旅行用のバックパックにうまく荷物を詰めるコツは?注意したい5つのポイント
旅行用のバックパックに荷物を詰めるときは、適当な入れ方をしてはいけません。
何も考えずに荷物を詰めると、どうしても入らないものが出てきたり、中がゴチャゴチャになったりするので、あとから困ることになってしまいます。
それを防ぐためには、正しい詰め方を意識しておくことが大切です。
では、荷物を詰めるときに注意すべきポイントを紹介していきましょう。
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本当に必要なものを見極める
バックパックにうまく荷物を詰めるためには、詰め始める前の段階で注意すべきことがあります。
それが、「何を入れるのか」ということです。
どんなに工夫しても、バックパックの容量をオーバーするほどの量では、すべて詰め込むことはできません。
そのため、まずは荷物の選別が必要になります。
旅行のときは、テンションが上がってしまい、いろいろなものを入れたくなってしまうこともありますが、ただ持って行きたいものを選んでいたのでは、失敗してしまいます。
バックパックに入れるのは、本当に必要なものだけにしておきましょう。
現地で手に入らないものを
荷物を選別するといっても、初めての旅行だと、何が必要で何が不要なのか、よくわからないこともあります。
そんなときは、現地調達について考えてみましょう。
現地でも普通に購入できるものなら、バックパックに入れて持って行くことはありません。
必要なときに買い足せば、特に問題はないのです。
そのため、荷物を絞り込むときは、現地では買えないものだけに注目して選んでください。
この方法なら、無駄な荷物が増えることはなく、コンパクトにまとめることができます。
本当に大事なものは入れない
これは、飛行機を利用するときの注意点になりますが、貴重品や電子機器、薬などはバックパックに入れないでください。
そうしたものは、バックパックに入れて預けるのではなく、手荷物として飛行機の中に持ち込むようにしましょう。
なぜなら、万が一ロストバゲージが起こったとき、バックパックに大事なものを入れたままにしていると、とても困ることになってしまうからです。
ロストバゲージとは、預けたものが紛失してしまうことであり、海外旅行でまれに起こるトラブルのひとつです。
実際に起こったときは、「まさか自分がそんな目に遭うなんて」と驚くことも多いですが、可能性がゼロではない以上、しっかり対策をしておかなければなりません。
なくなって困るようなものは、肌身離さず持っておくようにしましょう。
特に、薬には注意してください。
いつも飲んでいる薬などをバックパックに入れておき、もしロストバゲージが起こってしまったら、大変なことになります。
そのような事態を避けるためにも、バックパックに入れるものを考えるときは、大事なものをしっかり分けておくことが大切です。
割れるものに注意
バックパックに入れない方がよいものとしては、ガラスや陶器などもあります。
そうした割れやすいものは、バックパックに入れていると、いつの間にか破損していることが多く、とても危険です。
ガラスや陶器を旅行に持って行きたいなら、クッションとなるものでしっかり包み、手荷物として携帯するようにしましょう。
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軽いものから入れる
バックパックに入れるものを絞り込んだあとは、いよいよ詰めることになりますが、そのときは、ただ放り込んだりしてはいけません。
荷物を詰めるときの基本的なコツは、まず軽いものから入れていくことになります。
これは、バックパックを背負ったときのことを考慮した詰め方です。
重いものから順に入れていく方法だと、バックパックがずっしりと重くなるため、背負っていると疲れてしまいます。
しかし、最初に軽いものを入れて、その上に重いものを乗せていく方法なら、重さを強く感じることはありません。
また、重いものを背中の方に寄せるようにすると、重心が安定するので、さらに背負いやすくなります。
「とにかく入ればいい」という雑な考え方で詰めてしまうと、あとから困ることになるので、こうした注意点はしっかり押さえておきましょう。
バランスをとる
軽いものを先に詰めたとしても、荷物の配置がどちらか一方に偏っていると、バックパックのバランスが悪くなってしまいます。
重心が安定していないと、背負ったときの違和感が強くなってしまうので、気をつけて詰めるようにしましょう。
バランスを考えるなら、無造作に入れるのではなく、左右対象になるように意識することが大切です。
それなら、どちらかに傾くようなことはありません。
衣類は圧縮
軽いものからバランスよく詰めていく方法は、バックパックのパッキングの基本ですが、そこに注意していたとしても、衣類をそのままにしていると、うまくいかないことがあります。
衣類は、たとえ薄いシャツだったとしても、意外とかさばるものなので、ただ詰め込もうとすると失敗してしまいます。
そこでおすすめなのが、圧縮袋を使い、衣類をコンパクトにしてしまう方法です。
圧縮袋でギュッと圧縮してしまえば、スペースが圧迫されることはありません。
それなら、バックパックの中をよりきれいに整頓することができるのです。
圧縮袋は、100均でも普通に購入することができるので、ぜひ試してみてください。
用途が同じなら一緒に
バックパックに荷物を詰めるときは、取り出すときのことを考えて、きちんと整理しておくことも大切です。
バランスよく詰めることができても、何がどこにあるのかわからず、必要なものを見つけるのに時間がかかってしまうようでは、いざというときに困ってしまいます。
それを避けるには、用途が同じものを、なるべくまとめて入れるようにしましょう。
例えば、石鹸とシャンプーがそれぞれ離れた場所に入っていたのでは、入浴したいときに素早く取り出すことができません。
両方を別々に探さなければならず、とても効率が悪くなってしまうのです。
しかし、石鹸とシャンプーをまとめて入れておけば、どちらも一度に取り出すことができるので、余計な時間はかかりません。
他にも、はさみとカッター、レインコートと傘など、同じことに使うものは、できるだけ一緒に入れておくようにしましょう。
お土産のスペースを確保する
バックパックに荷物を詰めるときは、あまりパンパンにしてはいけません。
隙間なくギュウギュウに詰め込むのではなく、少し余裕をもたせて、あとから荷物が増えても大丈夫なようにしておきましょう。
そうでないと、現地でお土産を購入したとき、入れるところがなくなってしまいます。
これは、旅行ではありがちなミスなので、十分注意してください。
バックパックのパッキングでは、必要なものをすべて詰め込むことばかりに集中してしまい、残りのスペースを気にしていないことがよくあるのです。
しかし、現地での買い物を考慮すれば、やはりスペースの確保は重要です。
いくらきれいに詰め込むことができても、買ったものが何一つ入らないバックパックでは、便利に使うことができません。
お土産をしっかり購入して、旅行を満喫するためにも、必ずスペースを空けておくようにしましょう。
まとめ
バックパックに荷物を詰めるときは、つい適当に放り込んでしまうこともありますが、あとのことを考えれば、きちんと正しい方法で行うべきです。
入れてはいけないものを入れたり、バランスが悪い詰め方になったりすると、余計なストレスのために、せっかくの旅行を楽しめないことがあります。
そんなことにならないように、ここで紹介したポイントを参考にして、上手にパッキングしていきましょう。