スーツケースのお値段って何でこんなに差があるの? おすすめの値段帯とは?
はじめての海外旅行で張り切って、新しいスーツケースを購入しようと思う人は店頭を見て、まず驚くのがお値段です。
とんでもない価格から、逆に激安員商品まであまりにお値段に差があっって、これはもうどう選んだら良いのか迷うこと必至です。
また久しぶりに新しいものを購入と思った人も、以前以上に多い値段差に驚くかもしれません。
実際市場には、あらゆる値段のスーツケースが溢れかえっています。
ちょっと見ただけでこの値段の差
海外旅行の場合、そこそこのサイズのスーツケースを用意する必要があります。
このサイズも、値段に関わってきますが、まあ平均的に海外旅行に使用するサイズとして見てみることにします。
容量的に、60リットル位のもので充分に、海外旅行の荷物が入ることになります。
なのでこのサイズを基準に、見ていくことにしましょう。
このサイズのものだとそれこそ、最も種類も多く販売されていますので、これまたどれにするかが迷ってしまうところです。
何しろ安いものは1万円を切ってきますし、高いものだとある意味天井知らず10万円などという値段も見えてきます。
まあ中間をとっておけばというのが、大体の人の選択ですがしかしこれ、どの程度の金額を基準に選べば後のトラブルが少なく済むのでしょうか。
本体の破損や傷の付きやすさ、キャリーバッグの場合はキャスター部分の劣化まど、使用中に早速問題を起こされてはこれは困りますね。
値段的にどの程度のものなら、安心して使えるのかこれは掴んでおきたいところです。
大体何でここまで値段差が出来るのか
値段の差が出来るのにはいくつかの理由があります。
ノンブランド品であると値段は安い
スーツケースには誰でも知るメーカーがいくつかあります。
勿論お値段もそれなりです。
しかしそういったメーカー品ではないノンブランド品の場合、激安で市場に出すことが可能です。
こういったノンブランドの品の場合、多くは人件費の安い海外の工場で組み立てられます。
その後の検品も、人件費削減のため現地で行われることが多いのも事実です。
勢い、どうしても不備が出る可能性が多くなります。
しかし最も製造にかかる経費は人件費なので、それを削減して作られたノンブランドの品は、激安商品として市場に現れることになります。
ただこういったノンブランドのスーツケースの中にも、かなりいい性能のものがありますので、上手く見つけられればそれに越したことはありません。
有名メーカーのものでも激安スーツケースが
時に有名メーカーの名がついた、でもお値段がかなり安いスーツケースが出ていることがあります。
偽物では、と疑ってしまうことがあるかもしれませんが、これは激安製品に対抗してメーカーが特に作った製品です。
普通のお値段のものとは素材を少し変えたりすることで、値段を下げているのです。
つまり、普通の製品なら丈夫で軽量の素材を使っているところを、丈夫ではあるけれど重量はちょっと重いけれど原料費は安い物を使用したりするのです。
加えて工場も、格安の製品専門の工場に請け負ってもらうのですね。
パーツも多少劣りますし、キャリーバッグのキャスター音なども大きくなりがちです。
しかしメーカーの格安品なので、ブランド名にかけても決して悪いものは出せません。
なので、多少自重が重くなるとかのデメリット覚悟なら、購入に何ら問題はないことになります。
お値段の差は性能と材質の差
何でもそうですが、いい素材を使用すればお値段も上がってしまいます。
しっかりと手作業で仕上げたり検品したりすれば、これも値段に影響してきます。
1万円を割っているようなスーツケース
9800円とかで売られているスーツケースです。
旅行用品と考えなければ、まあどうということなく使用ができます。
と言うか普段使いなら、高いほうですね。
しかし手荒い扱いの海外の空港の荷物取り扱いなどに耐えられるかと言うと、ちょっと怪しいものがあります。
ここまで安い場合どうしても、本体の素材などもそれなりになりますし、各パーツも安いものになってしまいます。
またキャスター部分のつなぎや、キャスター本体の耐久性にも疑問が出てきますね。
1回だけの海外旅行だからとこういった品を購入するなら、レンタルのほうがおすすめかも知れません。
1万円台のスーツケース
この値段になると、60リットル位のスーツケースでもそれなりの品になります。
実はこの値段帯、見分けが難しい値段帯でもあります。
つまり、1万円以下程度の品を、わざとこの値段で売っているということも、無いではないからです。
逆に、高性能の素材も良いものがこの値段で出ていることもあります。
見極めが難しいので、通販よりも実店舗での購入がおすすめの値段帯です。
実際に見て持って、確認してください。
2万円から3万円くらいのスーツケース
有名メーカーの、60リットル前後のスーツケースだと最も多い値段帯です。
と言うか、この値段でのスーツケースが、メーカー品としてはおすすめの品だということです。
この値段のスーツケースなら、耐久性も自重も現状においての最も良い品だと言って過言ではありません。
迷ってしまったら、この値段帯のメーカー品を選ぶことをおすすめします。
何かあった時のサポートが付いているメーカーもありますので、安心して使えるのは事実です。
天井知らずにもっと値段は上がる
まあ実はこれ以上は普通に使う分には、不必要な値段のスーツケースになります。
スーツケースブランドではなく、所謂ブランド品のスーツケースとかですね。
持っていて優越感は得られますが、こう言ってはなんですが実用品として使用するには、あまり向きません。
性能や素材についても、2万から3万円台と殆ど変わりません。
何か特に目的がある場合以外は、こちらは選択肢に入れなくてよろしいですね。
スーツケースを値段で選ぶ時のポイント
サイズだけ決めておいて、後はお値段で決めるという場合、ポイントだけは抑えておきましょう。
値段と性能は比例しています
安かろう悪かろうと一概には言えませんが、それでもお値段と性能は比例しています。
コストを安く抑えている場合、どうしてもその分性能が劣ってしまったり、耐久性が落ちたりすることを忘れないでください。
出来れば値段重視のスーツケースを選ぶのには実店舗で
有名スーツケースメーカーの物を選ぶなら、通販でも事足ります。
公式サイトからでも簡単に購入ができます。
しかしお値段重視で選ぶ場合は、やはり実店舗で比較するのがおすすめです。
いくつかの品を比較して選ぶと、なお安心ですね。
安くても出物はあるので
安くても良い品が出ることはありますので、一度そういった品に当たったらそのメーカーを記憶しておくのがおすすめです。
次の購入の時に同じメーカーの激安品が同じだけ活躍してくれるかは、ちょっとわかりませんが、少なくとも選ぶ時の目安になります。
いい製品を作っている激安メーカーがあることも、また事実なのです。
迷いきってしまったらとりあえず
何がなんだかわからなくなってしまったら、とりあえず有名スーツケースメーカーのものを選んでください。
この中にも値段差がかなりありますので、自重やキャスター部の説明はよく読んで、納得できる性能のものを選ぶのがおすすめです。
まとめ
お値段激安というのは実際、大変に魅力的です。
特に海外旅行の場合、お金がいくらあっても足りない気がしないではありません。
出来れば荷物のコストなど、抑えておきたいですね。
とは言っても、安い品を変えて良かったと喜んで出かけて、現地で壊れたりしたら目も当てられません。
大事な荷物を守ってくれるのが、スーツケースです。
しっかりと予算に組み込んでいきたいものですね。