キャスターに必要な機能とは?二輪キャスター付きキャリーバッグの意外な魅力
キャリーバッグは品質の良いキャスターがついているからこそ旅行中に便利に使うことができます。
キャリーバッグの選び方の基本としてキャスターの形状や機能などを十分に確認することが大切ですが、四輪キャスター付きキャリーバッグが主流となっている中で、二輪キャスター付きキャリーバッグにはどのような魅力があるのでしょうか。
ここでは、二輪キャスター付きキャリーバッグの意外な魅力をご紹介したいと思います。
二輪キャスター付きキャリーバッグの意外な魅力とは?
電車の中でキャリーバッグが動かない
四輪キャスター付きキャリーバッグの方が、荷物を360°角度で動かしやすいかもしれません。
しかし、このメリットとも言える特徴が時にはデメリットとなってしまうことがあります。
旅行中は様々な乗り物を利用して移動しますが、電車やバスに四輪キャスター付きキャリーバッグを持ち込んで移動する場合、乗り物が揺れる度にキャリーバッグがあちこちに動いてしまうので落ち着いて外の景色を眺めることができません。
このような場合には、キャリーバッグを横に置いておけば良いとお考えになる方がいるかもしれませんが、電車やバスの中でキャリーバッグを横に置くと場所を取ってしまいます。
その点、二輪キャスター付きキャリーバッグは、背面側だけにキャスターが組み込まれているのでキャリーバッグを立てた際にきちんと自立して電車の中でも動きません。
荷物をその場に立てて置くことで車内の限られたスペースを有効に使うことができます。
キャリーバッグの重量が軽くなる
キャリーバッグにはキャリーバーとキャスターが付いているので重くなることがあります。
特にキャスターを支える部分に金属が使われていると、キャリーバッグそのものがどうしても重くなってしまいます。
その点、二輪キャスター付きキャリーバッグなら、四輪付きのものと比較すると車輪が少ない分キャリーバッグの重量が軽くなります。
キャリーバッグは荷物を収納した後に全体的な重量が重くなってしまうことがあるので、荷物を軽くしたい場合には二輪キャスター付きキャリーバッグがおすすめです。
キャリーバッグがシンプルでお洒落に見える
さり気なく二輪キャスターが付いているキャリーバッグはデザイン的にシンプルでお洒落なので、旅行先でもキャリーバッグを含めたトータルのお洒落を楽しみたい方におすすめです。
内部にキャリーバーとキャスターが内蔵されているデザインのものもあるので、一見するとキャリーバッグに見えないかもしれません。
必要な時だけキャリーバーを引いてキャリーバッグを持ち運ぶようにすれば、移動中もスタイリッシュな印象を与えることができるでしょう。
二輪キャスターに必要な機能を教えて!
すり減りにくいタフな素材でできている
二輪キャスター付きキャリーバッグは移動中に荷物の重さが二つの車輪にかかってくるので、四輪キャスターと比較するとキャスターがすり減りやすい傾向があります。
このことから、二輪キャスター付きキャリーバッグを選ぶ時には、すり減りにくいタフな素材でできているキャスターが付いたものを選ぶことが大切です。
ゴム製のキャスターはスーツケースの走行が滑らかになる特徴を持ちますが、すり減りやすいところが欠点です。
プラスチック素材でできたキャスターがあるので、その中から移動中の衝撃を軽減する柔らかめの素材のものを選ぶと良いでしょう。
静音性のある構造になっている
キャスターの機能として外せないのが静音性です。
大きな音を立てるキャスターは移動中にストレスとなってしまうので、キャリーバッグを購入する際にはできるだけ静音性の高いキャスターが付いたものがおすすめです。
キャスターの静音性は素材よりも構造が重要なポイントとなっており、中には特許取得の構造となっているキャスターもあるのでより静音性が高いものを必要としている方におすすめです。
どのような道にも対応できる構造となっている
二輪キャスターは四輪キャスターと比較すると滑らかな動きが劣ることがあります。
しかし、一方方向にしか動かない構造となっているので、安定性のある移動が可能となるでしょう。
さらに、やや車輪が大きめの二輪キャスター付きキャリーバッグなら、どのような道でも安定的に荷物を持ち運べるのでおすすめです。
交換しやすい構造となっている
二輪キャスターは荷物の重さの負担がかかりやすいので、交換しやすい構造となっているものがおすすめです。
キャスターが部分的にすり減って移動しにくい場合でも、すぐに交換できれば安定的に荷物を持ち運ぶことができるでしょう。
面倒な手間をかけることなく交換できる構造であれば、いつでもキャスターをベストな状態に保つことができます。
二輪キャスター付きキャリーバッグの選び方
3WAYタイプのキャリーバッグを選ぶ
二輪キャスター付きキャリーバッグはキャスターがバッグの内部に付いていることがあるので、この構造を生かすためにも3WAYタイプのキャリーバッグがおすすめです。
ボストンバッグデザインのキャリーバッグは、キャリーバーとキャスターがどちらもバッグの内部に付いていて一見するとキャリーバッグに見えません。
ボストンバッグとして手に下げて持つ・斜めがけで持つ・キャリーバーを引いて持つなど複数の持ち方ができるので、旅先でのシーンに合わせて便利な持ち方を選択することができます。
また、リュックデザインのキャリーバッグも同様にシーンに合わせて持ち方を自由に変えられるので、二輪キャスターのメリットを生かすことができます。
使用しない時はキャスター部分が隠せるものを選ぶ
二輪キャスター付きキャリーバッグは、キャリーバッグのデザインをシンプルにお洒落に見せてくれるところが大きな魅力です。
必要な時だけキャリーバーとキャスターを使って手軽に荷物を持ち運びつつ、デザインの美しさを損ないたくない時にはキャスター部分が隠せるものを選ぶと良いでしょう。
リュックタイプのキャリーバッグの中には、リュックとして使用する際にキャスターカバーを取り出してキャスターを隠せるものがあるのでお洒落なリュックとして荷物を持ち運ぶことが可能です。
信頼できるメーカーのキャリーバッグを選ぶ
あまり知られていないメーカーの価格が安いキャリーバッグの中には、キャスターの作りが悪いものがあるかもしれません。
二輪キャスター付きキャリーバッグは二つのキャスター部分に荷物の重量がかかりやすいので、旅先で車輪が壊れることのないように信頼できるメーカーのキャリーバッグを選ぶことをおすすめします。
キャスターを取り替えたい時はどうしたら良い?
業者に交換してもらう
同じキャリーバッグを愛用しているとキャスター部分がどうしてもすり減ってくるので、定期的にキャスターを取り替える必要があります。
キャスターの交換に対応している業者があるので、問い合わせてみると良いでしょう。
公式サイトからメールで注文するか電話で注文する方法があります。
道具を揃えて自分で修理をする
自分で修理する場合には、替えのキャスター・半ネジ・金属用ノコギリ・ワッシャー・ナットを準備します。
キャスターに通してある金属棒をノコギリで切った後、古くなったキャスターを取り出し、穴に金属棒を入れてキャスターを通しナットを留めれば完成です。
まとめ
二輪キャスターには四輪キャスターにはない魅力がいくつもあります。
二輪キャスターの特徴を把握した上でキャリーバッグを選ぶようにすれば、旅行先で便利に使用することができるでしょう。
お気に入りのキャリーバッグは長く愛用したくなりますが、キャスターを定期的に交換していつでも快適に使えるようにしておきましょう。