出演者を本当の意味で輝かせた邦画

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良い作品は、出演者のポテンシャルを引き出します。


ファンであってもファンじゃなくても、出演者が輝く瞬間や普段は見せない素晴らしい表情をみれるのは嬉しいです。


水を得た魚のように泳ぎ回る魅力いっぱいの出演者を見るのは楽しいものです。


というわけで、出演者が輝いていると思った映画のランキングを紹介したいと思います。





第1位:「デトロイトメタルシティ」

デトロイト・メタル・シティ スタンダード・エディション [DVD]

松山ケンイチのポテンシャルを引き出した作品として、選びました。


松山ケンイチはもともとカメレオン俳優と言われるぐらい演技の幅は広いですが、それ以上に振り切った姿が見えました。


特に、クラウザーのキャラ。


この作品のキモでクラウザーさんのキャラ作りをすこしでも妥協すると、陳腐でこれじゃない感があふれてしまい、作品そのものが崩壊するというプレッシャーの中、見事というしかないです。


悪魔の貫禄、魔界のリーダーとしての風格やカリスマと狂気、などなど、いろんな意味で限界を要求されます。


下品で放送禁止用語を連呼するような男前なシャウト、メタル独特の振る舞いなどもあり、難しかったと思いますが、悪ふざけを限界までやり切った感が凄いです。


これをやっている時の彼は、本当に輝いていました。


もちろん、くねくねした気持ち悪い変な人のパートも大笑いさせてもらいましたが。


松山ケンイチの狂気のポテンシャルを引き出したという意味で一位に選びました。






第2位:「シーサイドモーテル」

シーサイドモーテル [DVD]

この作品を選んだ理由は、麻生久美子です。


この作品は、麻生久美子を輝かせるためだけに存在すると思います(ホテル内で並列して多数のアクシデントが起こって収束していくという本来のネタはうまくまとまらず、すべっている感がありますが関係ない)。


これまで彼女を色々な作品で見た事がありますが、これだけ可愛らしくて、魅力的でツボにはまったキャラはないです。


本当に麻生久美子が可愛いです。


年増の風俗嬢なのに、無理があるきゃぴきゃぴブリっ子な事をさせられて恥ずかしそうにしたり、清純なイメージでどこか充たされなくて切なくて寂しそうで、それでも過度に感傷的にならない、耐えるでもなく、普通のものとして、過ごしている姿になんともキュンとしました。


どうもこういう寂しそうな年増みたいなシチュエーションは自分の趣味みたいです。


このシチュエーションを作り出しているシーサイドモーテルは素晴らしい。


麻生久美子のポテンシャルを最大限引き出したという意味で、2位としました。


第3位:「仮面ライダー×仮面ライダー ウィザード&フォーゼ MOVIE大戦アルティメイタム」

仮面ライダー×仮面ライダー ウィザード&フォーゼ MOVIE大戦アルティメイタム

この作品を選んだのは、この映画単体としてというよりも、仮面ライダーフォーゼの俳優学校的な意味で出演俳優たちを成長させたからです。


まず主要メンバーで和の雰囲気が素晴らしい。


青春学生物のオマージュ風な作りなのですが、役としてというよりリアルな俳優学校として良い意味で成長しあえってる関係が見えました。


途中からデフォルメ合戦で切磋琢磨しながら、出演者がどんどん輝いていっていました。


映画でも、それを引き継いでいて、キラキラしていました。


仮面ライダー×仮面ライダー ウィザード&フォーゼ MOVIE大戦アルティメイタムでは、特にそれぞれがキレキレな殺陣をやりこんでいて、アクション俳優としてやり切った感が良かったです。


出世頭の福士蒼汰や清水富美加なんかは、NHKの朝ドラなどやそうそうたるドラマに出演しまくっています。


が、自分が見たなかでで一番輝いていたのは、如月弦太朗と城島ユウキだと思います。


変なリーゼントで宇宙キターとかいってるのに格好良いし、どんどん頭の弱い娘になって変な歌うたいながら踊ってるのに、輝いて見えるのは、作品の力だと思います。


3位にしたいと思います。


まとめ

出演者を本当の意味で輝かせた邦画のランキングはどうでしたでしょうか。


出演者が輝くから良い作品になるのか、作品が良いから出演者が輝くのか、卵が先か鶏が先かみたいな話ですが、相乗効果があるんでしょうね。


独断と偏見と趣味が混ざったランキングでしたが、どれも良い作品ばかりだと思います。


見た事がなければ一度見た方が良いと思います。







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