終わったら充電器に戻る、掃除モードの選択が出来る程度のものです。
タイマーや静音機能はまあ、それほど必要ないということで無視しました。
衝突回避も欲しいことは欲しかったのですが、まあいいかということでぶつかったらルート変更という基本のものにしました。
実際にロボット掃除機を使用してみる
実店舗で購入したので、持ち帰りしました。
割りと小型のものを買ったので、重量もそこそこでした。
帰宅して充電して早速使用と思ったのですが、充電時間が4時間と言う問題が早速浮上しました。
仕方ないので、おとなしく待つこと4時間でやっと使用開始です。
音は別に静音機能搭載ではないのですが、普通のキャニスター型の掃除機より、ちょっとだけ静かという感じでした。
店の人に言われたように、床の上のあれこれは予め机の上に置いたり、椅子に避難させておいたりしましたし、電気コードもまとめておきました。
充電の待ち時間にこの下準備しておいたのですが、片付けながら掃除していた今までのやり方が、片付けてから掃除してもらうに変わったわけです。
時々家具にぶつかってはルート変更しているロボットの、衝突音はまあそこそこです。
緩衝材が前面にあるので、この程度の音で済むんだろうと思い、まあこれなら家具に傷がつくこともないだろうと、一応ホッとしました。
稼働時間は1時間程度で、こちらがデスクワークしている間に2部屋と廊下を掃除してくれました。
そして勝手に、充電器に戻っていってくれたのです。
ロボット掃除機を使用してみて実感
ネットなどでの口コミで感想は随分読みましたが、実際に使用してみるとなるほどと頷いたり、いやそうでもないなあと思ったりすることが多々ありました。
床の上の片付けは必須
これはどなたの感想にもありましたが、床の上に置きっぱなしになっていたものは、予め片付けが必要です。
筆者の購入したロボットだと、床の上に物があるとそこに衝突してルート変更してしまいます。
もし衝突回避機能があるものならば、手前でルート変更するわけです。
どちらにせよ、その部分の掃除はし残されてしまうので、余分なものは片付けての使用がおすすめです。
またコード類は、絡まってしまう危険があると言われましたし、口コミでも読みました。
実際、ちょっと油断して掃除開始した時に、見てみたら掃除機とコードが喧嘩しているという飛んでもない事になっていたりもしました。
コードにも掃除機にも危険なので、片付けておくに越したことはありませんね。
机の下もスイスイ椅子の下もスイスイを過信しない
CMなどで、机の下や椅子の下をスムースに動いていくロボット掃除機を見て、これなら綺麗に掃除してくれそうだと思う方もいるでしょう。
実際、机や椅子はともかく、家具の下などで入れる高さがあれば潜り込んで、掃除してくれるのはありがたいことです。
しかし、机にしろ椅子にしろその足の部分はやはり、掃除し残しになる可能性もあります。
特に机は椅子と違って普段動かしませんので、足の下の部分に埃が溜まりやすくなっています。
自分の手で掃除する時は気を使いますが、ロボット掃除機の場合ブラシの長さや種類によっては、埃を取り逃すこともあるので注意です。
筆者のロボット掃除機の場合、ブラシの長さが短めなので、どうもそのへんの掃除には信用が置けない感じですね。
ロボット掃除機のサイズに注意
椅子や机の下に潜り込んで掃除してくれるロボット掃除機ですが、サイズによっては下に潜れません。
大きめのサイズのものを購入した場合、机はともかく椅子の間を縫って掃除することが出来ないことがあります。
家のリビングのセットなどの隙間に合わせて、ロボット掃除機のサイズも検討することが必要です。
筆者は小さめのものを購入しましたので、幸いそこはクリアーできました。
棚の上とかは掃除できません
普段の掃除の時、掃除機の先端を変えて棚の上の埃を掃除する、と言うのは普通の掃除方法です。
なのでつい、ロボット掃除機でもそれが出来るような錯覚を起こすことがあります。
はし、起こしました。
しかし腱鞘炎なので、重い掃除機を保つのは遠慮したく、結局埃取り用のハタキのような掃除道具を購入して、棚の埃は自分で取ることにしました。
ロボットという名前についつい、棚の上も机の上も本棚の本の隙間も掃除可能、と思ってしまったのは筆者だけではないと信じたいです。
一戸建てなら必須の機能
筆者の家は集合住宅なので、殆ど段差はありません。
勿論階段もありません。
玄関はと言うと、段差はないとはいえませんが、せいぜい1センチ位のものです。
しかし2階建てが殆どの一戸建ての場合、階段という大きな段差があります。
落下防止機能が無いと、大変に危険ですので装備してあるものを選ぶことをおすすめします。
まあ殆どのロボット掃除機には標準装備だと思われますが、激安のものを購入する場合にはご注意ください。
一応うちのロボットにもついていますが、ベランダとの段差を感知して止まってくれたのにはホッとしました。
総体的に見てロボット掃除機はお役立ち
怪我が原因で使用に踏み切ったロボット掃除機ですが、かなりお役立ちの掃除器具であることは確かです。
特に忙しい時期など、別の用事をしながらでも掃除が可能というのは、大変にありがたいことです。
また電気代も充電ということで、キャニスター型の掃除機を使用するよりも安くなった感じです。
まあこれは掃除の頻度にもよると思いますので、一概に節電になるとは断言できません。
怪我人や普通の掃除機を使うのには力が足りなくなった人、普段忙しすぎて掃除が中々出来ない人にはおすすめではないでしょうか。
筆者は元からあまり床に物は置かない主義ですが、このロボット掃除機が来てからそれに拍車がかかりました。
お陰で床も何時も、スッキリです。
まとめ
実は前から興味のあったロボット掃除機ですが、怪我の功名というか怪我のお陰で使ってみることが出来ました。
中々便利で、上手く使えば便利な道具です。
ただ家の形態によって、使いやすいこともありまた使い勝手の悪い場合もありますので、購入前によく検討されると言いでしょう。
近頃ではレンタルのものも出ていますので、レンタルでお試ししてからというのも一つの手ではないでしょうか。
後から実は、レンタルで様子見するほうが良かったかな、と思ったことも事実ですが結果オーライという事で納得している筆者です。