食器洗い機を使うときのコツは?きれいにするための4つのポイント
食器洗い機は、手洗いでは落ちない汚れもしっかり落とすことができるので、とても便利です。
しかし、適当な使い方をしていると、「思ったほどきれいにならないな」という不満を感じてしまうこともあります。
それを防ぐためには、食器洗い機の正しい使い方を知っておくことが大切です。
では、汚れを落とすためのポイントを紹介していきましょう。
落ちにくい汚れを取り除く
食器洗い機は、手洗いではなかなか落とせない汚れも、熱いお湯を噴射してきれいに洗い流してくれます。
そのため、汚れた食器をどんどん洗いたくなってしまいますが、あまりにひどい汚れがあるときは、少し注意しなければなりません。
いくら食器洗い機でも、すべての汚れを必ず洗い流せるわけではないからです。
汚れによっては、食器洗い機の性能をもってしても、きれいに落としきれない可能性があります。
そのため、落ちにくそうな汚れがあるときは、まず最初に予洗いをしておくべきです。
目立つ汚れをある程度取り除いてから食器洗い機を使うと、洗い残しが発生するようなことはなく、とてもきれいな状態にしてくれるのです。
こうした注意点は、「洗う前に洗って準備するなんて面倒だ」という理由で省略したくなることもありますが、いつも清潔な食器を使うためには重要なことなので、軽視すべきではありません。
汚れが落ちないからといって、何度も食器洗い機に入れるような無駄を減らすためにも、しっかり準備するようにしましょう。
油汚れとこびりつきに注意
食器の予洗いをするとき、特に注意しておきたいのは、油汚れや、こびりついて固まったご飯粒などです。
そうした汚れがあるときは、食器洗い機でも落とすことができないため、残ったままの状態で乾燥され、カピカピになってしまいます。
きちんと汚れを落とすためには、そうした頑固な汚れを見逃さないようにしましょう。
油汚れは、キッチンペーパーや新聞紙などを使い、きれいに拭き取ってしまうのがおすすめです。
固まった汚れは、水につけてふやけさせると、簡単に取り除くことができます。
少し手間ではありますが、こうした準備をしておけば、食器洗い機を使ったときに一発で汚れが落ちるので、必ず洗うようにしましょう。
食器の入れ方に注意
食器洗い機で確実に汚れを落とすためには、食器の入れ方にも気を配っておきましょう。
いくら優れた食器洗い機でも、正しい使い方をしなければ、その性能を十分に発揮することはできません。
そのため、適当な入れ方をしていると、食器の汚れが落ちないことはよくあるのです。
ここで重要になるのは、「きちんと整理して並べているか」ということではなく、「汚れが落ちやすい入れ方になっているか」ということです。
もちろん、ゴチャゴチャと無造作に詰め込んだりするのはNGですが、きちんと並べることはあくまでも基本であり、汚れを落とすためには、そこから一歩踏み込んだ工夫をする必要があります。
では、食器を入れるときに優先すべきポイントを紹介していきましょう。
噴射口を意識する
食器洗い機に食器を詰め込むときは、噴射口に汚れを向けることが大切です。
どんなにきれいに並べていても、この点がクリアできていないと、汚れが残ってしまう可能性があります。
食器洗い機は、ただ入れるだけで全体を洗い流してくれるわけではありません。
汚れた部分が噴射口と真逆になっている場合は、洗い方が不十分になってしまうこともあるのです。
したがって、食器を入れるときは、内側にある噴射口を意識しながら並べていきましょう。
たいていの食器洗い機は、下から水が当たるようになっているので、しっかりと内側に向けて入れておけば、洗い残しを少なくすることができます。
重ねない
食器をきれいに並べたとしても、そのほとんどが重なった状態だった場合、洗い残しを防ぐことは難しくなってしまいます。
ぴったり重なってしまった食器は、水が入らない部分ができてしまい、きれいに洗うことができなくなるのです。
汚れをきっちり落としきるためには、食器をできるだけ重ねないようにしましょう。
余裕をもたせて並べるようにすると、しっかり水が当たるので、汚れが残ることはありません。
そのためには、詰め込みすぎないことも大切です。
ぎっしりと大量に詰め込んだ場合、どうしても隙間が埋まってしまうので、水に触れない部分が多くなります。
1回ですべて終わらせようとしたときは、そうした無茶な入れ方をしてしまうことも多いですが、洗い残しを防ぐためには、分けて洗うことも大切です。
その食器に合う場所を見つける
食器を並べるときは、その食器の大きさに合ったところに置くようにしないと、汚れが残ってしまう可能性があります。
狭い場所に強引に置いたりすると、他の食器と重なってしまったり、向きが悪くなったりすることが多いのです。
汚れが落ちやすいように並べるなら、食器のサイズや形をよく見て、すんなり収まる場所を探すようにしましょう。
無理のない配置になっていれば、きれいに汚れを落とすことができます。
適切な洗剤を使う
食器洗い機を使うときは、洗剤を入れることで、きれいに汚れを落とすことができますが、適当なものを使ってはいけません。
普通の洗剤を投入したりすると、大量の泡が出て大変なことになってしまいます。
そんなことになれば、洗剤を落としきることができない可能性もあるので、きちんと洗いたいなら、安易に手洗い用の洗剤を使ったりしないでください。
食器洗い機を使うなら、普通の洗剤ではなく、きちんと専用の洗剤を使うべきです。
それなら、トラブルが起こる心配はありません。
合わない洗剤を使った場合は、泡が出るだけでなく、故障してしまうこともあるので、長持ちさせるためにも、洗剤選びは慎重に行うようにしましょう。
メンテナンスは忘れずに
食器洗い機を使うなら、日頃のメンテナンスを欠かさないことも、重要なポイントになります。
フィルターにゴミがたまりすぎているようだと、雑菌が繁殖し、ひどいときはカビが発生してしまいます。
そんな状態の食器洗い機では、いくら見た目がきれいになっていても、安心して食器を使うことはできません。
カビが生えた不衛生な食器洗い機では、雑菌がついてしまう可能性が高いのです。
また、カビが生えていると嫌な臭いがしてくるため、食器が臭くなることもあります。
そうしたデメリットを防ぎ、本当にきれいな食器にするためには、定期的なメンテナンスをしっかり行ってください。
フィルターを洗って汚れを取り除けば、カビの繁殖を抑えることができます。
ただし、洗ったあとは、フィルターはしっかり乾燥させることを忘れないようにしましょう。
湿ったままにしておくと、その湿気がカビの繁殖を助けることになってしまいます。
きちんと乾燥させておけば、カビがつくことはありません。
また、臭いが気になるようなときは、食器がない状態でクエン酸を入れ、そのまま稼働させてみてください。
そうすることで、汚れだけでなく、臭いも防ぐことができるのです。
まとめ
食器洗い機は、手洗いの手間が省けるので、忙しいときなどはとても助かるものです。
しかし、落ちにくい汚れを残したままだったり、食器の入れ方が適当だったりすると、あまりきれいにならないことがあります。
汚れを確実に落とすためには、ここで紹介したポイントをしっかりチェックしておきましょう。
正しい方法で使うようにすれば、失敗を防ぐことができるのです。