dapに開放型ヘッドホンを使ったときのメリットは?注目ポイント4選

DAP(デジタルオーディオプレーヤー)

audio-technica エアーダイナミックシリーズ オープン型ヘッドホン ATH-AD500X

dapで音楽鑑賞をするためには、開放型のヘッドホンを使う方法があります。

開放型は遮音性が低く、音が漏れたり、周囲の音が混ざったりするため、外で使うには向かないタイプです。

しかし、屋内でじっくり音楽を聴くときは役立つ点も多いで、デメリットだけを見て安易に避けるのはおすすめできません。

では、どのようなメリットがあるのか、詳しく説明していきましょう。

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音の広がりを感じられる

装着したときにきちんと密閉できないことは、一見するとデメリットように思えますが、dapを使う場所によっては、メリットにもなります。

自分だけが屋内にいるときは、音漏れなどを気にする必要がありません。

そうした環境で密閉されないタイプのヘッドホンを使うと、音の広がりを感じられるようになります。

ハウジングが閉じていないものは、音が漏れやすくなる代わりに、解放感を強めてくれるのです。

遮音性が高い密閉型だと、音漏れや雑音の侵入を防ぐことはできても、音が広がることはありません。

むしろ、少しこもったように感じることの方が多いため、人によっては使いにくいアイテムになる可能性があります。

しかし、密閉しない構造であれば、こもる感じが苦手な人でも、安心して使うことができるのです。

いろいろな音がわかりやすくなる

全体的に音が広がる開放型は、すべての音域がしっかりとわかるようになるため、より細かい部分まで味わうことができます。

こもったような音では気がつかなかったポイントも、開放感のある音だと、すんなり入ってくるのです。

そのため、何度もリピートした曲であっても、また新鮮な気持ちで楽しむことができます。

密閉型も、「雑音が混ざりにくい」という意味での聞きやすさはありますが、音の広がりによる音域の聞きやすさは、開放型ならではのメリットになります。

自分の部屋でクリアな音を楽しみたいときは、開放型を使ってみてください。

空間表現力が高い

開放型のヘッドホンには、密閉型とはひと味違った臨場感があります。

音の広がりにより、高い空間表現力が発揮され、よりリアルで迫力のある音を再現してくれるのです。

そのため、クラシックを楽しむときはぴったりなアイテムになります。

開放型の臨場感溢れる音でクラシックを聴くと、コンサート会場にいるような感覚を味わうことができます。

それくらい音場が広く、音の抜けがよいということです。

さまざまな楽器が鳴り響くオーケストラ音源などは、広がりのある音の方が、すべての音を拾いやすくなるものです。

自分の部屋にいながら壮大な音の世界を楽しめるので、屋内用として使うなら、ぜひ開放型を試してみましょう。

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高音がクリアになる

ハウジングが閉じていない開放型ヘッドホンは、密閉型よりも高音がしっかり再現されるようになります。

音の広がりがあると、基本的にどの音域も聞きやすくなっていますが、高音は特にきれいになるものです。

ぴったり閉じている密閉型だと、ハウジングの共鳴で低温が強くなりますが、開放型では逆の現象が起こるわけです。

そのため、同じ曲を再生しても、密閉型と開放型では、かなり違いがあるように感じることもあります。

高音がよく伸びることを重視するなら、開放型の製品をしっかりチェックしておいてください。

音割れしにくい

開放型を使ったときは、高音域の音割れがほとんどありません。

しっかりとクリアな音で、通常よりもよく伸びるようになるのです。

これも、臨場感のアップにつながるポイントです。

音割れがあり、自然な音の再現ができないようだと、演奏のリアルな感じは弱くなってしまいます。

しかし、本来のきれいな音がきちんと再現されていれば、コンサート会場の迫力が伝わりやすくなるのです。

不自然な高音を防ぎ、曲の魅力を深く味わえるようにしましょう。

低音が重要なジャンルは苦手

クラシックなどを聴くときは、伸びのある高音がメリットになってくれますが、他のジャンルだと注意が必要な場合もあります。

重低音の響きが大切なハードロックやEDMなどは、高音ばかりよく聞こえるようだと、物足りなく感じてしまうものです。

そうしたジャンルをしっかり楽しみたいときは、低音の再現度が高い密閉型を選んでおいてください。

大切なのは、自分が好むジャンルに合っていることです。

広がりのある音に魅力を感じるなら開放型は最適なタイプですが、低音が重要なジャンルをよく聴く人には、あまりおすすめはできません。

高い音が必要なジャンルとならベストマッチになるので、よく考えて選ぶようにしましょう。

疲れにくい

密閉型のデメリットは、音のこもりやすさだけではありません。

きっちり密閉することは、圧迫感につながる要素でもあるため、使っていると疲れを感じることがあります。

音漏れや雑音の混入を回避できても、聴き疲れがよく起こるようだと、快適に使うことはできません。

特に、長く使うことが多いときは要注意です。

圧迫感に晒される時間が長くなれば、疲れも出やすくなります。

そうしたデメリットがないことに注目するなら、開放型の製品がおすすめです。

開放型は常に音が広がっているため、圧迫感がほとんどなく、耳に負担をかけることもありません。

少し長めに使っていても、快適な音楽鑑賞ができるのです。

閉じないことによる軽さ

ハウジングがメッシュだったり、穴があったりする開放型は、密閉型よりも軽くなっています。

そのため装着したときの負担が少なくなります。

これも、長く使っても疲れない理由のひとつです。

重いヘッドホンを頭につけていると、余計に疲れやすくなってしまいますが、開放型の軽さなら、それほど負担にはならないものです。

音の圧迫感と重量のデメリットを両方解決できる開放型で、音楽の魅力を長く堪能できるようにしましょう。

没入感が高まる

疲れた状態で音楽鑑賞を続けていても、音楽の世界にしっかり浸ることはできません。

思う存分音楽を楽しむためには、余計なストレスをなくしておくことが大切です。

音楽の邪魔になる要素がなければ、没入感をより高めることができます。

そのためには、やはり開放型から選んでみてください。

密閉型も優れたアイテムではありますが、疲れにくさに注目するなら、開放型の方が適しています。

疲れを防いで、好きな曲の世界をたっぷりと味わいましょう。

リラックスしたいときに

疲れにくいヘッドホンは、自分の部屋でリラックスしたいときに最適なタイプです。

自分の部屋で使うなら、音漏れなどを気にしなくてもよいため、遮音性にこだわって選ぶ必要はありません。

それよりも、聴き疲れが起きないことを優先できるのです。

音楽にはテンションを上げる効果がありますが、ゆったりとリラックスして聴くのも心地よいものです。

疲れないことに魅力を感じるなら、ぜひ開放型にしておいてください。

蒸れにくい

ハウジングに穴がある開放型ヘッドホンは、風通しがよくなっています。

そのため、熱や湿気がこもらず、いつでも気持ちよく使うことができるのです。

密閉型は音漏れ対策には便利ですが、夏に使っていると、蒸れが気になることも多くなります。

がっちりと密閉しているため、空気の通り道が塞がり、蒸し暑さを感じてしまうのです。

しかし、きちんと隙間を確保できる開放型なら、蒸れの不快感は抑えられます。

暑い季節のストレスを少しでも減らしたいときは、開放型で音楽鑑賞をしてみましょう。

まとめ

dapに開放型ヘッドホンを使うと、さまざまなメリットがあるものです。

ヘッドホンを選ぶときは、遮音性の高さばかり気にしてしまうことも多いですが、屋内で使うことが多いなら、開放型をしっかりチェックしておいてください。

使い方によって、優先すべきポイントは変わってくるものです。

音漏れなどを気にする必要がなく、音の広がりや高音の伸びを優先したいときは、積極的に開放型を使っていきましょう。

参考URL・参考文献・根拠など

https://www.denon.jp/jp/blog/3994/index.html
https://sakidori.co/article/60843
https://smartlog.jp/74718
http://modern-lifehack.com/2019/01/23/密閉型と開放型ヘッドホンの違いとは%EF%BC%9F%EF%BD%9E長所と/
https://dorekau.com/18696
https://moov.ooo/article/5bc436c70652692dbcbd9020