バックパックはどうやって洗う? 洗濯の7つのポイント
バックパックは、旅行や登山などでよく使われる便利なアイテムですが、手入れを怠っていると、すぐに劣化してしまいます。
劣化を防いで長持ちさせるためには、きちんと洗濯をしながら使うようにしましょう。
ただし、適当な洗い方をしていると、劣化を抑えることはできないので、常に正しい方法を意識することが大切です。
では、洗濯のポイントについて、詳しく説明していきます。
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汚れを確認する
バックパックの洗濯をするときは、いきなり洗い始めるのではなく、まずは汚れの確認をするところから始めてください。
目立つ汚れなどがあるときは、そこから取り除いていくことになるので、汚れの確認はとても重要です。
これを忘れてそのまま洗い始めてしまうと、汚れのひどい部分がどこなのか、きちんと把握できていないため、洗い残しが出る可能性があります。
一度洗ったあとで、そうした洗い残しを発見し、また洗い直さなければならないようでは、時間も手間も余計にかかってしまうので、事前の確認はしっかり行ってください。
特に、ヒップベルトの付け根などはかなり汚れやすいので、よく見ておくことが大切です。
また、壊れているところがないか、ついでにチェックすることも忘れないようにしましょう。
中の汚れも忘れずに
バックパックは、外側だけでなく、中の方にも汚れがあるので、しっかり開けて確認しておいてください。
中の汚れは見落としてしまうこともあるので、洗うときは注意しなければなりません。
旅行や登山で使うとなれば、どうしても外側の汚れがひどくなるイメージがありますが、バックパックには食品を入れることも多いので、中にも汚れがついてしまうのです。
特に、何かの液体がこぼれているときは、きちんと洗っておかないと、汚れが落ちにくくなったり、カビが発生してしまうことがあります。
そうしたトラブルを防ぐためにも、中身の確認を怠らないようにしてください。
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余計なものは取り除く
バックパックを洗うときは、邪魔になりそうなものをすべて外しておきましょう。
フレームやショルダーハーネスなどは取り外すことができるので、洗う前にチェックしておいてください。
また、ここでも中身を忘れないことが重要になります。
外側はチェックしていても、中に残ったものは失念していることがあるので、要注意です。
バックパックは水につけて洗うことになるので、濡れて困るようなものは入れておかないようにしましょう。
基本的なことではありますが、うっかり忘れてしまうことは実際にあるので、油断は禁物です。
洗う前の準備では、「内側と外側の両方を確認する」ということを、しっかり頭に入れておきましょう。
最初は部分洗いをする
バックパックを洗うときは、すぐに水につけるのではなく、まずは目立つところを済ませてしまいましょう。
最初に確認しておいた汚れを、スポンジや使わなくなった歯ブラシなどで、丁寧に落としていきます。
このときは、濡らしただけだと簡単には落ちないことも多いので、中性洗剤を使うのがおすすめです。
洗剤をつけたスポンジや歯ブラシで、優しく擦るようにしましょう。
また、ファスナーの細い隙間に挟まった砂などは、スポンジだと落とすのが難しいので、歯ブラシを使ってください。
ファスナーは見落としてしまうこともありますが、余計なものが挟まったままだと、開け閉めがスムーズにできなくなってしまうので、忘れずに見ておくようにしましょう。
桶や浴槽で押し洗いをする
目立つ汚れをあらかた落とすことができたら、次は水につけて洗うことになります。
桶や浴槽など、バックパックがまるまる入りそうなものに水をためて、洗剤を入れましょう。
そこにバックパックを沈め、優しく押し洗いをするのが、最も適切な方法になります。
しばらく洗っていなかったものは、水が濁るくらいに汚れが染み出てくることもあるので、念入りに洗っておきましょう。
このときは、普通に手で押しても構いませんが、足で踏み洗いをすると、全体をまんべんなく洗うことができるので、あまり汚れがひどいときは試してみてください。
つけ洗いもおすすめ
バックパックの汚れがひどいときは、押し洗いをしたあと、しばらく水につけておくことも効果的な方法になります。
2時間もつけておおけば、だいぶ汚れが落ちやすくなるので、新しくお湯と洗剤を投入して、最後の仕上げをしていきましょう。
この方法なら、大抵の汚れはしっかり取り除くことができるので、長持ちさせるためにはおすすめです。
すすぎをしっかり行う
バックパックを洗うときは、汚れを落とすことも重要ですが、そのあとに行うすすぎも、忘れてはいけないポイントになります。
洗うときは中性洗剤を使っているので、すすぎをしっかり行わないと、洗剤の成分が残ったまいます。
バックパックが劣化してしまう原因には、湿気の蓄積や直射日光などの他に、残ってしまった洗剤の成分もあるので、長く使っていくためには、しっかり洗い流しておきましょう。
すすぎをするときは、洗剤を溶かした水をいったん流して、新しくきれいな水をため、その中で洗ってください。
水が濁らなくなってきたら、汚れも洗剤もかなり落ちているので、あとは乾かすだけになります。
しっかり乾燥させる
洗い終わったバックパックを乾燥させるときは、まず水切りを行います。
ダラダラと水が滴るままでは、完全に乾くまでに時間がかかりすぎるので、浴室で逆さまに吊るして、しっかりと余分な水を落とすようにしましょう。
そのとき、特に注意しなければならないのは、背面のパッド部分になります。
背面パッドは、どうしても水を多く吸収してしまうので、何もせずに乾燥させようとしても、なかなか乾きません。
手で押して中の水を押し出し、十分に水切りをしてから乾かすようにしましょう。
陰干しがベスト
バックパックを乾かすときは、普通に洗濯物を干す感覚で、日当たりのよい場所に持って行きたくなりますが、それはよくない方法になります。
直射日光が当たると、紫外線で劣化が早まってしまうのです。
長持ちさせるために洗濯をしたというのに、最後の乾燥で寿命を縮めたのでは意味がありません。
そうした失敗をしないためには、陰干しにしてください。
日光が当たる場所ではなく、日陰で乾かす方法なら、余計なダメージを回避できます。
陰干しは乾きにくそうなイメージもありますが、風通しのよい場所であれば、日光がなくても乾燥させることは可能です。
しっかり乾かして、バックパックの劣化を防ぎましょう。
保管方法に注意
バックパックの洗濯は、完全に乾燥させたところで一応は完了ですが、せっかく長持ちさせるための手入れをしたのであれば、そのあとの保管方法にも気を配ってください。
洗濯が終わったバックパックを、直射日光がもろに当たる場所に置いていたりすると、劣化を防ぐことはできなくなってしまいます。
また、湿度の高い場所に入れてしまうと、カビが発生することがあるので、バックパックにはよくありません。
保管するときも、干したときと同じように、日陰で風通しがよい場所を選ぶようにしましょう。
まとめ
バックパックを長く使っていくためには、汚れをしっかり落として、劣化を遅らせることが大切です。
ただし、適当な方法で洗うのはよくありません。
汚れを見落としていたり、すすぎが完全でなかったりすると、自分では洗ったつもりでも、劣化を抑えることはできないのです。
本当に長持ちさせたいなら、ここで紹介したポイントをチェックして、正しい方法で洗うようにしましょう。