食器洗い機を敬遠する理由はなに?そして実際のところどうなの?
食器洗い機が販売されてから随分時間がたちましたが、まだまだ日本の家庭に家電として普及しているとはいいがたいです。
食器を洗うという自炊をする過程ならば毎日必ず発生する家事を楽にしてくれる食器洗い気がなぜ、あまり普及していないのでしょうか?
導入をためらう理由と、現状や解決策について紹介をしていきます。
購入するかどうかの参考にしてください。
目次
食器洗い機は光熱費が高そう
食器洗い機を使うと手洗いよりも光熱費が高くつきそうだという理由で購入をためらっている人も多くいます。
たしかに、食器洗い機は手洗いよりも稼働時間が高いので水道代や電気代、お湯で洗うのならばガス代が高くつきそうに思えるかもしれません。
しかし、各メーカーともに光熱費削減についてはよく考えて研究開発をしています。
最新型の食器洗い機ならば手洗いに比べて15%の量の水しか使いません。
電気代やガス代は手洗いよりもかかりますが、水道代の削減効果が期待できます。
トータルで考えれば光熱費がかかるどころかむしろ削減ができます。
4人家族で朝と夜に皿洗いをしている家庭の場合、年間約25000円の光熱費の削減になるとまで言われています。
光熱費を節約したいという人ほどむしろ食器洗い機はおすすめです。
ハンドクリーム代やゴム手袋の節約にも
手が荒れやすい人は食器を手洗いしたあと、ハンドクリームを塗ることが多いです。
あるいはゴム手袋を使用している人もいるでしょう。
食器洗い機を使うことでこのハンドクリーム代やゴム手袋代の節約も期待できます。
食器洗い機では汚れが綺麗に落ち無さそう
食器洗浄機はスポンジで食器をゴシゴシと擦って洗うわけではありません。
水圧だけで本当に綺麗になるのかと疑う声は多いです。
たしかに食器洗い機が発売された当初は性能が悪く、あまり綺麗に落ちないこともあり、結局二度洗いが必要だったこともあります。
しかし、最新型の食器洗い機の性能はかなり高いです。
普通の油汚れや納豆のネバネバ程度ならばきれいに洗うことが出来ます。
フライパンの焦げ付きや乾燥してこびりついてしまった米粒、生卵のこびりつきなどはまだ少し苦手ですが、それ以外はほとんど問題ありません。
思うように汚れが取れないという場合、食器洗い機そのものの性能の問題というよりは食器の淹れ方や洗剤を見直すことで改善される場合が多いです。
確かに全ての食器が無条件にピカピカになるわけではありませんが、全ての食器を手洗いするよりは食器洗い器が不得意とする汚れだけ手洗いで洗う方がずっと手間がかかりません。
食器洗い器の方が得意なものもある
手洗いよりも食器洗い機の方が洗いやすい物、綺麗になる物もあります。
複雑な形だったり小さな穴が開いていたりする物などは食器洗い機のほうが得意です。
たとえばザルや泡だて器、細長い水筒や哺乳瓶などです。
とげがあって洗うのに苦労をするおろし金も食器洗い機ならば簡単です。
食器洗い機は菌やカビの温床になりそうだから
一時期食器洗い機には菌やカビが大量に発生しているというニュースが話題になりました。
しかし、その後の調べで、確かに菌やカビは発生していますがその場所は食器が触れる場所ではないということがわかりました。
食器洗い機は60度から80度という高温で洗うのでむしろ菌やカビは発生しにくい環境になります。
食器洗い機の内部が気になる場合は「お手入れコース」で定期的に掃除をしましょう。
むしろ手洗いの場合の方が危険
手洗いの場合、スポンジが菌やカビの温床になりやすいです。
また、食器を洗った後に水気をふき取る布巾も清潔でない場合があります。
下洗いがめんどうくさい
食器洗い機に食器を入れる前に一旦軽く下洗いをしなければなりません。
下洗いをするくらいならば手洗いをするのと変わらないじゃないかと食器洗い機の購入を躊躇う人がいます。
しかし下洗いはそれほどめんどうなことではありません。
食器洗い器だけでは落としにくい一部の汚れをきれいにするだけです。
慣れてしまえばそれほど手間がかからず、手洗いよりも楽だと実感できるでしょう。
食器洗い機の設置場所がない
食器洗い機は小型のものもありますが、それでもそれなりにスペースを取ります。
また、とこでもいいわけではなく、排水の関係上設置できる場所は限られています。
今現在、食器洗い機を設置する場所がなくても足場を別途用意すれば何とかなる場合もあります。
なんとなく我が家の台所は狭いから無理だろうと諦めずにカタログを見たり、営業の人に相談をしたりしてみましょう。
解決の糸口がみつかるかもしれません。
食器洗い機を置くと作業スペースが窮屈になる
食器洗い機はそれなりに大きいので設置をすると調理したり片づけたりする作業スペースが狭くなってしまいそうだと危惧する意見もあります。
しかし、足場を設置して食器洗い機を設置すればそれほど作業場所は圧迫されません。
食器洗い機は水切り台としても使うことが出来ます。
総合的に考えてみましょう。
食器洗い機は値段が高過ぎる
食器洗い機は家電の中でも必須と言うほどではないにもかかわらず良い値段がします。
安いものでも5万円はします。
ビルトインの場合、食器洗い機そのものの値段だけでなく工事費までかかります。
しかし、食器洗い機を導入すれば光熱費が安くなります。
3年から4年ほどで元が取れるといわれています。
また、食器洗いに関わる時間やストレスも大幅に削減することが出来ます。
このことも踏まえて高いか安いかを考えてみましょう。
音がうるさい
食器洗い機は起動中それなりに音がします。
食器洗い機を作動させていると同じ部屋でテレビが聞こえない、眠れないというクレームもあります。
しかし、最近の食器洗い機は音が小さいものもおおくあります。
電気屋さんやショールームでは静穏の食器洗い機も多く出回っているので実際に体験してみるのが一番です。
ただし、同じ作動音でも広い空間で聞くのと小さい空間で聞くのでは感じ方が違うので注意が必要です。
洗うのに時間がかかる
食器洗い機は1回の洗浄に乾燥までを含めると4時間かかります。
手洗いよりも何倍も時間がかかります。
しかし、人がやる動作は下洗いをすること、食器洗い機に食器を入れること、スイッチを押すこと、洗い終わった食器を食器棚に戻すことだけです。
食器洗いも稼働中ずっとうるさいわけではありません。
食器を入れてスイッチを押した後は放っておけばよいので外出しても寝てしまってもかまいません。
慣れてしまえばそれほど気にはならなくなるでしょう。
迷ったら実際に見てみましょう
食器洗い機は夢の家電ではありません。
使いづらい、思っていたのと違うという情報が耳に入ってくると、ウチはまぁいいかという結論になってしまうことも多いでしょう。
しかし、百聞は一見に如かずとも言います。
食器洗い機は年々進化していっています。
実際の最先端の食器洗い機をこの目で見て判断をしてみるのがおすすめです。
気になったのならばショールームや量販店に足を運んでみましょう。
まとめ
食器洗い機は便利な家電ではありますが、光熱費が高くつきそう、本当に綺麗になるのかな?
、結局したらあらいが必要なら意味ないじゃん、食器洗い機を置くスーペースがない、などの理由で敬遠されがちです。
しかし、最近の食器洗い機はいろんなところが進化しています。
光熱費はむしろ手洗いよりもお得です。
気になる人は実際に見てみるのが1番です。