知ってるのと知らないのとでは大違い、スーツケースの活用術!

スーツケース

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これから初めてスーツケースを購入しようという人であれば、頑丈で軽くて、コンパクトで、それでも沢山入るスーツケースを欲しいと思うことでしょう。

実際には、頑丈なもの程重くなる傾向がありますし、運び易いコンパクトなスーツケースは、余り沢山入らないというデメリットがあり、どこかで妥協して選ぶことになります。

一度買ってしまった以上、あとはそれをとことん活用したいものです。

その為には知恵が必要になってきます。

ここでは、スーツケースのそんな活用術を紹介していこうと思います。



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必要な時に、必要なものを出せるように

或る程度の荷物の量で、飛行機で旅行する場合、機内に持ち込む荷物と、手荷物として預ける荷物とに分かれます。

勿論、とてもコンパクトにまとめて、全部機内に持ち込むという人もいるでしょうし、逆に全部大きなスーツケースに荷物を入れて手荷物として預け、手ぶら同然で機内に入る人もいるでしょう。

しかし、機内で出し入れしたいものがある場合、機内に持ち込めるサイズのスーツケースに入れるのがおすすめです。

パスポートや航空券、財布などは身に付けて機内に持ち込むことになりますが、ノートパソコンのような精密機器、コンタクトレンズ、持病の薬やもしもの時の頭痛薬・胃薬、また、移動が長時間となる場合の途中の着替えなどは、預ける手荷物のスーツケースに入れてしまうのではなく、機内持ち込み荷物として、それ用のサイズのスーツケースに入れます。



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機内な液体を持ち込むには?

機内には液体の持ち込みが規制されていて、国際線では100ml(g)以下の容器に入れることとされています。

仮に150ml入る容器に50mlしか入れてなくても、容器が100mlを超えているという理由で持ち込み禁止になってしまいます。

サラサラした液体だけでなく、歯磨き粉やクリームタイプ、ジェルタイプの塗り薬も液体として扱われます。

容器は小さめのものを用意しておくことが必要です。

スキンケア用品も、国際線の機内に持ち込めるリッターバッグのセットを売っているので、利用すると良いでしょう。

離乳食や医薬品であれば、例外的に容量の更に大きい容器でも持ち込める場合がありますが、離乳食でも500mlを超えない容器が安全です。

医薬品の場合、処方箋や診断書のコピーを提示できるよう、準備しておくことをおすすめします。

移動の途中で出し入れする必要のない液体であれば、預ける荷物としてスーツケースに入れて預けます。

そちらは、液体だからと言って制限はありません。

重くて固いものから詰めていく

移動中のスーツケースの姿勢のどちらが上になり、どちらが下になるかを考えて、それに合わせた詰め方の順番を守ることが大切です。

原則は、重くて固いものから詰めていきます。

結果として、そうした重くて固いものがスーツケースの下の方に収納されることになります。

その上に、軽くて柔らかいものを詰めていくのです。

例えば、電気電子製品は固くて重いものとなります。

パソコンなどがそれに該当します。

もしそうした重くて固いものが上の方に収納されていると、下の柔らかいものを押し下げるようにして沈んでいき、スーツケース内に空間ができてしまい、衝撃を受けた時にスーツケース内で激しく動いて壊れてしまう恐れがあるのです。

電気電子製品以外でも、例えば靴を持っていきたいのであれば、これも重くて固いものに該当します。

やはり先に靴をスーツケースに入れます。

靴のヒールがスーツケースの内壁または隅に接するように入れます。

同じ衣類でも、生地が重くて固いものを先に詰めます。

デニムなどあれば、重くて固いので先に入れます。

その上に、軽い衣類を詰めていくのです。

ハードケースの場合の上下は、どう考える?

手荷物として預けるような、或る程度大きなハードケースタイプのスーツケースの場合、航空会社による積み卸しで放り投げられることもあり、上下がいつも一定の姿勢になることは考えられません。

そこで目安としての考え方を紹介します。

スーツケースは、縦置きした場合、上がハンドル側、下がキャスター側になります。

また、床置きした場合、上が蓋ケース、下が底ケースとなります。

そう考えれば、底ケースのキャスター側に、重くて固いものを詰め、蓋ケースのハンドル側に軽くて柔らかいものを詰めれば、一番無難ということになります。

例えば、靴や傘、本などは重くて固いものですから、底ケースのハンドル側に収納します。

同じ底ケースのハンドル側は、スーツケースを縦置きした時のことを考えて、軽くて柔らかい荷物である下着やセーターといった衣類を収納します。

蓋ケースは、衣類や雑貨を収納することにして、キャスター側に比較的重くて固い生地のもの、例えばジーンズやスカートを収納します。

蓋ケースのハンドル側は、軽い衣料品であるTシャツやYシャツ、それに雑貨などを収納します。

衣類は、畳むのではなく、丸めて

衣類をスーツケースに詰めていく時、家でタンスに入れる時のような畳み方をするのではなく、丸める方法がおすすめです。

スーツケースに入れたい衣類を、それぞれ丸めて準備し、重くて固いものから詰めていきます。

丸めることで、スーツケース内の限られたスペースを、隙間に至るまで有効活用できるようになるのです。

また、衣類のシワも防げるのです。

ビジネス用のスーツでも、丸めてコンパクトに収納でき、しかもシワにならないので、出張の時におすすめです。

大きな衣類を丸める時、ソックスや下着など小さめの衣類を丸めたものを巻き込んで、形が均一になるようにすれば、更に省スペースの収納を実現できます。

衣類を詰めていくと、スーツケースの中があらかた埋まっていきますが、なお隙間のあるところに、残りの丸めた衣類を詰めるようにするのです。

壊れ物のクッションに、衣類を活用しよう

重くて固いものが下になるように詰めることが望ましいのですが、ソフトケースのキャリーバッグタイプの場合、外からの衝撃を受けると、中の例えば電気電子製品、それに壊れ易いお土産などが割れたり、破損したりする恐れがあります。

原則は、パソコンやドライヤー、シェーバーといったものは下になるように詰めるのですが、保護の為にわざわざ緩衝材でくるむと、その分かさばってしまい、他の荷物を減らさなければならないこともあります。

その時、どうせ丸めて入れる衣料品が緩衝材替わりとして役立ちます。

この場合、衣類やタオルなどでくるんだ電気電子製品は、スーツケース内のどの方向の内壁とも直接接することはなく、必ず間に衣類がクッションとなって隙間を埋めてくれているのです。

底の部分も、衣類が緩衝材の役目を果たしてくれます。

このようにすれば、壊れ物の荷物を守ることができ、しかもわざわざプラスチックの緩衝材を使わなくても、どうせ荷物として詰める衣類を活用できるので、無駄に荷物を増やさなくて済むのです。

衣類圧縮袋でスペース確保

持って行く衣類を丸めて隙間に詰め、緩衝材も兼用させる方法を紹介しましたが、温暖な場所への旅行と違い、寒冷な場所への旅行となると、かさばる衣類が増えて、どう工夫してもスーツケースがすぐに一杯になってしまうことがあります。

ならば、例えば100リットルといった最大容量のスーツケースを新調すればいいかと言うと、大きくて重いスーツケースは旅の移動中は負担が大きくなるので、出来れば避けたいところです。

そこで、かさばる衣類を今あるスーツケースに詰め込む奥の手として、圧縮袋があります。

衣類がまさにペチャンコになるので、省スペースですし、衣類を湿度からも守ってくれます。

飛行機の中では、気温や湿度が大きく変化し、時にスーツケースの中で結露してしまうことがあるのです。

そんな時、衣類が圧縮袋に収納されていれば、濡れずに済むのです。

家に置いておく時も、収納場所として活用

旅行の時には必要なスーツケースですが、普段家に置いておける収納場所が無いという理由で、スーツケースをレンタルする人もいます。

確かに、旅行以外の時に家のスペースをとるスーツケースには、悩まされる人も少なくないでしょう。

しかし、スーツケースが旅行荷物を収納できるのならば、家でも収納場所として使えない筈はありません。

スーツケースには鍵やロックが付いているので、大事なものを保管する場所として適しています。

例えば通帳や印鑑、証書類といったものです。

防災時の持ち出し袋を用意する人は多いと思いますが、背負って持ち出す場合に限らず、自宅に非常用として保管しておきたい飲料水や非常食など、保管場所が必要です。

そんな時も、スーツケースがおすすめです。

旅行の時に衣類を詰めることが多いスーツケースは、家でも着ない衣類を収納しておく場所としても活用できます。

まとめ

スーツケースは、例えば飛行機での旅行の場合に、機内に持ち込みたい荷物の収納にも使えます。

手荷物として預けるスーツケースもそうですが、原則は、重くて固いものから詰めていくようにすると、大切なものを守りながら運ぶことができます。

かさばる衣類も、丸めてスーツケース内の隙間を埋めていくようにして、壊れ物の緩衝材替わりにすると、省スペースで収納できます。

また、家に置いておく時も、衣類をはじめ貴重品や防災グッズの収納場所としても活用できます。







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