恋のときめきを蘇らせてくれる心のビタミン洋画ベスト3 

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誰しも、自身の人生を振り返り、虚しくなったり、絶望的な気持ちになったりする事があります。


そんな時、心のビタミン剤になるのが、恋のときめきです。


ホルモンの分泌が活発になり、若返りの効果もあるらしいです。


しかし、恋なんて、そう簡単に出来るものではありません。


でも、恋愛映画を観れば、大丈夫です。


恋をした時と同じような、ときめきを感じさせてくれます。


特にお奨めなのが、以下に挙げる三作です。





第1位:「眺めのいい部屋」

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第一に映像が素晴らしいです。


冒頭と最後のフィレンツェと、イギリスの田園風景の美しさに目を奪われます。


それから、女性たちのエレガントでクラシカルなファッションも素敵です。


音楽も豪華でスケール感があって、映像とすごく合っていました。


個人的に、特に記憶に残っているのが、キスシーンです。


主役の二人が、まだお互いの気持ちを確かめ合っていない段階でするキスが二回あり、
それがいずれもメチャクチャ濃厚だったので、少女だった私にはとても刺激的に映りました。


その後で、婚約者との無味乾燥なキスがあるのですが、その歴然とした違いが印象的でした。


そしてラストで、また思いのこもった甘々で濃厚なキスを見せられ、思わず、ため息をもらしてしまいました。


ビジュアル的に一番好みだったのは、ヒロインの弟フレディ役を演じたルパート・グレイヴスです。


美形なのに、とても無邪気でかわいかったです。


お姉さんの結婚は少なからず寂しい筈なので、私が恋人になって慰めてあげたいな、なんて事を思ったりもしました。


観る度に、乙女心を思い出させてくれる、大好きな映画です。





第2位:「愛と青春の旅だち」

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何と言っても、主人公、ザックを演じる、若き日のリチャード・ギアが秀逸でした。


今のすっかり落ち着いたギア様も良いですが、三十年ちょっと前のワイルドな姿も素敵です。


坊主頭が驚くほど似合っています。


しかもセクシーです。


私は基本、男女問わず、裸体に殆ど興味がないのですが、彼の脇腹の上あたりにある、グレーがかった痣のような、
あるいは傷のような部分に、やたらと萌えてしまい、その感触を自分の指で確かめてみたい衝動に駆られました。


制服姿も、勿論とてもカッコよかったです。


またヒロイン、ポーラの、貧しさから脱却する為には海軍士官の妻になるしかないという状況や、そんな打算的な自分を恥じる気持ち、打算抜きで純粋に愛している事に気づき、それを恋人にもわかってもらいたいと切に願う気持ちが、すごくよくわかったので、ハッピーエンドになりますようにと、祈りながら観ていました。


音楽も素晴らしいです。


いつかまた、劇場の迫力のあるサラウンドサウンドに包まれて、大きなスクリーンで観てみたいです。

第3位:「マディソン郡の橋」

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この映画が公開された頃の私は、まだ独身で、ヒロイン、フランチェスカよりもずっと若かったのですが、冒頭から難なく感情移入できました。


でも彼女が最後に下した決断には、納得が行きませんでした。


せっかくチャンスが訪れたのに、それを自ら放棄してしまった彼女の行動が理解できなかったのです。


でもそれから何年後かに観直した時には、一番賢い選択だったのかなという気がしました。


無骨ながら謹厳実直な夫、生意気で憎らしい、それでもやっぱり可愛い子供たちを捨てて、罪の意識に苛まれながら生きて行くより、
恐らく人生最後となるこの恋を、一番きれいな状態のまま封印し、折に触れて、苦いけれど甘美でもある思い出に浸る事が出来れば、
それだけで十分だと考えたのだと思いました。


いや、そう思う事にしようと、自分に言い聞かせたのだと思いました。


とは言え、生涯忘れられないような恋をする事が出来たフランチェスカがすごく羨ましかったです。


私もそんな経験がしてみたいと、しみじみ思いました。

まとめ

一応順位をつけましたが、三作とも殆ど差がありません。


母娘で観るのもお奨めです。


実際、私も結婚してから、字幕改訂後の『眺めのいい部屋』を自分の母親と一緒に観ました。


還暦を越えた母が、うっとりとした表情を浮かべていたのが印象的でした。


恋のときめきは間違いなく、心のビタミン剤です。


たまにはこういう映画を観て、心のビタミン補給をして下さいね。







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