dapは必要?スマホ時代に持つべき理由とおすすめ製品3選
dapとは、デジタルオーディオプレーヤーの英語の頭文字をとった略語です。
CDやネットストアから音楽をダウンロードし、いつでもどこでも楽しめる便利な製品です。
しかし、スマートフォンでも音楽が聞けるこのご時世にわざわざ買う必要はあるのでしょうか?
今回はおすすめのdap3つと今こそdapを購入するべき理由をご紹介していきます。
スマホ以外にdapを持つべき理由
音楽を聴くのは好きだけど、わざわざスマホ以外にdapを持ち歩くのは抵抗がある方もいるのではないでしょうか。
最近のスマートフォンには無料や定額制の音楽アプリもあり、聴ける曲の選択肢が広がっているのは事実です。
しかし、スマホとdapの最大の違いはその音質にあります。
スマートフォンはもともと電話であり、音楽を聴くために作られた製品ではありません。
そのため、どれだけ元の音源が良い音質で作られていてもそのままのクオリティで聴けないことが多いのです。
ハイレゾなど高音質対応の端末も発売されてはいますが、未だに一部製品に限られています。
また、dapはヘッドホンジャックや本体の材質にも工夫が凝らされています。
高級イヤホンを使わずとも綺麗な音を聴けるのはスマホにはない特徴だと言えるでしょう。
さらにスマートフォンで音楽を聴くためには他のアプリや写真等の容量を削る必要があります。
音楽や動画を全てdapに入れてしまえば、容量不足や再生中の着信音に悩まされることも無くなります。
再生し続けて充電が切れることもなく、薄型・小型のものなら鞄のスペースもとりません。
音にこだわりがない人にとってもdapはメリットがたくさんあるのです。
最適なイコライザーの重要さ
多くのdapには様々な音楽ジャンルに合わせた最適なイコライザーが搭載されています。
イコライザーとは、音の高さごとに大きさや聞こえ方を調整し、より美しいバランスにして再生する機能です。
例えば女性歌手の歌であれば高音をクリアにし、オーケストラなら個々の音を際立たせるといった具合です。
プリセットのパターンのほか、自分で各項目を調整して登録しておくこともできます。
録音時に直に聴いたような感覚を味わうため、より自然な音に近づける操作だと考えても良いでしょう。
イヤホンだけでなくスピーカーに接続しても良い音質で聴けるため、音楽自体の楽しみ方も広がります。
ウォークマンのおすすめ2選
それでは、おすすめのdapをみていきましょう。
dapといえば有名なのはやはりソニー製のウォークマンシリーズです。
ハイレゾという高音質な仕様を開発し、従来のCDよりも細かくより実物に近い音の再現に成功しました。
現在では配信音源自体がハイレゾで作られているものもあり、原音に近いデータが増えてきています。
美しい音で本物に近い感動を味わいたいならハイレゾ対応の製品がおすすめです。
NW-A50シリーズ
何よりも持ち歩きのしやすさと操作の簡単さを求めるのなら、このシリーズがおすすめです。
NW-A50シリーズは片手に収まる小さなサイズで、スーツなどのポケットにも問題なく入ります。
重さも約99グラムと持っていることを忘れるほどの軽さとなっています。
容量は16GB、32GB、64GBの3種類ですが、microSDに対応しているため実質は倍以上の容量があるといえます。
画面を見ずに操作できるボタンが側面に付いているため満員電車の中でも曲送りがスムーズです。
さらに、CDやmp3形式の音源も一部をハイレゾレベルまで高音質にできる機能も搭載。
お気に入りの曲を今までよりも美しく快適な音で楽しむことができます。
小さなボディながらBluetoothにも対応しており、パソコンなどに保存した音源を再生することも可能です。
本体のみ、有線イヤホン付属、無線イヤホン付属の3パターンが選べるので、ライフスタイルに合わせて購入できるのも魅力です。
NW-ZX300シリーズ
音を追求したハイクオリティモデルのWM1シリーズの技術を使い、手頃な形に変化させたのがこのシリーズです。
A50シリーズと比べると100グラムほど重さは増してはいますが、鞄の中に入れておけば気にならないサイズとなっています。
容量は64GBまたは128GBと大きく、高音質なハイレゾ音源も容量を気にせず保存することができます。
約3インチの画面には再生に必要なボタンがバランスよく配置され、ストレスフリーな操作が可能です。
もちろん側面のボタンも健在なので、画面を見ずに曲送りができる便利さは変わりません。
最大の特徴はステレオ再生において左右の音を完璧に切り離すバランス出力に対応していること。
ヘッドホンへ送る信号自体を分離させることで、音が混ざるのを防ぎクリアな位置分けを感じられるようになっています。
スタミナはA50シリーズに比べると劣りますが、落ち着いた環境でゆっくりと音楽を楽しみたい方にはこちらをおすすめします。
iPhoneユーザーにはiPodが便利
未だ愛用している人も多いのがiPod touchをはじめとしたiPodシリーズです。
iPhoneと同じ感覚で操作できるため、ユーザーにとっては使い始めのストレスが少ないのが大きなメリットと言えます。
また、iPhone同様本体重量が非常に軽いため上着のポケットなどに入れても違和感なく持ち運ぶことができます。
dapとして発売されているiPodですが、その機能は単なる音楽プレーヤーを遙かに越えています。
iPhone同様カメラが搭載されているほか、各種アプリのダウンロードも可能です。
動画を見て楽しむだけでなく、撮影から編集までもこなせるという特徴があります。
ただし注意しなくてはいけないのが、iPodはmicroSDに非対応だという点です。
iPodの本体容量は32GBと128GBなので、アプリや動画の入れすぎで音楽が入れられないということも考えられます。
何をメインとし、どんな風に使うかを考えながら容量を管理しましょう。
iPodは音質よりも機能重視
ここで注意したいのは、iPodはハイレゾ音源に対応していないという点です。
現在販売されている製品は2015年に発売されたもので、現行の他社製品に比べればスペックの遅れは否めません。
iPodを製造しているApple社はdapを主要ジャンルに据えていない為新型の発売予定もありません。
つまり、この先高音質機種が発売されるまで比較を待ちたくても、出ない可能性が高いのです。
その分アプリを用いた通話機能、カメラ機能など、ウォークマンシリーズにない機能は充実しています。
純粋なdapだけとしての製品には満足できない方にはこちらをおすすめします。
dapに求めるものを整理する
dapは製品によって、大きさ・重さ・機能が全て異なります。
今回はご紹介しなかった録音特化型のdapやラジオ特化型のものも販売されています。
音質、持ち運びの簡便さ、音楽再生以外の機能の何を重視するのかをよく考え、比較する必要があるのです。
購入を検討する際は実際に家電量販店等へ出かけ、手にとって比べることをおすすめします。
まとめ
一口にdapと言っても、その機能や価格は様々です。
音質を求めるのであればハイエンドモデル、持ち運びやすさを求めるのなら小型モデルなど、目的別に選べます。
スマートフォンと併用して使う場合には本体との連携も重要になるでしょう。
手持ちのヘッドホンやイヤホンとの組み合わせも試しながら、一番合う製品を見つけてみてください。