クドカンの邦画ランキングベスト3

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脚本家や映画監督をはじめとして様々なクリエイティブ活動をマルチにこなすのが宮藤官九郎です。


彼が脚本や監督を担当した映画をご紹介します。


私はテレビドラマのタイガー&ドラゴンでクドカン物の虜になりました、そこで数々のクドカンが関わった映画の中から“なんて無茶苦茶なんだろう”と思った作品をピックアップしてみました。





第1位:「少年メリケンサック」

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作品のキャッチコピーがいきなり「好きです!パンク!嘘です!」もうストレートに無茶苦茶感があります。


監督・脚本とも宮藤官九郎が担当しており、宮崎あおいや佐藤浩市をはじめとしたかなり個性的な濃い~出演者たちによって創りだされるクドカンワールドにどっぷりハマれる映画です。


ストーリーは宮崎あおい演じるレコード会社の新人発掘担当の栗田かんなが、ウェブ上にアップされたパンクバンド少年メリケンサックの過去の映像を現在のものと勘違いしてスカウトするところから始まります。


ネット上に流れている画像は彼らの若い時で、もうすでに“ダメなおっさん”になっているバンドメンバーたち、これをなんとかして復活させるためにかんながディレクターとして孤軍奮闘します。


まともに演奏も出来ない状態でライブに臨み観客と乱闘になるなど随所に無茶苦茶なシーンがあり、笑える要素も細かく散りばめられていて、テンポよくストーリーが展開していきます。


しかし最後にはかんなの元彼も巻き込んでテレビ出演にまでこぎつけることが出来てしまいます。


ようこそクドカンワールドな感じの映画です。






第2位:「舞妓Haaaan!!!」

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サラリーマン鬼塚の夢は京都の祇園でお茶屋遊びをして野球拳をすること。


のっけからおバカな感じたっぷりです。


本作では宮藤官九郎は脚本を担当しており主演の阿部サダヲはじめ個性的なキャストがクドカンワールドを盛り上げていきます。


鬼塚が念願の京都に転勤になり、柴咲コウ演じる恋人の富士子を捨てて京都に行ってしまう、しかしお茶屋さんでは「一見さんお断り」の壁に阻まれお茶屋に入ることすら出来ない。


ここで伊東四朗演じる会社の社長がお茶屋の常連であることがわかり、仕事の業績を認められた鬼塚は念願のお茶屋デビューにこぎつけるのです。


このとき恋人の富士子は鬼塚を追って京都に来ておりなんと舞子の修行をしているという結構無茶苦茶な展開になります。


まんべんなく笑える要素が散りばめられておりクドカンワールドを十分に楽しめます。


堤真一演じる内藤のエピソードがちょっとしっとりした感じになることで、その他のおバカな要素をより引き立てることが出来ています。


知られざる舞子さんも世界をのぞいてみませんか。


第3位:「土竜の唄 潜入捜査官REIJI」

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いきなり全裸の男がベンツに縛り付けられて街を爆走するシーンから始まるこの映画、
縛られているのは生田斗真が演じる主役の菊川玲二で潜入捜査官になるための試験の最中でした。


なんてオープニングなんだろうと、いきなりやってくれます、流石は三池崇史監督と宮藤官九郎脚本のコンビです。


無茶苦茶です。


のっけからインパクト十分でその先の展開にも十分期待できます。


落ちこぼれ警察官の菊川玲二は通称土竜と呼ばれる潜入捜査官となり、麻薬を扱う広域暴力団のドン岩城滉一演じる轟周宝を逮捕するべく組織に潜る、まさにモグラになるのです。


コンビとなる日浦匡也を演じるのは堤真一で、敵対組織のメンバーをはじめここでも個性的なキャスティングがされています。


他の映画のパクリあり、パロディありとストーリーと絡ませてふんだんに遊び心のある演出で、そこに仲里依紗演じる若木純奈がセクシーに盛り上げてくれます。


既に続編の制作が予告されていますのでまずはこちらからどうぞ。


まとめ

書いてみて、ホントに無茶苦茶な映画ばっかりだなと改めて思いました。


どの作品も見れば宮藤官九郎の要素がたっぷりと詰まっており、演じる役者さんや監督も含めてもうこういうジャンルがあると考えた方が早いかもしれません。


なんか気分が落ち込んでるってときや嫌なことがあってとにかく笑って忘れたいときなど、文句なしに楽しめる映画ばかりです。







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