自宅での掃除にスチーム洗浄機は必要?スチーム洗浄機は使う場所も考えて!

高圧洗浄機と並んで、汚れ落とし用の機械の代表に挙げられるのが、スチーム洗浄機です。

高圧洗浄機と違って、80度から100度位までのスチームが汚れを落としてくれるので、このほうが使い勝手が良さそうと手を出す人も多いですね。

実際、普通の水を高圧で出す高圧洗浄機よりも、熱い蒸気で掃除するスチーム洗浄機のほうが、汚れによっては効き目が強いのも事実です。





思っているよりも強い洗浄力があるかも

さて、掃除に使うのに便利そうだと手が出てしまいそうになる、これらの掃除道具ですが、購入前にやはり使えるかどうかを考えておく必要があります。

元々はプロの掃除業者の使っている機械ですから、それより強さは加減してあると言っても、かなり高度な掃除機械ではあります。

自宅のどの汚れにも使用できるかと言うと、そういうわけでもありません。

フローリングの床にしても、ワックスが剥がれてしまったりということもあるのです。

また家具についても、直接使用はしなくても高温の蒸気が降り掛かった時に、傷つくこともないとは言えません。

普通の掃除器具と違って、それなりに気をつけなくてはいけないことがいくつかあるのです。

効き目の強い薬はその分、副作用も強いものです。

こういった機械も同じことで、高度な機能を持つ機会を使用する時には、やはりそれなりの注意はしなくてはなりません。





自宅で本当にスチーム洗浄機は役立つのか

フローリングの床が殆どで、床も綺麗にしたいという場合は、ワックスの問題などがなければスチーム洗浄機での掃除はおすすめです。

また和室の畳にも、スチーム洗浄機での掃除は、ちょっと意外ですが非常に役立ってくれるのです。

しかしフローリングにしても畳にしても、古くなったものに使用するのはいささかためらわれます。

また他にも同じことで、網戸掃除に使おうと思ったら、網戸自体が古すぎて使えない、穴が空いてしまったなどということもあります。

まずは自宅で使用が可能か、どこに使用したいのかをはっきりさせる必要がありますね。

でないとせっかく購入しても、クローゼットの肥やしになるだけです。

初購入時に気をつけておきたいこと

ついコマーシャルなど見て、これは良さそうと手を出す前に、いくつか考えておきたいこともあります。

スチーム洗浄機はどのタイプが良いのか

スチーム洗浄機と一言で言っても、タイプは色々とあります。

大きく分けて、ハンディタイプ、モップタイプ、キャニスタータイプの3つです。

用途に応じてこの中から選んでいきたいですね。

ハンディタイプは細かなところの掃除に向いていますが、広い場所への対応はちょっと難しいです。

モップタイプは名前の通り、床などの広い場所には使い勝手が良いタイプですが、細かい場所への対応がいまいちです。

キャニスタータイプは、水もたくさん入りますし、広い場所から細かい場所までの対応が可能です。

ただキャニスタータイプの場合、サイズが大きくなるので収納場所の確保が必須になります。

どの部分に使用したいのか明確にしてタイプを

広い床を掃除するのをもっと効果的に、キッチンの油汚れをしっかりと落としたい、バルコニーを綺麗にしたいなどなど、希望はたくさんあるでしょう。

ただ最大の使用目的をはっきりさせておかないと、結局使えない機械なってしまう可能性もあります。

もしキッチンのコンロなどの汚れや、風呂場の汚れを中心に落としたいなら、大きなタイプのものは逆に使い勝手が悪くなります。

広い床やベランダやバルコニーの場合、ハンディ型だとどうしても上手く使用できませんね。

広い場所だけの場合、モップタイプが適任です。

家の中全部をできるだけと、これはキャニスタータイプの出番になります。

普通の掃除機と同じように、広い場所から棚の上まで掃除ができるので、オールマイティーに使用ができます。

大きいタイプと小さいタイプの差はここにも

勿論まず使用箇所をはっきりさせて購入がおすすめですが、それに加えてこちらにも注意が必要です。

当たり前といえば当たり前なのですが、小さいタイプの場合タンクも小さくなります。

結果、連続して使用できる時間も短くなるということです。

キッチンのコンロの掃除と風呂場だけ、と言う場合なら使い勝手も良く狭い場所でも楽々使えますが、長時間の使用ができないと広い場所の掃除は辛いですね。

タイプの選択には、この点にも注意をしてください。

使用する際に気をつけておくことは

機械というものはどんなものでも、注意して使用することが必要です。

まずは使用説明書をよく読んでください。

特にスチーム洗浄機の場合、高温スチーム使用の掃除器具なのです。

やけどには注意

もうこれは基本的な注意事項です。

スチームは大体、80度から100度位で出ています。

これが直接肌にかかれば、やけどするのは当然のことです。

熱湯よりはマシ、と軽く考えずにその点は注意をじゅうじゅうしてください。

特に小さなお子さんのいる家庭での使用は、お子さんが近づかないようにしていただきたいですね。

また吸水の時に、熱くなった場所に手が触れてやけど、などという声も上がっています。

重ねて注意をおすすめします。

温度差によるガラスなどの破損

大掃除の季節には、高圧洗浄機もスチーム洗浄機も大活躍です。

高圧洗浄機の場合は、低音による凍結が心配されますが、スチーム洗浄機はそちらは問題ありません。

ただ、寒い時期に窓ガラスの掃除を屋外からやった場合、温度差でガラスが壊れることがあります。

外気温が上がってからとか、暖かい日にとかの工夫をして使用してください。

網戸にも注意が必要かも

網戸というのは、非常に汚れがつくものです。

しかし手作業での掃除は、面倒で時間もかかります。

なのでこういった洗浄機の出番になるわけです。

スチーム洗浄機で網戸の汚れは大変にきれいに落ちますが、問題点としてはここでもスチームの温度です。

スチームの温度で、網戸の素材にもよりますが、溶けてしまうことがあります。

汚れが落ちない場所があるからと、あまり集中して一箇所に長時間スチームを当てるのは、止めておいたほうが無難ですね。

まあ古い網戸はこういった機械での掃除で破れやすくもなります。

そこにも注意してください。

特に主婦や主夫に気になるのがこれ

スチーム掃除機を使って家中綺麗にしたいけど、でも問題はお値段とそれに加えて消費電力ですね。

本体のお値段は

まあ正直これは、ピンからキリまでです。

性能の差がお値段の差、と言うのは機械関係では当然のことですね。

激安品も勿論あって、ものによってはキャニスター型でも5000円を切る値段でも出ています。

安心なブランド品の場合、2万円台と見ていいですね。

お試しに購入するにしても、ある程度以上の性能のものがおすすめです。

消費電力はどのくらい

使用時に気になるのがこれです。

タイプによって差があるのかと思われがちですが、そうでもありません。

消費電力は1000Wか1500Wになります。

めちゃくちゃ電力を食うわけでもないので、割と安心して使用ができますね。

まとめ

スチーム洗浄機はそのスチームという特徴のおかげで、使い勝手の良い洗浄機の一つに挙げられています。

元々はプロの掃除用具だったのですが、今では家庭でも使われるようになりました。

しかし安易に購入してしまっても、使い切れないとせっかくの洗浄機が無駄になってしまいます。

使う場所、使いこなせるかも考えた上での購入を、おすすめしたいところです。