お手軽になったスチーム洗浄機で衛生的に効率良くお掃除
昨年末は休祭日がまとまったためか、クリスマスというより大掃除という家が多かったみたいです。
例年になくご近所も掃除機の音が延々に聞こえるなど、引っ越しでもするのではないか!?
と怖くなるくらい白熱しており、いつもは埃が溜まっている手すりや側溝までピッカピカ…家もやらねば汚れが目立つと、非常に焦りました。
極めつけは、何か工事でも入っているのか!?
と思われるようなスチーム洗浄機を使った若いお父さんのお掃除姿、ちょっとうらやましいけれど驚きです。
スチーム洗浄機を使用したお掃除はかなり本格的に見えます。
家にも以前1台あり使用していたことがありますが、最近の製品はかなり小型化して価格も安価になり使い勝手良くお手軽になったようです。
スチーム洗浄機の威力
スチーム洗浄機は、高温・高圧の水蒸気の噴射によって、洗剤を使用せずにこびりついた頑固な汚れを浮き上がらせて洗浄できる器具です。
かつては高価な製品でしたが、現在の価格は高くても15,000円前後、5,000円以下で購入可能になっています。
アタッチメントの種類も多く付属するようになり、色々な使い方も可能になっています。
スチーム洗浄機の用途先
スチーム洗浄機は、主にキッチン周りのフローリング床や換気扇・ガスレンジ・シンク等の油汚れの付着に効力を発揮します。
浴室や窓のサッシ清掃でも有効です。
絨毯の毛に深くこびりついた汚れの付着を浮き上がらせ、元通りに近いフカフカな感じによみがえらせる効果も得られます。
家庭だけでなく、汚れが溜まりやすいスモールオフィスにもおすすめです。
スチーム洗浄機のメリット・デメリット
スチーム洗浄機には洗浄したい場所や汚れ具合など用途により、サイズや加熱・高圧・給水などの機能も変わります。
用途から外れると思ったような効果が得られないことや時間がかかってしまう事もあるため、購入前はどのような商品であるかを知っておいた方が良いです。
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スチーム洗浄機のメリット
スチーム洗浄機で簡単お掃除といえども、もちろん洗浄後のふき取り作業はあります。
しかし通常の汚れを落とす際の腰を曲げた姿勢を長時間取ることはなく、手を動かす動きを最小限に抑えられるため、体の負担が軽くなります。
また間近に見たくない汚れ、出来れば触りたくない汚れてしまった場所、掃除したくても難しい触れない細部など、難しい汚れを手早く洗浄できるメリットがあります。
高温スチームを利用するため殺菌も同時にでき、ウィルスが居そうな場所にも効果的です。
年末のお掃除で北側のテラスの手すりをスチーム洗浄機でお掃除している姿を見ると、気持ちはわかる感じです。
寒い場所で青コケや汚れが付着したお掃除はサッサと済ませたい感じです。
雑巾の掃除であれば何度も捨て直し、ゆすぎ直して擦らなければなりませんが、スチーム洗浄機を使うと一瞬に近い感覚で綺麗になっていくため効率よく心と体の負担が軽く済みのです。
スチーム洗浄機のデメリット
スチーム洗浄機のデメリットは、音がうるさい点です。
業者による下水管掃除の際のポンプ音に近い音がします。
屋外で行っていると、ちょっと大げさな感じで周囲の人の目を集めてしまう事もあります。
ほとんどの視線は衛生的な掃除をしているという良い視線なのですが、スチーム洗浄器を知らない人によっては、何か消毒しなければならない事でもあったのかと見られてしまいます。
また、洗浄場所によっては一戸建ての家屋であれば問題ありませんが、集合住宅の場合、上層階では階下に噴射の飛沫が飛んでしまう場合もあります。
小型のハンディタイプのスチーム洗浄機は、給水量も少ないため、一度で掃除できる時間が5~10分と短いというのも難点です。
機種にもよりますが基本的に給水して再びお掃除を続けるためには、ある程度本体の熱を冷ましてからでないと危険なため、作業をいったん中断しなければなりません。
掃除したい場所が沢山ある場合はじれったくなってしまいます。
いくらハンディとはいえある程度の収納スペースが必要な器具という事もあり、年数回の使用のためにどうかと思われる時もあります。
家庭用スチーム洗浄機のおすすめ製品5種
スチーム洗浄機は大きく分けると5種類があります。
最近はアタッチメントが多く付属し、コンパクト化が進んでいるため重複する製品もあります。
評判の良い製品をタイプ別にご紹介いたします。
ボイラータイプ
使用中は給水タンク全体の水を加熱して高圧噴射するため、給水することができないものの、パワーと高温で洗浄力に優れていいます。
ピンポイントで集中的に汚れを落とせます。
女性視線では、見た目のゴツさが少々気になります。
商品例:Holife スチームクリーナー スチーム洗浄機
似たような外観の製品がいくつかありますが、中でも評判の良い製品です。
パネル式
スチームの噴射口であるノズル先がパネル型をしているため、広い範囲の平な場所を手早く洗浄できます。
パネルに接した部分の水分がスチームとなるため、圧力をかけ噴射力で洗浄するボイラー式に比べると洗浄力は穏やかです。
途中給水ができるのが利点です。
高い所の壁面や、フローリングや絨毯の目に詰まった汚れを浮き上がらせてくれます。
商品例:アイリスオーヤマ STM-304N スチームクリーナー コンパクトタイプ
ロングホースが便利なコンパクト設計、アタッチメントも豊富です。
本体を持たずに置いて使用できます。
スティックタイプ(パネル式)
垂直に立てて置ける掃除機のようなスティックタイプもあり、パネル式とハンディタイプの良いとこどりをしたような中間のタイプは、収納がすっきりできる利点があります。
意外に大きいのですが、コードレス製品はモップみたいにして使えます。
商品例:アイリスオーヤマ スティックスチームクリーナー STP-201
ハンディタイプ
片手で持ち上げて噴射できるコンパクトなハンディタイプは、気軽で収納スペースをあまり取らずも楽ですが、1回の噴射時間が5分ほどと短いのが難点です。
気軽に頻繁に利用したい人には向いています。
商品例:iSiLER(アイサイラー)
アタッチメントが多く付属し、手のひらサイズ約1.4kg、価格もこなれており初めての人でも購入しやすい親しみやすさがあります。
amazonでも売れ筋で評価が安定している商品です。
キャニスタータイプ
モップのようなノズルと柄がついた掃除機のような外観、タンクが大きいため給水を気にすることなく30分程連続して長時間使用できるタイプで、広い家や長時間清掃に向いています。
ノズル先が付け替えられるタイプは用途が広がります。
大型で収納スペースを取るのが難点です。
商品例:ケルヒャー(KARCHER)SC2 EasyFix
ドイツブランドで耳にしたこともある人も多い製品です。
日本のアイリスオーヤマの同等の製品と性能の違いはそれほどないようです。
結局のところスチーム洗浄機はどれが良いか
スチーム洗浄機の種類や機能はそれほど豊富ではないため迷う事はありませんが、外観を含め類似商品が豊富にあります。
海外の有名メーカーから国産まで玉石混合状態です。
用途や製品自体の好み、向き不向きがあるものの、評判の口コミレビューを参考に選ぶと大きな間違いはなさそうです。
国産のアイリスオーヤマ
全てのタイプで一定の水準を達成しており評判は良く、女性に好まれるデザインが開発されています。
耳慣れない海外製品が不安の場合は、まずおすすめです。
海外製品
安価でも使用勝手が良く好評を得ているタイプがある一方で、外国製品独特のゴツさや大きさでとっつきづらく感じる人もいるようです。
まとめ
日本の家屋は狭いながら湿度が高い気候で、ヨーロッパ大陸に比べると埃が付着し非常に汚れっぽいのが特徴です。
スチーム洗浄機はその様な汚れを洗浄するだけでなく、近年流行を繰り返す埃に紛れて蓄積するウィルスも高温殺菌できるのが魅力です。
コンパクト設計でお手軽で安価になってきているため、まだ使ったことがない人にはおすすめできる商品です。