泣いて笑ってスッキリできる邦画ベスト3ランキング

洋画ランキング

なんだが少しパワー不足を感じる時、気分が沈んでいる時に見る映画はどんなものでしょうか?とことん沈むような映画を見るのも勿論一つですが、
どうせならやはり元気をもらえるような作品を選びたい。


そんな時に思いだす映画ベスト3を考えてみました。


それぞれの作品のお気に入りシーンを交えながら3作品を紹介したいと思います。





第1位:「ALWAYS3丁目の夕日」

ALWAYS3丁目の夕日
山崎貴監督の昭和を描いた作品です。


集団就職で青森から東京に働きに出てくる少女、下町の工場の家族、毎年賞を狙うも落選し続けている小説家と、ひょんなことから預かることになった少年を取り巻く日常の物語。


昭和の時代を生きる人々の様子を描いた内容となっています。


「私は現在37歳ですのでこの時代(昭和30年代)の生活は勿論知らないわけですが、それでも何故か知っている、懐かしい光景で描かれているこの作品を見るといつも心が緩みます。


「人と人との関係が希薄」な現代からは考えられない、でも大人たちは知っている「昔の人付き合い」というものが鮮明に、そして力強く見ている者を引き付けてくれます。


他人(周囲)の事を自分の事のように考え、悩み、傷つく様子は人間味にあふれ感情を揺さぶられます。


人の幸せは「お金」の有り無しではない。


とてもシンプルなのに気を抜くと忘れてしまう事を思い出させてくれる。


そして、随所に「笑い」が散りばめられ、そのあまりに自然な演技にあっという間に彼らの事が好きになり一緒にハラハラドキドキしてしまう。


そんな作品。


このランキング文句なしの1位です。






第2位:「ザ・マジックアワー」

ザ・マジックアワー
笑いの王道ですが、やはりこれは外せない。


三谷幸喜監督作品の中でもベスト1はこちらです。


三谷監督ファミリーである、西田敏行さんと、佐藤浩一さんの掛け合いが最高です。


この作品で西田さんはヤクザのボス役。


対して佐藤さんは、売れない役者という設定。


ひょんな事から佐藤さんは伝説の「殺し屋」として西田さんの前に登場。


しかし当の佐藤さんは、「あくまで映画」として呼ばれており「殺し屋」という役になりきっているだけというからもうハチャメチャ。


ありえない強引な設定にも関わらず、どんどん話に引き込まれるから不思議でした。


1歩中に踏み込むと、あとはもう笑いしかない!そのほかの豪華俳優陣の名演技と共に笑い、笑い、笑い。


しかし最後には、映画俳優として「最高の仕事がしたい」という佐藤の熱い思いと共に、誰にでも輝いた、最高の時間があることを教えてくれます。


情熱をそそげるもの。


「昔は楽しかったな~」と過去の話にするのではなくて、今からでもそのチャンスはあるんだよと、そっと映画の中で教えてくれる。


そんな作品です。


第3位:「素敵な金縛り」

素敵な金縛り
こちらも三谷幸喜監督作品。


自分に自信が持てない、負け越しの弁護士(深津絵里)がラストチャンスで託された仕事をやりとげる為、被告が宿泊したとされる宿に話を聞きに行った際に、この映画のキーとなる落ち武者の幽霊(西田敏行)と出会い、何を思ったか、被告が死亡推定時刻にこの宿にいた事を法廷で証言してくれるよう依頼する。


といったまたしてもありえないストーリとなっています。


ありえないストーリながら、見るものをすんなりとその世界に引き込める三谷監督は、やはりすばらしい。


あともう一人。


相手の検事役が中井貴一ですが、この人の演技もまた抜群。


主人公を邪魔する嫌な役柄なはずなのだが、人間味あるキャラクターの為、だんだん好きになってくるはず。


基本的には、「笑い」色が強いが、「自分を信じること」「諦めない事」を映画を通じて教えてくれます。


頑張った先には自分だけが感じれる達成感に包まれるはず。


そんな期待を持たせてくれる作品です。


まとめ

3作品とも有名作品ですが、やはり外せませんでした。


其々ストーリが面白いのは勿論ですが、登場する役者のみなさんの演技が素晴らしいです。


台詞の間や、しゃべっていない時の身振り手振り、そして表情。


また、どの作品もメインで映っていない人達の演技も見逃せないので、お気に入りシーンを見つけて楽しんでほしいです。


ただ笑えるだけでも、ただ泣けるだけでもない、縮こまった心を解放してくれる3作品です。






洋画ランキング