便利で使い勝手のいいロボット掃除機、でもこんな機能もあったらもっと便利に?
人間に変わって日常の生活のあれこれをやってくれるロボット、昔からの夢でもありました。
考えてみれば、洗濯機だって洗い物をしてくれるロボットですし、冷蔵庫だって食品を守ってくれるロボットと言えるでしょう。
そう言う意味では結構昔から、ロボットに囲まれて生活していると言えるかもしれませんね。
しかしロボットと言えば、やはり動いて色々としてくれるものと言うイメージが強いものです。
ロボット掃除機は、そういう意味で生活家電ロボットの代表とも言えるものでしょう。
ロボット掃除機は忙しい人の味方
赤ちゃんを抱えたお母さんや、普段は仕事で家を空けている一人暮らしの人、身体に問題があって重い掃除機を使うのは難しい人などに、ロボット掃除機は大変にお役立ちの家電製品です。
何と言っても、他に仕事をしていたり留守をしていたりしても、勝手に掃除をしておいてくれると言うロボットですから、1台あると本当に便利ですね。
近頃では掃除が終わったり充電池が切れたりすれば、勝手に充電器に戻ってくれるタイプのものが普通に出ています。
また吸い込みだけでなく、フローリングの床などの乾拭き掃除なども出来る製品が、多く販売されてきています。
筆者は腱鞘炎を患った時に、このロボット掃除機が欲しくて仕方ありませんでした。
腕や腰などのトラブルがある時には、本当に普通の掃除機を使うのは辛いものです。
特にお年寄りの場合、躓いたりする危険もあるので使用が難しくなってきたりもします。
でも普段の掃除を怠けて、家の中が汚れてしまったり物が散乱するのは嫌だと言うのは、まあ当たり前のことです。
そんな時にロボット掃除機があれば、身体に負担無く家の中を綺麗に保つことが出来ますね。
一過性の怪我などはまあ、時間を置けば治るのでそれまで我慢と言う事も出来ますが、赤ちゃんを育てるのも加齢による腰痛なども長期に渡りますから、ロボット掃除機の使用は本当におすすめと言っていいでしょう。
たくさんの機能が搭載されるようになったロボット掃除機
販売された最初の頃には、単に部屋の中をぐるぐる回ってゴミを吸い取るだけだったロボット掃除機ですが、今や機能は多く搭載されて一層便利になっています。
上記した、充電器に戻ってくれる機能などは、家の中の危険も減らしてくれます。
掃除した後や電池切れで動かなくなったロボット掃除機が、部屋に放置されていたらかなり危険です。
歩き始めたばかりの赤ちゃんの怪我の元にもなりますし、大人でもうっかりしていれば躓いて転んでしまうこともあります。
また広い部屋の場合、ロボット掃除機が行方不明になることもあります。
家具の下などで充電池切れを起こして、そのままになってしまうことも初期には多かったようです。
筆者の知人の場合、お寺の本堂で使用したらさすがに広いのでしかもお道具が多いので、本格的に行方不明になってしまったそうです。
こういった場所で使う場合、勝手に充電器まで戻ってくれる機能は、本当に秀逸ですね。
また怪我などで腕や腰に不自由がある時など、勿論拭き掃除も思いのままにならないわけで、拭き掃除機能のついたロボット掃除機は二重にお役立ちと言う事になります。
人間の欲には限りがない?
こんなに便利な機能が付いたロボット掃除機ですが、もっと便利な機能をと望むのが人間の性です。
もしくは、ロボットって言うのにこれは出来ないの、と言う質問も各サポートセンターに集まっているようです。
まあつまりは、こういう機能も欲しいなと言う声とも言っていいでしょう。
家具の後ろも掃除して欲しい
これは結構皆さん欲しいと思っている機能では無いでしょうか。
家具の後ろの掃除と言うのは、やらなくてはいけないけど面倒な場所の一つです。
大体家具を動かして、その後ろを掃除と言うのは、やはり日常的な掃除の場合いささか非現実的だと言えるでしょう。
大掃除の時にやるのがせいぜいだと言う事ですね。
なのでこれをロボット掃除機にやってもらえたら、と言う意見は多いようです。
まあこの場合、腕のついたロボットでない限り無理だと言う事で、今のところは人力でやるしかないでしょう。
床に置いてあるものも片付けつつ掃除して欲しい
ロボット掃除機の場合、家具などにぶつからないようにセンサーがついている機種が殆どです。
もしくはぶつかったらすぐに、方向転換するような機能がついています。
なので床に物が放置されていれば、避けて通るわけですね。
この床に置いてある物を片付けつつ、掃除して欲しいと言う意見もあるようです。
まあこちらも、ロボット本体にアームがつかないとどうにも不可能と言っていいでしょう。
と言うかまあ、床の片付け位は当人でと言う事でしょうね。
しかし怪我した人などにはこの床の片付けも結構大変なので、実用化されると怪我人やお年寄りには大きなお助けになるでしょう。
壁や窓の掃除もして欲しい
壁も、特に喫煙者のいる家庭ではかなり汚れてしまいます。
窓は言うまでもなく、1回雨が降ればかなり汚れがついてしまいます。
しかしこれらも頻繁に掃除するのは、なかなか時間もかかり面倒なものです。
結果、大掃除の時にあまりの汚れにショックを受ける方も多いのではないでしょうか。
なので日々の掃除で、ロボット掃除機がこれもやってくれたらと言う声が上がるのも、当たり前と言えば当たり前ですね。
しかし実用化はと言いますと、垂直になっている壁や窓を掃除するのですから、動く動作は重力に逆らってと言う事になります。
残念ながら今の技術では、いささか難しいと言う感じです。
しかしこれが実用化されれば、面倒な窓掃除もあっという間、技術の進歩に期待したいものですね。
棚の上の掃除もして欲しい
普通の掃除機の場合、長いパイプ部分を外して手元に吸い込み口を持ってきて、棚の上の掃除をします。
しかしロボット掃除機の場合、これは今のところ不可能です。
とは言え棚の上だけ普通の掃除機でと言うのは、かなり不便だと言う声も聞こえてきています。
二重に掃除機が必要と言うのは不便だから、ロボット掃除機も棚の上の掃除が出来るようにして欲しいと言う事ですね。
実際これが実用化されたら、二重の掃除機の保有も必要なくなり、はたきなどの使用もしないで済むことになります。
完璧な掃除を、ロボット掃除機がしてくれることになるわけです。
風呂場掃除の出来るロボット掃除機が欲しい
主婦や主夫の最も面倒と思う家事の一つが、風呂掃除だそうです。
なのでこれをロボット掃除機がやってくれたら、と言うのは掃除をしなくてはいけない人の究極の夢かもしれません。
ロボット掃除機が勝手に、風呂場の床や湯船に壁を磨いてくれて、ついでに風呂釜パイプも掃除してくれたら、掃除の労力は激減しますね。
まあ壁や天井はともかく、床と湯船を掃除してくれるロボット掃除機の開発が待たれるところです。
これらは実際にサポートセンターに持ち込まれている意見クレームです
こんなロボット掃除機が欲しいなという意見を書いてきましたが、実はこの殆どがサポートセンターに持ち込まれている意見と言うかクレームなのです。
ロボットだから床の上の物も片付けてくれると思ったのに、片付けてくれないで止まってしまった。
ロボットなのに、家具の後ろに入って掃除してくれない。
等々のクレームが、届いていると言う事です。
ロボットと言う単語でイメージされる、自立して仕事してくれる機械のイメージが、独走した結果でしょうか。
とは言えこのクレームと言うもの、実はこうあって欲しいこうなって欲しいと言うユーザーの意見でもあります。
その実現に向けて各メーカーも、開発に力を入れているわけですので、この後のロボット掃除機の真価が待たれますね。
まとめ
あまりに便利な機械が多くなれば、人間は堕落するという見方もあります。
今でさえ昔に比べれば、格段に家事は楽になっているのだからこれ以上は、と言うのも事実でしょう。
しかし人間何があるか解りません。
急な怪我や出産に加齢と、出来れば機械の助けを借りたほうがいいこともあります。
掃除と言う日常の生活の必要行動ですが、これをロボット掃除機がやってくれると言う事で、本当に助かっている人も多いはずです。
ちょっと非現実的な機能のあれこれですが、実用化されるとまた格段に、便利になること間違いなしですね。