どちらかと言うと安価な、ベーシックなロボット掃除機を購入してみた
勝手に掃除をしてくれるありがたい機械が、ロボット掃除機です。
棚の上は無理としても、床の上はきれいに掃除をしてくれます。
さてこのロボット掃除機、筆者が腰を壊したのを理由に購入してみました。
購入したのはベーシックな、つまりはかなり安いロボット掃除機です。
どんな具合になったか、初のロボット掃除機体験をご紹介していきますね。
目次
普通の掃除機というのは腰に負担が大きいのです
普通の掃除機だけでなく、家事一般は腰に悪い姿勢で行われます。
所謂、前かがみの姿勢です。
中途半端な前かがみの角度なので、これが腰椎や仙骨に負担をかけて、腰痛の原因になることもあります。
また逆に、腰痛があると家事は大変に辛いということになります。
しかも掃除機というのは、今は軽くなったとは言え結構重さがあるのです。
特にキャニスター型の掃除機は、重いものです。
それに加えて床の問題もあります。
フローリングなら掃除機は軽々と動かせます。
まあ風フローリングなら、掃除機が大変だったらワイパーを使用する手もありますね。
しかしカーペット、それも総カーペット敷きだともうどうにもこうにも、掃除機を動かす際の重さは負担以外の何物でもありません。
筆者の家は、総カーペット敷きです。
そして掃除機は、キャニスター型です。
しかも古い機種なので、重いのも特徴です。
つまりは、腰痛にはふさわしくない辛い条件が揃ってしまったのです。
総カーペット敷きの場合特に
カーペットというのは埃が毛の間に溜まりやすいものです。
しかも総カーペットの場合、毛足は短いし密なので埃はしっかりと入り込んでしまいます。
いくら腰が痛くても、さすがに2週間も経つとこの埃の匂いが我慢できなくなってしまいました。
幸い埃アレルギーは出ていないのですが、このままでは発症してしまう何とかしなくては、ということでロボット掃除機購入に走ることにしたのです。
まあできれば、この腰痛さえ治ったら普通に掃除をしたい、だから間に合わせの意味での購入ししておきたい、と思ったのも事実です。
なので高額なロボット掃除機は、最初から選択の範疇には入れませんでした。
コスパ優先で選んだわけです。
ネットショップで探し回る
さてネットショップであれこれ探すことしばし、1つのロボットに目を引かれました。
値段的に勿論、AI搭載などは夢見ていません。
予算は1万円以内です。
で何故この品に目を引かれたかといいますと、この値段のロボット掃除機の殆どがフローリング専門だったのに対し、カーペットと畳掃除可だったからです。
そしてクチコミ・レビューによれば、吸引力は中々のものだということです。
悪くないなと思ったのですが、そこはそれ他の店でもっと安く売ってないだろうか、と探したのは勿論です。
結果、箱潰れなどの訳ありということで、他のショップより1000円ほど安い店を見つけました。
お金、大事です。
性能はと言うとまあベーシックもベーシック
AI非搭載なので、学習はもちろんしてくれません。
ぶつかって方向転換、またぶつかって方向転換と言う性能です。
とは言え一応。
3種類の動きのパターンはしてくれるということでした。
落下防止機能も、一応は搭載されています。
階段から落ちないと言うのは、うちの場合関係ないのです。
玄関もほとんど段差がないので、どうにか感知するかなという程度のものですね。
充電器に自動に帰る機能なども搭載されていません。
部屋によっては行方不明の問題も起きるかもしれませんね。
やってきたロボット掃除機は頭はともかく働き者だった
ネットで購入後、2日経ってロボット掃除機が到着しました。
早速充電は、4時間です。
充電は4時間 稼働は1時間
さて早速充電して、こちらは出かけました。
出かけてる間にフル充電できたので、帰宅後すぐに掃除開始です。
4時間の充電で1時間の稼働というのは、まあこの値段ならそこそこいい感じだと思うのです。
ちなみにしっかりと、看板に偽り無く1時間働いてくれました。
ぶつかっては方向転換と言うのは時に
さて動き出したのでどうなるかしばし見守ってみました。
何かにぶち当たると、そこで2回ドンドンという感じで音を立て方向転換します。
がしかししばらく見ていると、転換する方向と邪魔者の位置の関係で、同じところばかり掃除しているではありませんか。
仕方ないのでこちらが足を出して邪魔して、別の方向に誘導すること数回、その後別方向に動いていきました。
これは目が離せないかな、というのが正直なところでしたが、まあ何とかその後はちゃんと動いてくれていました。
落下防止機能はやはりある程度の高さが
さて落下防止機能はどんな具合かと思って、これも見ていたのですが、やはり中途半端な高さだと感知してくれませんね。
2センチくらいの段差だと感知不能らしく、結局そこで斜めに引っかかって助けを呼ばれることになりました。
ピーピー泣いて助けを呼んでくるのですが、結構呼ばれることが多いですね。
吸い取り機能はこの値段なら良好
肝心な吸い取りはどうかといいますと、これはかなり埃を集めてくれました。
まあ普段掃除できなかったラックの下とかにも入っていましたから、そのせいもあると思います。
ダストパックに、かなりの量の埃がたまりました。
ダストパックは、フィルター以外は水洗いできるタイプなので、気持ち良く掃除が終了できました。
しかし面白いのは、そこまで埃を吸い取っていながら床の小さなゴミは吸い取りきれなかったことです。
特に重さのあるゴミではなかったのですが、多分カーペットの毛と絡んでしまって、吸い取りができなかったと思われます。
実は購入したロボット掃除機の仕様は
安いもので選んだので、実はこのロボット掃除機は8畳用なのです。
それを3DKの家の使用しているのですから、ロボット掃除機が気の毒とも思えるのです。
しかしまあそれには目をつぶって、10分一部屋掃除したら次の部屋へとこき使っています。
本来ならワンルームの、8畳から10畳くらいの家で使用するのが、最もふさわしいタイプです。
そう言った状況で使用すれば、充分に埃もゴミも吸い取ってくれるはずです。
ちょっと埒外の使い方をしている筆者が問題なのです、がそれでも充分に埃を片付けてくれるのは、ありがたいことです。
総じて1万円以下の値段のロボット掃除機の場合
1万円を切っているロボット掃除機の場合、細かな特色は別として本当に性能はベーシックだと覚悟しての購入がおすすめです。
障害物感知センサーもないので、とにかくぶつかって方向転換です。
それほど強くぶつかりはしませんが、場合によってはグイグイ家具を動かそうとしているようにみえることもあります。
特に愛着のある家具の多い部屋には、おすすめできないですね。
また落下防止センサーは、あまり優秀ではありません。
階段のある家の場合、2階で使用している時に完全に目を離さないほうが安心です。
何と言っても値段が値段です。
留守の間に掃除しておいてもらうと言うのは、この値段のロボット掃除機の場合はやめておいたほうが良いですね。
後は吸い取りですが、これはメーカーによっても結構差があるようです。
口コミや仕様説明をよく読むことをおすすめします。
まとめ
筆者のささやかなロボット掃除機使用体験です。
とんでもない使い方をしているな、とお怒りの方もいるでしょうがそこは見逃してください。
実際この値段の掃除機にしては、よく働いてくれると思っています。
贅沢さえ言わなければ、単純に床の埃を取ってくれることを第一に考えれば、この値段のロボット掃除機で充分だと思われます。
あくまで用途に応じてのことですが、こんな値段でもかなり働き者ですので、ご一考なさってはいかがですか。