1人で呑気に旅をしよう、スーツケースはどんなものがおすすめ?
何時もはみんなとワイワイ旅行していても、ふと一人旅をしたくなることもありますね。
予定にも縛られず、行きたいところに行く一人旅もあれば、パッケージツアーを1人で申し込むという手もあります。
ホテルと航空機だけ抑えておいて、あとはのんびりと風の吹くままと行き先を決めたり、一箇所でまったりしたりと一人旅はわがままに時間を過ごせる旅です。
さてそんな一人旅に行く時に、スーツケースはどんな物を選ぶのがおすすめなのでしょうか。
目次
一人旅用のスーツケースというものは別にない
ここで、一人旅用のスーツケースはこういったものが出ています、と言えれば割と面倒なく決められるのですが、特にそういったものはありません。
団体旅行用のスーツケースがないというのと、同じことですね。
とはいえ、1人での旅行ですし、特に海外ともなればやはりスーツケースも注意をはらいたいものです。
例えばパッケージツアーなら、移動の殆どがしっかりと決められていますし、添乗員やガイドも一緒です。
現地での観光も、バスを使用することが多いですね。
また他の国に移動する時にも、空港までの移動手段はしっかりと確保されています。
荷物も、ホテルの決められた場所に持っていけば、後は手間もかからずにバスなどに積み込んでもらえます。
早い話が、荷物を自分で運ぶという行動が、非常に少ないのですね。
それに比べると一人旅、荷物の移動は自分でと言うのは当たり前のことです。
出来れば、これが一人旅に最適のスーツケース、というのを作って欲しいと思ってしまっても、仕方のないことかもしれませんね。
一人旅だと荷物の移動も自分で
自由な時間の代わりに、自己責任が増えるのが1人での行動です。
まあこれは旅行に限ったことではなく、普段の生活でも同じことですね。
とはいえ特に海外旅行の場合、大きな荷物の移動という、有形の行動が伴ってくるわけです。
これが出来なくては、一人旅は不可能ということになります。
もしくは現地の行動すべてを、貸し切りのタクシーでという贅沢になってしまいます。
荷物への責任も、移動の責任も自分で負うのが一人旅です。
なので普通の、友人との旅とかパッケージツアーの時の荷物よりも、ちょっと気を配ってスーツケース選びしなくてはなりません。
特に力に自信のない人の場合、スーツケースの自重という大きな問題を、まず解決しておきたいですね。
一人旅と一言で言っても種類が
さて簡単に一人旅と行っても、完全に自分一人で移動から観光まで全てする場合と、パッケージツアーを1人で申し込む場合があります。
このパッケージツアーも、ホテルと航空機に主な観光だけで後はフリーというのと、完全に観光も食事も予定されているものがあります。
後者の場合、ほとんど荷物には問題は出てきません。
ガイドさんなどが運んでくれますので、移動にもそれほど問題は出てきません。
しかし前者の場合は、これは場合によっては荷物に関しても結構自分でということがありますので、完全な一人旅と同じように考えておくほうがいいですね。
一人旅用にスーツケースをと思った時、この旅行のスタイルのどれに当てはまるか、まず考えておきたいところです。
一人旅の時の荷物の問題とは
では完全な一人旅の時、荷物の移動や管理に出てくる問題は何なのか、考えてみましょう。
スーツケースプラス荷物の重量
中に入る荷物自体の重量に加えて、スーツケースの自重を考えておかなければなりません。
あまり力に自信のない人の場合、特にこれは大事なことです。
完全なバリアフリーというのは、残念ながらまず実現されていないと言って過言ではありません。
自分で運べるサイズと、持ち上げて少しは歩けるだけの余裕が欲しいところですね。
荷物の管理セキュリティについて
実際これが結構、一人旅でのネックになります。
例えばトイレです。
トイレ自体も広いという保証はありません。
また個室に持ち込むことが出来るかどうかも、これは現地のその場になってみないとわかりません。
誰かと一緒の旅なら、ちょっと見ていてねの一言で、代わる代わる行くことも出来ますが、一人旅だとこれがかなり面倒なことになるのも覚悟しておくほうがおすすめです。
移動がスムーズに行くかどうか
重さにも関係してきますが、現地の道路の状況なども行ってみたいとわからないことが多いです。
誰の助けもないのですから、移動が少しでも楽になるようなタイプのスーツケースを、選んでおきたいですね。
現地の人が親切で手を貸してくれることもありますが、悲しいことに親切だけとは限らないこともあります。
できるだけ自力で、解決したいところです。
一人旅を前提にしたスーツケース選びの前に
さてそれでは、完全一人旅をするために適したスーツケースを選ぶ前に考えておきたいこともあります。
まず最初に行き先の国の状況を把握
幸い今ではネットという便利な情報収集手段があります。
出発前に出来るだけ、旅行先の国の道路状況等を把握しておくのがおすすめです。
例えばヨーロッパの古い国々に行く場合、正直なところ道路事情はよろしくありません。
整備はもちろんされていますが、石畳の道が多いのです。
これが魅力のひとつなのですが、この道をキャリーバッグをひいて歩くのは、かなり大変です。
そうした事情の把握、情報の収集を最初にしておきたいですね。
旅行日数と移動の多少を把握
一つの国の1つのホテルを起点として、その周囲やその国をしっかりと見て回りたい場合、移動は最低限ですみます。
つまり大きなスーツケースを持っていても、それほど辛いことにはならずに済むということです。
しかし、旅行日数の許す限り何カ国も見て回りたいという時には、これは出来るだけ持ち歩きやすい軽いスーツケースにしたいものですね。
もしくはバックパックを利用するのが、おすすめです。
自力での移動ですので、ここでへたばってしまわないように、スーツケースなら軽くてコンパクトなものがおすすめです。
筆者の個人的経験も混ぜた一人旅用のスーツケースの選び方
これ、と断言できればいいのですが、いくつかこういった旅にはこの手のスーツケースというのをご紹介します。
一箇所に腰を据えての旅行の場合
荷物自体の移動が少ないので、大きめのスーツケースでも対応ができます。
大きなスーツケースが一人旅におすすめなのは、何よりも管理がしやすいということです。
大きいスーツケースなら荷物も最小限で済みますので目が行き届きやすいですね。
キャリーバッグタイプのものでも、キャスター付きのスーツケースでも使いやすい方を選んで下さい。
これに折りたたみできるバックパックやトートバッグを、何かの際の助っ人として入れておくと便利です。
筆者はこの大きなスーツケース1つでの旅行を、若い頃はやっていました。
トイレなどに行く時にも持ち込みやすいですし、荷物の管理が楽でした。
しかし重いことも事実ですので、年令とともに段々と複数荷物になっていったのも事実です。
移動が多い複数の国を見て回る場合など
この場合も、体力と力に自信があるなら、大きめのスーツケース1つというのも勿論、管理しやすく面倒がありません。
しかしこういった場合、移動を少しでも楽にするために、キャリーバッグタイプのスーツケースにするのがおすすめです。
キャスター付きのスーツケースでもいいのですが、4輪のキャリーバッグだと引くことも身体の脇に引きつけて移動も可能なので便利です。
道の事情が良くない場合、4輪で移動がかなりきついことがありますので、2輪でも移動の出来るキャリーバッグはおすすめです。
ただ現地の道の状態もありますので、キャスターの作りには注意を払って下さい。
あまり安価なものだと現地で壊れると言うこともあります。
一人旅に特に慣れていない人の場合、それでパニックになってしまうこともありますので、多少高くてもしっかりしたものを選ぶのがおすすめです。
期間が短い旅行なら
期間が短くてそれほど遠出しない場合は、機内持ち込みサイズのものがおすすめです。
特に一人旅、女性の一人旅の場合安全面を注意すべきなので、持ち込み荷物で手元におけるというのは安心できるものです。
長期の旅行だとちょっと難しいですが、短期なら機内持ち込みサイズのものがおすすめです。
これも出来るだけ自重の軽いキャリータイプが、管理しやすく使い勝手もよろしいです。
最後にこれもちょっとした注意です
一時ほどではありませんが、日本人はお金を持っていて狙いやすいと言った、困った風潮がまだ残っている国もあります。
日本人だとバレなければいい、ということで、荷物にもちょっと注意を払って下さい。
特にスーツケースですが、日本人御用達と認識されているのが、ハードタイプ素材のキャリーバッグです。
何故か預け荷物サイズのスーツケースには、ハードタイプのものと決めてかかっている人が多いですね。
これで実は、日本人だと認識されてしまっていることがあるのです。
筆者、ボロボロのつぎの当たったビニールのスーツケースで、太平洋を何往復もしましたが、一度も盗難も何もあっていません。
ある意味、ちょっとボロな荷物の方が一人旅には安全かもしれませんね。
一人旅の場合、こういった注意も少しだけ心に留めておいて下さい。
まとめ
これが一人旅用のスーツケース、と言うのは個人差もあり、断言は難しいです。
ただやはり、誰も手伝ってくれないという前提での旅ですので、荷物は軽くしておくのに越したことはありません。
第一に、自重の軽いスーツケースを選ぶことです。
そして行き先の国の道路事情などにも合わせて、キャリーにするか手持ちにするかも決めていけば、一人旅でも支障少なく旅行が楽しめますね。