マナー違反になることも?就活の面接でのスーツケースの取り扱い方
就活の面接には、基本的にはビジネスバッグで行くのが正解になります。
でも、スーツケースを持っていかないとならないという方も、中にはいるでしょう。
そうして就活の面接にスーツケースを持っていかないとならない時には、それにはそれの正しい取り扱い方があります。
そこでここではそんな就活でのスーツケースの取り扱い方について紹介します。
面接会場にそれを持っていくのはNG
まず基本的には、就活の面接会場にスーツケースを持っていくのはNGになります。
就活の面接会場にスーツケースを持っていくと、まず確実に邪魔です。
そして、スーツケースに入れないとならないくらいの荷物と言うのも、まず面接ではないはずです。
ということはつまり、面接に必要の無いものを持ってきているために、すごく邪魔になっているということになります。
もしそんな人がいたら、その人のことはどう思うでしょうか?
間違いなく常識がない方だと思うでしょう。
だから、就活の面接会場にスーツケースを持っていくのはNGとなるのです。
ロッカーに入れておくのが正解
ではスーツケースはどのように取り扱うのが正解になるのでしょうか?
一番の正解は、そもそもソレを持ってこないことです。
たとえ遠方から来ているなどのスーツケースを持ち歩かないとならない事情があったとしても、たとえばホテルに置いておくなりして、それを持ちだすべきではありませんでした。
しかしそれもできずにどうしても持ち運ぶしかないというのであれば、その面接会場の近くのコインロッカーに、そのスーツケースを入れて面接に行くと良いでしょう。
最近ではどこの駅でもコインロッカーくらいはあります。
なので、そこにそれを入れておけば、面接会場にスーツケースを持って行ってしまい、そのせいで失礼になるという事はなくなります。
持ち物で悪い印象を与えてしまうと、そこから面接でその悪い印象から回復させるというのは至難の業になります。
面接は時間もすごく限られていますから、ほぼほぼ印象で話が決まると言って過言ではないでしょう。
そうして印象で話が決まるのに、スーツケースのせいで印象を悪くしていたら、先行きが悪くなるのは当然です。
なので、そうならないように、スーツケースはロッカーに入れておくのがおすすめです。
持っていくしかない場合にはなるべく転がさない
もし、スーツケースを面接会場にもっていくしかない場合には、なるべくそれは転がさないようにするのがおすすめです。
基本的には持っていかないのが一番良いですし、たとえそれが無理でも、ロッカーにあずけておくのが最適だと言えます。
しかし、たとえばすでにロッカーが一杯だったりして、それも無理なこともあるでしょう。
その際には、持っていくという選択肢をとるしかなくなります。
何処かに置いておいて、それで誰かに盗まれでもした方がやっかいですから。
そうして面接会場に持っていく際には、転がさないのがおすすめなのです。
でも、なぜ転がさないのがおすすめになるのでしょうか?
音がうるさくない上に邪魔にならない
転がして移動させていると、まずころころと音がなりうるさいです。
それは周りの人に迷惑になるので、出来れば音は立てたくないところです。
持ちあげて移動していけば、まず間違いなくタイヤがコロコロなる音はなくなりますから、その分迷惑なく移動させることが出来るようになると言えるでしょう。
また、転がして移動させていると、スーツケースをやや倒して移動させることになりますから、縦のスペースもたくさんとってしまうようになるでしょう。
しかしそれでは、邪魔になります。
なので、やはり誰かの迷惑になってしまうのです。
持ち上げて移動していたら、もはや普通のバッグのように扱えるので、その分だけ邪魔にもならなくなるでしょう。
だから、面接会場にスーツケースを持っていかないとならない時には、持ちあげて移動するのがおすすめになるのです。
その配慮が見られている可能性もある
スーツケースを持っている就活生と言うのは、すごく目立つでしょう。
なので、それを持っていると人から見られることも多いはずです。
そうして人から見られている時に、なるべく音やスペースの問題で迷惑にならないようにしようと思って、スーツケースを持ち上げていたら、それも見られることになるでしょう。
すると誰かにその配慮を気づいてもらえる可能性も出てきます。
もちろんそれと同じくらい、そんなものを持ってくるなんて非常識だと思われる可能性もあるわけですが、どうせ持っていくしかないのであれば、それをプラスに働かせられるようにするのがベストでしょう。
そのためにも、是非スーツケースは持ちアゲて移動していってください。
必要書類などはまとめて違うバッグに入れておく
もしどうしてもスーツケースを持って面接会場にいくしかないとしても、必要書類などは、まとめて違うバッグに入れておくのが正解だと言えます。
面接では、いきなり面接室に通されるというパターンもあるでしょうが、多くの場合で、まずは待合室的なところに通されることでしょう。
そして場合によってはそこに荷物を置いておいて良いこともあります。
そうなったら、そこにスーツケースを置かせてもらい、そしてその中に用意しておいた別のバッグを置いて面接にいけば、スーツケースの違和感や失礼感はなくなります。
なので、もしそれを面接会場にもっていくしかなくなったとしても、それを置いておけることを想定して、ビジネスバッグタイプの、書類をまとめておけるバッグは持って行くべきだと言えるでしょう。
まとめておけば取り出す際にも取り出しやすい
また、たとえスーツケースを置いておけないとしても、スーツケースの中に別のビジネスバッグなどを入れて、それで書類をまとめておけば、いざスーツケースから面接用の書類を取り出す際にも、スムーズに取りだすことが出来るようになると言えるでしょう。
そこでスムーズに取り出すことができれば、そこで印象を下げることはなくなるでしょう。
でも、そこでごちゃついていて、時間がかかったりしたら、「そんなカバンでくるからじゃん」と思われて、印象が悪くなってしまうのです。
それは残念なので、そうならないように、やはり書類の類はまとめておくべきなのです。
少しでもシックなスーツケースを持っていく
もしどうしても面接にスーツケースを持っていかないとならなくなったとしたら、少しでもシックな印象を与えることが出来るスーツケースを持っていくように意識していきましょう。
そうすれば、それを面接会場に持って行っても、そこまで印象が悪くならなくなる可能性も出てきます。
シックで真面目に見えるものであれば、そこまで印象を下げなくて済むこともあるのです。
なので、シックで真面目に見えるような、黒の小さめのスーツケースを選ぶのが良いでしょう。
黒はまず間違いなくシックに見えますし、小さめというのも、旅行感が無くなりシックに見える要因の一つとなります。
だから是非そういうスーツケースで行くようにしてください。
まとめ
スーツケースを就活で使う際には、これらのことを参考にしていってください。
たかがバッグのことではありますが、こんなことで印象を悪くして、貴重なチャンスを一つつぶしてしまったりしていたら、それはすごく勿体ないことになってしまいます。
なのでそうならない為にも、スーツケースはこうして正しく取り扱っていってください。