dapにインナーイヤー型イヤホンを使うメリットは?4つの注目ポイント
dapで音楽を聴くためのイヤホンには、インナーイヤー型と呼ばれるものがあります。
これは、耳穴にイヤーピースを入れるカナル型と違い、穴の入り口に軽くはめるタイプです。
その違いにより、カナル型とは異なるメリットを発揮してくれます。
では、選ぶときにチェックすべきインナーイヤー型のメリットについて、詳しく説明していきましょう。
着脱しやすい
インナーイヤー型イヤホンは、カナル型よりもスムーズに装着することができます。
取り外しも簡単であり、とても扱いやすくなっているのです。
これには、耳穴にすっぽり入れないことが影響しています。
カナル型は、イヤーピースを耳穴に入れ込むことになるため、着脱の際は、少しやりにくく感じたりするものです。
イヤーピースの場合は、耳穴のふちに引っかけるような状態になるので、つけるときも外すときも、すんなりとできるようになっています。
少しでも着脱しやすいことに注目するなら、カナル型よりインナーイヤー型にしておきましょう。
臨場感のある音を楽しめる
インナーイヤー型のイヤホンは、音を出す部分が耳の外側に近くなります。
カナル型のようにイヤーピースを深く入れるわけではないため、鼓膜からの位置が少し遠くなるのです。
これは、一見するとデメリットのようですが、実際にはあまり気にしなくても大丈夫です。
鼓膜から離れたからといって、極端に聞こえにくくなることはありません。
音が悪くなったりもせず、普通に音楽鑑賞を楽しむことができます。
むしろ、臨場感を味わいたいときは、外に近いタイプの方が適しているのです。
録音現場をリアルに
音の出る部分が微妙に遠くなるインナーイヤー型は、空間表現力が高くなっています。
そのことが、高い臨場感につながっています。
空間をしっかり再現してくれるイヤホンなら、録音現場の広さや空気感が伝わりやすくなるのです。
ただ録音された音だけを聴くのではなく、録音された場所の空気もまとめて堪能することができます。
それなら、より迫力のある音楽になり、没入感も増します。
音楽の世界にどっぷり浸りたいなら、インナーイヤーをチェックしておきましょう。
広がりを感じる音
インナーイヤー型は、カナル型に比べると少しサイズが大きくなっており、音を出す発音振動版も大きめです。
その大きさが、音の広がりを再現してくれます。
若干小さめのカナル型だと、そこまで広がりを感じないため、少し物足りなくなることもあります。
インナーイヤー型のような大きめのイヤホンなら、音がしっかりと広がり、スケールの大きさが伝わるようになるのです。
小さくまとまった音ではなく、広さを感じられる音を楽しみたいなら、インナーイヤーを選んでおきましょう。
こもらない
インナーイヤー型は、耳穴の入り口に軽く引っかけるだけなので、装着したときの密閉が弱くなっています。
そのため、音のこもった感じがなくなり、よりクリアな音を楽しめるようになっています。
カナル型も音が悪いわけではありませんが、インナーイヤーに比べると、こもりを感じやすいものです。
そうなると、臨場感や音の広がりも、あまり伝わってきません。
こもりを防ぎ、開放的な状態で音楽鑑賞をしたいなら、インナーイヤーを試してみてください。
ぴっちり密閉しすぎないイヤホンをつかうことで、こもったような窮屈さを感じることなく、快適に音楽を楽しむことができます。
周囲の音を拾える
密閉しすぎないインナーイヤー型は、カナル型より遮音性が低くなっています。
そのことが音のこもりを防いでくれるわけですが、場合によっては少し不便に感じることもあるので、使い方には注意が必要です。
遮音性が低いと、周囲で鳴っている余計な音が混ざりやすくなるため、うるさい場所ではストレスを感じてしまいます。
雑音のために音楽の細かい部分などが埋もれてしまい、じっくり深く味わうような聴き方ができないのです。
その点を考慮するなら、インナーイヤー型はなるべく静かな場所で使うべきです。
ただし、遮音性の低さがもたらすものは、デメリットばかりではありません。
周囲の音が入りやすいと、助かることもあります。
どこでも安全に
屋外で音楽鑑賞をするときは、屋内より音の多い場所になることも多いため、できるだけ遮音性を高めたくなるものです。
密閉できるカナル型を選び、さらにノイズキャンセリング機能も使い、邪魔な音をすっかりシャットアウトすれば、細かい音が埋もれたり、集中を乱されるようなことはありません。
しかし、外を歩いたり走ったりするなら、そうした使い方はNGになります。
道路を徒歩で移動するときに音をカットしてしまうと、車や自転車の接近に気づけないことがあるのです。
もしそんなことになれば、事故に巻き込まれる可能性が高くなります。
そんなときは、インナーイヤーの遮音性の低さが役立ちます。
外の音がある程度入ってくるため、本当に必要な音まで聞き逃すことはなくなります。
どこでも安全に音楽を楽しめるように、その場に適したタイプを選びましょう。
音漏れに注意
散歩や通勤、ランニングなどでdapを使うなら、外の音も聞こえるインナーイヤー型は、おすすめのイヤホンになります。
ただし、もし電車やバスでも使いたいなら、音漏れに気をつけてください。
道路での危険を回避するには便利なインナーイヤーも、公共交通機関では、トラブルの原因になることがあります。
問題になるのは、音漏れのしやすさです。
遮音性が低いアイテムは、外から入る音だけでなく、出て行く音も多くなります。
そのため、何も考えずに大きな音で再生したりすると、他の乗客に迷惑をかけてしまうのです。
電車やバスで移動することが多いなら、しっかりと音量を抑え、漏れ出さないように注意して使いましょう。
疲れにくい
耳に軽く引っかけるだけのインナーイヤー型は、あまり圧迫感がありません。
そのため、カナル型より疲れにくくなっているのです。
カナル型のように耳穴をすっぽり塞ぐタイプは、常にぴっちりと密閉するために、耳への負担が少し大きくなります。
そうなると、疲れることも多くなってしまいます。
あまりひどいようだと、痛みを感じることもあるのです。
そうしたデメリットを回避したいなら、軽く装着できるインナーイヤー型にしておきましょう。
長く使うときも安心
圧迫感のないインナーイヤー型なら、少しくらい長く使っても、あまり疲れなくなります。
痛みも感じにくいため、時間をかけてゆっくり音楽を楽しみたいときは、とても便利です。
また、長時間の移動で暇を潰したいときなども役立ちます。
ずっとイヤホンをつけていても快適に音楽鑑賞ができるため、長い時間使うことが多いなら、ぜひ試してみてください。
サイズの合うものを
基本的には負担の少ないインナーイヤーでも、サイズが合わないようだと、負担が大きくなってしまうものです。
軽く装着するだけでも、長く使っていると、違和感や痛みが出てきます。
インナーイヤーを使うなら、必ず耳に合ったサイズを選ぶようにしましょう。
装着したときに耳が押されないようなら、疲労や痛みを防ぎ、気持ちよく音楽を聴くことができます。
まとめ
dap用にイヤホンを選ぶときは、インナーイヤー型を避けたくなることがあります。
その遮音性の低さから、デメリットばかりが気になってしまうのです。
しかし、実際にはそれほど不便なものではありません。
ここで紹介したように、メリットもたくさんあります。
遮音性の低さも、使い方によってはプラスになったりするのです。
魅力的に感じる点があったなら、ぜひ購入を検討してみてください。
参考URL・参考文献・根拠など
https://studentwalker.com/inner-ear-earphone
https://sakidori.co/article/183666
https://sakidori.co/article/25109
https://goocho.jp/2578
https://select-earphone.com/in-ear-earphone-ranking/