バックパックをぴったり体に合わせるには?チェックしたい4つのポイント
バックパックは、旅行をするときや登山をするときには、欠かせないアイテムのひとつです。
ただし、便利に使うためには、自分の体に合っていることが重要になります。
体に合わない状態だと、背負っているうちにストレスがたまってしまい、旅行や登山を楽しめなくなってしまうのです。
では、バックパックを体に合わせるときのポイントについて、詳しく説明していきましょう。
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フィッティングして選ぶ
バックパックをきちんと体に合わせるためには、まず選び方から注意しなければなりません。
体に合わせた背負い方をしたくても、そもそも合わせるには無理があるバックパックだった場合、うまくいかないことも多いのです。
したがって、確実に体に合わせるためには、自分にぴったりなバックパックを見極めることから始めるようにしましょう。
自分と相性のよいバックパックを選んでおけば、合わせるのは簡単です。
そこで注目したいのが、店頭でのフィッティングになります。
フィッティングとは、要するに試着のことであり、購入する前に実際に背負って確かめる方法です。
これをしっかり行っていないと、体に合わせることができないものを買ってしまう可能性があります。
背負ったときに隙間ができやすいものだったりすると、自分の体に合わせるのは難しいものです。
そうした失敗をしないためには、デザインや値段だけで決めないようにしましょう。
フィッティングをして確かめるようにすると、本当によいバックパックを見つけることができます。
背面長
バックパックのフィッティングをするときは、背面長との相性を確かめておくのがおすすめです。
もし長すぎたり短すぎたりした場合は、うまく背負うことができません。
背面長とは、首の後ろにある第七頸椎(うつむいたときに少し出っ張る部分)から、腰骨までの長さのことです。
バックパックがそれよりも長いと、ウエストベルトを締める位置が、不自然なほど下になってしまうことがあります。
逆に短すぎたときは、やたらと上に寄った変な位置になってしまいます。
そんなことでは、バックパックをきちんと固定できません。
バックパックを体に合わせるためには、ベルトを正しい位置で締めなければならないのです。
そのためには、忘れずにフィッティングを行い、自分の背面長に合ったものを見つけるようにしてください。
背面長のズレがないものであれば、体に合わせやすくなり、快適に使うことができます。
ウエストベルトが締まるか
バックパックのフィッティングをするなら、「ウエストベルトが確実に締まるか」ということも、見逃せないポイントになります。
ウエストベルトが短く、どうしても腰に回りきらないようでは、固定のためには役立ちません。
長すぎた場合は、締めているのにユルユルな状態になってしまい、安定性を得ることは難しくなってしまうのです。
そのため、フィッティングをするときは、ウエストベルトの締まり具合を念入りに確かめてください。
ウエストベルトの締まりに問題がなければ、体に合いやすいバックパックということになります。
これは、肩の負担を減らすためにも大切なポイントです。
ウエストベルトがまともに機能しなかった場合、バックパックの重量を主に支えるのは、肩のショルダーストラップになります。
その場合、チェストストラップがあったとしても、肩にかかる負担はどうしても大きくなってしまうのです。
肩の痛みを防ぐためにも、ウエストベルトが使えることをしっかりチェックしておきましょう。
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ショルダーストラップの位置
バックパックを体に合わせるためには、自分と相性のよい商品を選んだだけで安心してはいけません。
フィッティングをして慎重に選んだとしても、それを適当に背負ったりすると、うまく合わなくなることがあるのです。
せっかく自分に合うものを選んだのなら、正しく背負うようにしてください。
そこで注意しておきたいのが、ショルダーストラップの位置になります。
ショルダーストラップは、適当に肩にかけておけばよいわけではありません。
バックパックを体にフィットさせ、快適に背負うためには、適切な位置になっていることを確認するようにしてください。
アンカーポイントに注目
ショルダーストラップを正しい位置にするときは、アンカーポイントが肩甲骨のあたりに重なることを意識してください。
アンカーポイントというのは、ショルダーストラップの付け根の部分になります。
ここが適当な位置になっていると、ショルダーストラップが体に合わず、背負い心地も悪くなってしまうのです。
しかし、きちんと肩甲骨に当たる位置にしておけば、肩に沿って自然にフィットするようになり、快適な背負い心地になります。
バックパックを体に合わせて背負うなら、この点を必ずチェックしておきましょう。
チェストストラップの位置
バックパックを体にフィットさせるためには、チェストベルトの位置も重要になるので、なんとなく締めたりしてはいけません。
チェストストラップは、ショルダーハーネスをつなぐように締めるもので、バックパックの安定性を高めてくれます。
ただし、その効果が得られるのは、正しい位置で締めたときだけです。
やたらと上の位置で締めたりすると、本来の役割をしっかり果たすことができません。
チェストストラップを締めるなら、「こんなところかな?」といった雑な締め方をするのではなく、ちょうど胸の上を通る位置になっていることを必ず確認してください。
脇の下
バックパックを安定させたいなら、チェストストラップが鎖骨に近くなっていたり、お腹の方に下がっていたりするのはNGです。
体にぴったり合わせるための最適な位置は、脇の下と同じラインになります。
その位置にチェストストラップを合わせると、ちょうど胸の上になり、しっかりと固定するように締めることができるのです。
なかなか体に合わなかったりすると、ギリギリ絞めつけて安定させる方法を考えてしまいますが、それでは胸が苦しくなってしまうので、締めすぎはよくありません。
腋の下に合わせて締めれば、そのような無理な方法を選ばなくても、すんなりと体にフィットさせることができるのです。
コンプレッションストラップは忘れずに
バックパックを体に合わせるためには、側面のコンプレッションストラップも、確実に締めておく必要があります。
コンプレッションストラップは、意味もなくついているわけではありません。
バックパックをしっかり固定して快適に背負うためには、重要なポイントになります。
コンプレッションベルトを締めた状態だと、バックパックがぐっと体に引き寄せられることになります。
すると、背負ったときの隙間がなくなり、バックパックがぴったりとフィットしてくれるのです。
自分の背中とバックパネルの間に隙間があると、動いたときの揺れが大きくなったり、後ろに傾いたりすることが多いため、ストレスの原因になります。
旅行や登山を満喫するためには、そうした余計なデメリットは、なるべく排除しておきたいものです。
そのためには、コンプレッションストラップを締めたかどうか、忘れずに確認しておくようにしましょう。
まとめ
バックパックは、旅行や登山に必要な荷物をまとめて運ぶことができる便利なアイテムです。
しかし、体に合わないようだと、無駄な揺れが多くなったり、バランスが崩れやすくなったりするので、「不便で使いにくい」と感じることも多くなってしまうのです。
そのような失敗をしないためには、ここで紹介したポイントをしっかりチェックするようにしましょう。