重い荷物を軽々しかも両手の使えるバックパック、上手く使う方法と注意点は
日々の買い物から通勤通学用、旅行には勿論のこと使い勝手のいいバックパックです。
まあ本来の使用目的である登山やトレッキングも、これ無しでは始まりません。
重い荷物も、手に下げたり肩にかけるよりも軽く感じることが出来ますし、両手が自由に使えるのはバックパックの強みです。
でもこのバックパック、ちょっとした入れ方やストラップの調整で、もっと使いやすくなるのですよ。
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沢山の荷物や重い荷物を運ぶために
元々が登山やトレッキングのために使われていたバックパックです。
多くの荷物を運ぶのは勿論、安全のために両手が使えるように工夫されて作られました。
またその大元は、や山野で狩りをする人のために、狩りの獲物が運びやすいように考案されたとも言います。
また軍隊でも装備として使われています。
どの目的も、大きなそして重い荷物を運べて、しかも手が自由に使えなくてはならないというのが共通ですね。
これだけ便利なのですから、日常生活での使用されるようになったのは当たり前とも言えます。
まあ日本の場合、小学校に入れば通学用のランドセルという、まさにバックパックの1種を使うようになるのですから、大変にお馴染みです。
今では高齢者も、何かあった時に手が使えて危険を防げるという便利さから、お出かけにバックパックを使用する人が増えています。
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バックパッカーという言葉もあります
近頃ではあまり使われなくなったかもしれませんが、まだまだバックパッカーの皆さんは世界中をバックパックを背負って旅しています。
これもまた、旅行での荷物を楽にしかも安全に運ぶのに適していること、また移動も楽なことで旅行用のバックパック使用は当たり前になっています。
大きすぎれば機内に持ち込めませんが、そこそこのサイズなら持ち込むのも可能なので、荷物の受け取りの時間も無くて済むというのはありがたいところです。
筆者の場合、普通のスーツケースに加えてバックパックを背負って海外旅行に出ています。
これだとスーツケースになにかあったときのための一泊分の荷物くらい、バックパックに軽く入るので安心なのです。
スーツケースとバックパックの組み合わせなら、1ヶ月分の荷物は充分に運べますね。
まあバックパッカーの皆さんの場合、それこそ登山用のバックパックサイズのものを使用している人もいますので、筆者など比べ物にもなりません。
ついついやってしまうこと
こんなに便利なバックパックなので、ついやってしまうことがあります。
それは荷物の詰め込みすぎです。
気がついたらかなり重くなっていたというのは、誰でも経験していることですね。
とは言っても、勿論登山用のバックパックならかなりの耐荷重を誇っています。
普段の日常生活の荷物なら、バックパック自体には問題はありません。
問題になるのは、背負っている人間の方ですね。
上手く利用してきちんとサイズなども選んで使用しないと、腰痛などの原因にもなっていまいます。
これは避けたいところです。
バックパック購入の時にサイズだけは把握を
普段使いと言っても、そこそこに使用が見込まれる時には、それなりに選ぶ必要があります。
おしゃれ使いの場合は、まあ別だと思っておいてください。
身長の差は胴体の長さの差
何しろ背の高い人から低い人まで、あらゆるサイズの人が存在しています。
簡単な話、150センチの身長の人と190センチの身長の人では、胴体の長さにも大きな差が出ます。
下半身と上半身が同じ比率だとしても、20センチの差が出るわけです。
という事は、この2人の人が同じサイズのバックパックを使うというのは、正直無理がありますね。
身体にもよくありませんので、ここはしっかりと身体の丈に合わせてバックパックのサイズを選びたいものです。
目安としての測り方
一応重い荷物を入れる前提での購入の場合、身体のサイズをまず簡単にでいいので測っておきましょう。
バックパックのサイズとして目安になるのは、第7頚椎から腸骨までの長さです。
首の骨の一番下の出っ張りから、ウエストの辺りまでと思ってください。
この長さで、サイズを決めるのがおすすめです。
バックパックの場合、容量でサイズが出ていますが、この容量から大体のサイズが分かります。
SMLなどで表記されているサイズですが、Mサイズで腸骨までの長さが41センチから51センチ位までと思ってください。
バックパック自体のサイズは、荷物の容量を指していますので、たくさん入れたいからと言って身長以上のものを購入するのは避けたいですね。
使用する時にちょっと注意したいこと
さていざ使用、という時にもちょっと注意は必要です。
楽に荷物を運べて、しかも身体への負担を少なくするためにも、荷物の詰め方などに注意してください。
重いものはどこに入れたらいい?
普通のスーツケースなどの場合、重いものは底辺に入れるものです。
荷物を置いた時のバランスなどを考えると、まあそれが妥当線ですね。
しかしバックパックの場合、最も重いものを入れるのは、背中に当たる部分が無難です。
ストラップなどでのサポートがありますので、この位置に入れるのが負担が少なく軽く感じられるのです。
次に重いものは、下の方に入れておきます。
あとは大体普通に、軽いものを上の方に入れておきます。
旅行や混雑した場所に出かける時、また治安の良くない場所に行く時などに加えて、登山の時もですが背面を守りたいですね。
フロント部分には服を入れておくのが、防犯面でも安全と言えます。
ストラップは飾りではありません
おしゃれ用とかビジネスバッグ使用のバックパックではなく、実用のバックパックの場合、身体の前面に回せるストラップがついていますね。
これはしっかりと使用しておきたいです。
上の方についているのが、チェストストラップです。
ショルダーストラップがずれないようにしてくれます。
下の方についているのが、ヒップベルトです。
これをしっかりと締めておくと、バックパックの重量がしっかりと支えられますので、重量が重くなった場合は必ず使用してください。
またこの部分に小物入れがついているものもあります。
スマホやデジカメなど、ちょくちょく使用するものを入れておくと、便利に取り出すことが出来ます。
ストラップの調整に順番も気をつけて
普段使用する場合、まずショルダーストラップの長さを決めるものですが、大きなバックパックで重い荷物を運ぶ時には順番が変わってきます。
背負ったら、まず最初にヒップストラップの調整をしてください。
ここに大きく重量がかかってきますので、しっかりと締められるように調整します。
その後にショルダーストラップの調整に入ります。
ショルダーストラップの取り付け位置が、肩甲骨の中間に来るようにするのがベストです。
ここまで調整して後、チェストストラップの調整をします。
筆者のちょっとした経験談
まあ筆者も、ずいぶん長くバックパックは愛用しています。
それほど重いものを入れているつもりはなく、なのでショルダーストラップだけで背負っていました。
ただ問題だったのは、段々と荷物が増えてしまっていたことです。
実際にそれほどの重量のものは入れていなかったのですが、ちょっとした必需品が溜まっていって、結果かなりの重さになってしまったのです。
でまあ結果ですが、腰に来てしまったのですね。
腰痛です。
これにこりてその後、チェストストラップやヒップストラップを面倒がらずに使用するようになりました。
実際、肩にかかる重さが激減されたのには驚きました。
肩に重さがかからなくなったので、結果的に腰への負担も減ってくれたのです。
まとめ
バックパックのありがたさは、かなりの重さのものでもかさばるものでも、手軽に運べるところにあります。
しかし手軽に運べるからこそ、気がついてみたら身体に負担をかけていたということもあるのです。
購入時のサイズの確認や、使用する時のストラップの調整や使用も、その後の負担を減らすために大きく役立ってくれます。
ちょっとした注意でもっと使い勝手が良くなるのですから、その点も注意していってみませんか。