dapのヘッドホン選びのコツは?6つのチェックポイント

dapで音楽を聴くときは、イヤホンだけでなく、オーバーヘッドタイプのヘッドホンを使う方法もあります。
イヤホンと違い、音を鳴らすためのユニットが大きいため、より高音質で迫力のある音を楽しむことができるのです。
ただし、選び方には注意してください。
適当に選んだものでは、快適に聴けないこともあります。
では、選ぶときのチェックポイントを紹介していきましょう。
どんな構造になっているか
ヘッドホンは、構造によって2種類のタイプに分けることができます。
それぞれが異なる特徴を備えているので、選ぶときは違いを知っておくようにしましょう。
自分に合ったものを選択すれば、快適に音楽を楽しむことができます。
密閉型(クローズド)
密閉型の製品は、その名のとおり、音を出すためのハウジングがぴったり密閉されています。
そのため、音漏れが少なく、外で使うときはぴったりなタイプです。
静かに音楽を聴くことができるため、周りに迷惑をかけるようなことはありません。
また、遮音性の高さもポイントです。
音が漏れないということは、外からの雑音も入りにくいということです。
それなら、多少うるさい環境でも、落ち着いて音楽を楽しむことができます。
ただし、音がこもりやすく、耳の圧迫感を感じることも多いので、長時間使うときは注意してください。
開放型(オープンエアー)
開放型の製品は、ハウジングがメッシュで穴が多いため、風通しがよくなっています。
しっかり解放された状態になることで、高音がよく伸び、クリアに聞こえるようになるのです。
密閉型と違って圧迫感もないため、長い時間でも快適に使うことができます。
ただし、ハウジングが解放されていると音が漏れやすいので、外で使うのは避けてください。
周囲に音が聞こえてしまうため、トラブルの原因になります。
自宅でじっくり聴く場合は問題なく使えるので、買うなら屋内専用にしておきましょう。
どんなイヤーパッドか
オーバーヘッドタイプのヘッドホンは、イヤーパッドのタイプでも2種類に分けられます。
この場合も、それぞれにメリットやデメリットがあるので、使うときに困らない方を選んでおきましょう。
オーバーイヤー型
オーバーイヤー型は、耳をすっぽりと覆う大きなイヤーパッドになっています。
このタイプは安定性が高く、使っているうちにずれてくることがありません。
そのため、余計なことを気にする必要がなく、より音楽に没頭することができるのです。
大きくて重いものが多い点には少し注意すべきですが、安定感を重視するならおすすめです。
オンイヤー型
オンイヤー型は、オーバーイヤー型よりイヤーパッドが小さくなっています。
耳を覆うのではなく、乗せるようにして装着するタイプのヘッドホンです。
使っていてもあまり重さを感じないため、長時間の音楽鑑賞では、快適に使うことができます。
安定性はオーバーイヤー型の方が上ですが、疲れないことを優先するなら、こちらのタイプを選択しておきましょう。
自分好みの音質になっているか
ヘッドホンは、製品によって音の特徴も異なるものです。
重低音の迫力に力を入れたものもあれば、高音と低音をバランスよく再生できるものもあります。
この点をよく考えずに決めてしまうと、あとから不満を感じて後悔することもあるので、慎重に選ぶようにしてください。
周波数特性をチェック
周波数特性の数値を確認すると、そのヘッドホンがどんな音を得意としているか、簡単に判断することができます。
数値が小さいものほど、低音が強くなっているのです。
そのため、低音だけでなく、高音の方もしっかり引き立つものが欲しいなら、周波数特性の数値が大きめの製品を探しましょう。
低温が適度に抑えられるものなら、高音が弱くなりすぎる心配はありません。
逆に、とにかく重低音なものが欲しいときは、数値が100以下のものを選択してください。
好みに合うものを
音域によって音の感じはかなり変わるので、なるべく自分に合うものを選ぶようにしましょう。
せっかくヘッドホンを買っても、満足できる音質でなれば、使う気が失せてしまいます。
好きな曲を心地よく聴くためにも、違和感の少ないものを購入してください。
接続方法はどうなっているか
ヘッドホンとdapの接続方法も、主に2種類のタイプに分かれています。
接続方法は使いやすさに影響してくるポイントなので、よく見て選ぶようにしましょう。
有線タイプ
ケーブルで接続するものは、音質を重視するなら最適なタイプになります。
音の劣化が起こらないため、常に良い音を楽しむことができます。
しかし、屋外で歩きながら聞くときなど、動きが多い場合は向いていません。
ケーブルが腕などに引っかかりやすくなるため、不便に感じることが多いのです。
家でじっとしているときなら困ることはないので、なるべく屋内で使うようにしましょう。
ワイヤレスタイプ
Bluetoothに対応した製品は、ワイヤレスで接続することができます。
ケーブルがないものなら、引っかかったりすることはないため、動きながらでも問題なく使えます。
その代り、音質の方はあまり期待できないので、音質重視なら注意が必要です。
有線タイプほど音が安定せず、雑音が入ったり、音飛びが発生したりすることがあります。
最近はそうした問題点を解消した製品も多くありますが、とことん高音質にこだわるようなときは、有線タイプにしておきましょう。
音圧感度はどれくらいか
音圧感度というのは、出力できる音圧のレベルを表したものです。
この数値が大きいほど、音量が大きくなります。
同じボリュームであっても、音圧感度が大きいと、より大きな音を出すことができるのです。
dapのような小型のプレイヤーと組み合わせて使うなら、この値は要チェックです。
小さいプレイヤーは出力も小さいので、音圧感度の大きいヘッドホンの方が適しています。
迫力のある音を楽しむためにも、よく見て選ぶようにしましょう。
ノイズキャンセリング機能があるか
ノイズキャンセリング機能があるヘッドホンは、周囲の音をしっかりカットしてくれるため、曲に集中することができます。
密閉型の製品でもある程度は抑えられますが、より確実にシャットアウトしておきたいなら、ノイズキャンセリング機能があるものを探しましょう。
曲に集中できる
周囲の音がほとんど入ってこない状態なら、音楽の世界にどっぷりと浸ることができます。
好きな曲を集中して聴きたいとき、邪魔な音があるとがっかりしてしまうものです。
しかし、雑音をカットしてくれる機能があれば、その心配はありません。
ハイレゾ音源の高音質も存分に堪能できるので、ぜひ使ってみてください。
外でも快適
dapを外に持ち出し、電車やバスで音楽を聴くときは、人の声や走行音などが気になってしまうものです。
外はどうしても余計な音が多くなるので、なかなか集中することができません。
そんなときにノイズキャンセリング機能を使えば、周りの音をしっかり抑えこんでくれるため、音楽だけに集中することができるのです。
屋外で聴くことが多いなら、この機能を見落とさないようにしましょう。
まとめ
ヘッドホンにはいろいろな種類があるので、dap用の製品を購入するときは、かなり迷ってしまうこともあります。
しかし、適当に選ぶのはおすすめできません。
雑な決め方をすると、自分に合わないタイプを買ってしまう可能性があります。
失敗しないためには、ここで紹介したポイントをしっかりチェックしていきましょう。
ポイントを押さえて慎重に選んでいけば、ぴったりなヘッドホンを見つけることができます。