稼働音や水しぶきに気を付けろ!高圧洗浄機はご近所さんに迷惑をかけないように使おう
高圧洗浄機の稼働音の大きさで驚いたことはありませんか?
実際使ってみると思っていたより音が響きますし、水しぶきも結構飛びますよね。
掃除の効率を考えれば多少のデメリットは目を瞑れますが、そう思っているのは使用者だけ。
ご近所に配慮して使わないとクレームがくることもあります。
高圧洗浄機を使う時には気遣いが必要。
しかし、難しく考えないでも大丈夫です。
ちょっとしたポイントを押えれば隣人トラブルを避けられますよ。
高圧洗浄機の何がご近所さんを困らせているのか
高圧洗浄機がご近所にどんな迷惑を与えているか紹介します。
使用感は稼働させないと分かりませんが、些細なことで隣人と揉めるのは避けたいところ。
事前にクレーム内容を知っておくと対策がとれますよ。
稼働音がうるさい
「音がうるさい」これが一番多い高圧洗浄機のクレームです。
高圧洗浄機の場合、掃除機のように短時間で作業が終わるとは限りません。
大掃除で使用する人も多いですし、どうせ使うなら時間をかけて徹底的に汚れを落としたいと思いますよね。
しかし、他人の家の掃除事情などご近所さんには関係ありませんから、きちんと配慮しないと掃除中にクレームが入ることになります。
人間がうるさいと感じる生活音の数値は70db以上です。
40~60dbくらいが理想的、ちなみに掃除機の稼働音は70db程度。
クレームを避けたいなら70db以下の製品を選びたいところです。
水しぶきが飛散する
高圧洗浄機でよくあるクレームのもう一つは水しぶきの飛散です。
ベランダの手すりやウッドデッキを掃除していて、水しぶきがお隣の敷地に飛んでしまった。
最悪の場合、洗濯物やベランダ一面を濡らしてしまうこともあるため十分に注意しましょう。
逆の立場で考えると、わざとじゃなくても腹が立ちますよね。
また、風速や風向きが影響して水が飛び散ってしまうことも。
想定外の被害に繋がることもあるため、その日の天候によっては使用を中止しなくてはいけません。
ご近所さんに配慮した高圧洗浄機の使い方
高圧洗浄機はパワフルで手の届かない場所へのお掃除に最適。
やはり便利なものは便利ですから、せっかく買った高圧洗浄機を使わないのは損です。
工夫や対策をすればご近所からのクレームを防げるので安心してください。
早朝や夜間の使用は避ける
稼働音が気になるのは高圧洗浄機だけではありません。
掃除機や洗濯機などは時間を工夫して使いますよね、高圧洗浄機も同じようにご近所迷惑にならない時間帯で使えばいいのです。
平日は朝8時以降、昼間や人が出払っているタイミングでもいいでしょう。
土日や祝日なら朝10時以降、休日はゆっくり寝ている人も多いためご近所への気配りを忘れないこと。
夜は9時までが限度です。
早朝や夜間などは外で活動している人が少ないため音が響きます。
外からの雑音で高圧洗浄機の稼働音がまぎれる時間帯がベストですよ。
事前に声かけをしておく
事前に「明日の○○時~○○時まで高圧洗浄機を使います」「○○日~○○日まで使用します」「ご迷惑をおかけするかもしれません」と一言伝えておくのもおすすめ。
音や水しぶきの心配があると知っていればご近所さんも対策がとれますし、多少のことには目を瞑ってくれます。
大掃除のシーズンや短時間の使用なら大げさかもしれませんが、万が一ご近所からクレームがきた場合はきちんとお詫びすることも忘れずに。
また、業者に大掛かりな掃除を依頼する場合も挨拶周りは必須です。
業者に掃除を依頼すると音や水の問題、そして車の出入りがあるため事前に伝えておかないと迷惑をかける恐れがあります。
業者側からご近所への声かけを提案してくれる場合もありますが、そうでないなら自分で行いましょう。
雨の日に使用する
雨の日にあわせて高圧洗浄機を使うのもアリです。
雨が降っていると水しぶきや稼働音を誤魔化してくれます。
洗濯物も室内干しにしている可能性があるため、晴れの日より神経質にならなくてすみます。
野外の汚れなら雨が洗い流してくれるので掃除効率もアップ。
ただし、高圧洗浄機本体が防水設計じゃない場合は長時間濡らさないようにしましょう。
自分が隣人の高圧洗浄機で迷惑している場合
イライラしていてもクレームを直接伝えてはいけません。
清掃業者に依頼しているなら業者に、そうでない場合は管理人さんを通してご近所に伝えます。
業者を使っている場合、依頼者は作業の規模が分かっていない可能性があります。
親切な業者なら内容をしっかり依頼者に説明し、ご近所への声かけも行いますが、全ての業者がそうだとは限りません。
直接本人に怒鳴り込むのではなく、会社側にクレームを入れるのがマナーです。
業者を使っていないなら管理人を通して伝えます。
第三者を挟むことでお互い冷静になれますし、直接クレームを入れて逆ギレされたら怖いですからね。
些細なことで隣人トラブルが発生することもあるため慎重に行動しましょう。
ご近所迷惑を避けたいなら静音タイプの高圧洗浄機
ご近所トラブルを避けたいなら静音タイプの高圧洗浄機がおすすめ。
水圧・重さ・値段などは商品選びの際に重要ですが、静音性にも注目してください。
モーターの種類や設計によって稼働音を抑えることができますよ。
内臓モーターの種類で稼働音が変わる
高圧洗浄機で使用されるモーターは3種類です。
この種類によって稼働音に違いがでるので静音性が気になるなら事前に確認しておきましょう。
「静音」「静穏」などの表示を探してもいいですが、モーターの種類を見た方が早いですよ。
【稼働音の静かな順】
- インダクションモーター
- ユニバーサルモーター
- ガソリンエンジン
インダクションモーターは稼働する際にパーツ同士の摩擦が少ないため静かです。
耐久性も優れています。
ユニバーサルモーターはパーツ同士が摩擦するので甲高い音が響きますし、安価ですが性能面ではインダクションに劣ります。
ガソリンエンジンは工業用の高圧洗浄機で使われているためパワーや稼働音がけた違いです。
高級品で重さも凄いため家庭用には向いていません。
水冷式がおすすめ
インダクションモーターには空冷式と冷水式がありますが、より静音設計なのは水冷式です。
少しでも稼働音を小さくしたいならインダクションモーターの水冷式を選ぶようにしましょう。
水冷式のモーターが内蔵している場合、本体に空気孔がありません。
モーター熱をとる際に周囲に水を循環させるため音が響きにくくなっています。
空冷式はモーター熱を冷ますために外気を利用します。
本体にある空気孔から空気を取り込むため、孔を通して音が響いてしまうのです。
インダクションモーターにも種類があると覚えておきましょう。
古い製品は避ける
高圧洗浄機も他の家電製品と同じで年々性能があがっています。
稼働音も小さくなっているので中途半端な製品より最新モデルを選ぶ方がおすすめです。
最新モデルが厳しいなら、できるだけ新しい型番がいいでしょう。
安くても中古品や型番落ちなどは避けた方が無難です。
稼働音が大きすぎてイライラしながら掃除をする羽目になりますし、修理用のパーツの製造が終わっているため使い捨てになる可能性もありますよ。
まとめ
高圧洗浄機を使う際はご近所への気遣いを忘れずに。
隣人トラブルは些細なことが積み重なって起こるもの。
高圧洗浄機がその原因にならないように注意しましょう。
- 早朝や夜間は使わない
- 連日使用や清掃業者に依頼する場合はご近所に声かけ
- クレームを入れる時は管理人や業者を通す
- 静音タイプの高圧洗浄機を選ぶ
難しく考えずに一般的なマナーを守ればOK。
自分がされたら嫌なことは相手にもしないようにしましょうね。