それって必要?フロントポケットがあるスーツケースのメリットとデメリット
スーツケースには、フロントポケットがついているタイプのものがあります。
フロントポケットがついているスーツケースは、一昔前はソフトタイプのスーツケースのみでしたが、最近ではハードタイプのスーツケースでフロントポケットがついているものも増えてきました。
でも、そうしてスーツケースにフロントポケットがついていることには、どんなメリットがあるのでしょうか?
またデメリットにはどんなことがあるでしょう?
他のカバンの必要がなくなる
スーツケースにフロントポケットがついていることのメリットを一言で言えば、他のカバンの必要がなくなるという点。
フロントポケットがついているということは、そこから簡単に荷物を取り出すことが出来るということです。
そこから簡単に荷物を取り出すことが出来るのですから、頻繁に取り出す可能性があるものはすべてそこに入れてしまえばいい。
たとえばフロントポケットがついていない場合、そうした頻繁に使用することが考えられるものは、スーツケースのほかに違うカバンをもって、そこに入れておかないとすごく不便でした。
いちいちスーツケースを完全にあけて、そこからものを取り出すということを頻繁にしないとならなくなるのは、すごく不便です。
でも、ただでさえスーツケースだけ手一杯になるのに、そこにさらに違うカバンまで持たないとならないとなると、非常に大変です。
だからできればスーツケース移動の時には小さいカバンなどは持ちたくない。
しかしスーツケースにフロントポケットがついていないと、そうするしかなかったのです。
ただスーツケースにフロントポケットさえついていればその小さなカバンは必要なくなります。
なので、移動がすごく楽になるのです。
それは間違いなく大きなメリットです。
コストの削減にもなる
それはついでに言えばコストの削減にもつながります。
小さなカバンがスーツケースのほかに必要だとなると、その小さなカバンを買わないとならないことが出てきます。
もちろん最初からそうした小さなカバンを持っていればいいですが、なかなかちょうど良いサイズのものはないものですよね。
大きすぎてもだめだし、小さすぎても意味がない。
ちょうどよいバランスのカバンが必要なのです。
それがないとなれば買うしかない。
でもそれには当然コストがかかります。
スーツケースにフロントポケットがついていれば、そこにコストがかからないので、コスト削減になることもあるのです。
収納がより楽になる
当然ながら、ただ一か所だけに収納するスーツケースよりも、こうしてフロントポケットがついていて、最低二か所に分けて収納できるスーツケースの方が収納が楽になります。
一か所だけにしか収納できないスーツケースの場合、収納する順番をすごく考えて収納しないとなりません。
よく使うものはなるべく取り出しやすい位置に配置しようと考えて入れないと、あとで大変になりますから。
でも、収納する際にいちいちそうして何かを考えながら収納するのは面倒ですよね。
収納をしていくスピードも遅くなりがちです。
もっと言えば、入れる順番で頭がいっぱいになって、収納し忘れるものが出てきてしまう可能性があります。
フロントポケットがついていれば、そうなる可能性は極めて低いです。
何故なら、よく使うものは自然と前に入れるので、フロントポケット以外に入れるものは、順番がどうなってもあまり問題はないから。
フロントポケットだって、取り出しやすいので、多少順番がめちゃくちゃでもそこまで問題はありません。
その結果、収納スピードが上がったり、忘れ物が減ったりするんです。
忘れ物が減るのもコスト削減に
こうして収納が楽になり、忘れ物が減ればそれもまたコスト削減につながります。
忘れ物をしたら、家にすでに足りている物でも、現地で買わないとならなくなります。
それは間違いなく無駄なコストです。
しかも、どこに行くのかにもよりますが、現地で買うものはやたらと高い可能性もありますよね。
たとえば観光名所の町などに行くと、そこでこしらえるものはたいてい相場よりも1.5倍から2倍くらいはしてきます。
場合によってはもっと高いこともある。
そのコストを削減できるのは、意外と大きいこともあるのです。
荷物を保護しやすくなる
フロントポケットがついていることによって、荷物を保護しやすくなるということも挙げられます。
フロントポケットがついているからといって、何故荷物が保護しやすくなるのかわからないという方も多いでしょう。
でも、フロントポケットがついていると、それによって荷物があまり揺れなくなることがあるのです。
というのも、フロントポケットは基本的にサイズ感が小さいです。
そのサイズ感が小さいところに荷物を詰めれば、荷物の周りに余計なスペースがなくなり、スーツケースの移動中に、荷物が縦揺れしたり横揺れしたりすることがなくなるのです。
だから、その分荷物に余計なダメージが行くことを防ぐことが出来るようになる。
それもフロントポケットのメリットなのです。
パソコンなどの精密機械は保護することも大切
スーツケースに、パソコンなどの精密機械を入れないとならないこともあるでしょう。
本来であれば、出来ればパソコンはスーツケース内には入れたくないところです。
パソコンは精密機械ですから、ちょっとした振動によって不具合が生じるようになってしまうこともありますから。
そうして不具合がおこってしまうと、使いたいタイミングでパソコンを使うことが出来ない可能性も出てきます。
それは一番避けないといけないところ。
だからなるべくスーツケースにはいれたくないところですが、どうしてもスーツケース内に入れないとならないこともあるものです。
そんな時には、少しでも振動を減らしてあげて、ダメージから守ってあげることが大切になります。
それが出来るのがフロントポケットなのです。
余計なスペースを減らして、少しでも振動をなくしてあげれば、精密機械でも問題なく運べることも出てきます。
そして何より、パソコンは比較的に頻繁に取り出すこともあるものです。
だから、フロントポケットが合っているということもあります。
デメリットは収納力が減ること
メリットはこのようにたくさんありますが、ではデメリットはどこにあるのか。
スーツケースにフロントポケットがついていることの一番のデメリットは、収納力の問題です。
確かに収納自体は楽になるのですが、収納が楽になる代わりに、全体の収納力は減りがちになります。
そのポケットがついているからといって、全体のサイズ感を大きくするわけにはいかない。
なので、同じ収納力のスーツケースの場合、ポケットの分だけ、大きな収納スペースの収納力は減ることになるのです。
その結果、全体の収納力が減ることが多いです。
そこまで荷物量を求めない人向け
なので、フロントポケットがついているスーツケースは、特にあまり荷物の量が多くならない人におすすめになります。
普段から荷物が多くなりがちな人は、このデメリットの影響をダイレクトに受けてしまうことがありますが、あまり荷物量が多くない人であれば、このデメリットは大した問題ではありません。
まとめ
スーツケースにフロントポケットがついていることのメリットは、他のカバンが要らなくなったり、収納が楽になったり、荷物の保護力が上がったりすることが挙げられます。
逆にデメリットは、トータルでの収納力が減ることになるという点。
これらのメリットデメリットをふまえて、フロントポケットがついているスーツケースがいいかそうでないか、よく考えてみてください。