浅野忠信さん主演初期邦画ベスト3
現在は日本のみならず世界の映画でも出演して活躍する浅野忠信さんの初期主演邦画ベスト3を挙げてみました。
浅野さんが好きな方やちょっとマイナーな映画好きには堪らないと思います。
本当に若いころから凄い世界観を持っている映画が好きなんだなぁって思わせちゃう作品だと思います。
これであなたも浅野忠信フリーク?
それではどうぞ。
第1位:「Focus」
1996年の作品で、2016年の今を見通していたかのような映画です。
あるテレビディレクターが盗聴マニアである主人公金村(浅野)を追って…、という作品です。
今のテレビ報道や雑誌などのジャーナリズムに対しての警鐘という点でとても面白く斬新で…人の考え方や情報社会に対してのとらえ方に繋がっているんじゃないかなって、個人的にはそんな風に考えさせられる内容です。
テレビカメラで追う人、追われる人、そんな関係を作品を通して見ている人は…。
そんな世界観の中に観客が浸っていると…オレはどうなんだろう…オレはどっちなんだろう…オレは…と気づくことがあるかもしれません。
浅野さんの渾身の演技や迫力、自身の持っている世界観をこれでもかって爆発させている、そんな印象を観客に叩きつけるかのような作品と思います。
映画自体は海外の作品に大きく影響を受けていますが、浅野さんに限らず他の出演者も素晴らしいです。
映画好きにはおすすめです。
第2位:「ねじ式」
1998年の作品です。
漫画家つげ義春さんの作品「ねじ式」やその他の作品を原作にした映画です。
原作は多方面で多くの影響を与えていますね。
漫画界にとどまらず文学や映画、芸術関係などなど。
映画の舞台で中心となるのは想像の世界。
在りし日の日本が舞台であったり、はたまた夢か現実か分からないような世界という舞台が入り乱れて、いつのまにか日本人の心、どこか懐かしくどこか切なく寂しい、というような心象風景をシュールに描いています。
そんな淡々とした世界観で、主人公ツベを演じる浅野さん。
どこまでいっちゃうの~って感じです。
やっぱり一番おもしろいなぁって思うのは最初の海辺のシーンかなぁ。
個人的にはですけどね…(ごめんなさい)。
ホントに浅野さんの演技スタイルが確立されてきたんじゃないかと思います。
私生活でも歌手のcharaさんと結婚、子供を授かる、という充実ぶりが作品でもにじみ出ている、って勝手に深読みしちってます。
第3位:「鮫肌男と桃尻女」
1999年の作品。
こちらも漫画家望月峯太郎さんの同名作品を原作にした映画です。
映画監督北野武の作品とも関係があるようですね。
上記2作品とはまた違った浅野さんが見られます。
上の2作品はこの作品と比べるとマイナー感が強くどっちかというと「オレの世界観ってスゲ~ぜっ」って感じです。
バカにしてませんよ。
すごい好きです。
こちらの作品はエンターテイメント色が前面に出ていて、見ていて楽しいっていう娯楽モードです。
浅野さんのことを、「主演として娯楽映画で大丈夫?」って思ってたんですが…。
「お~」、っと思わず拍手しそうになりました。
すんなりとこなしています。
僕のイメージとはかけ離れて、「あっちゃ~、浅野やりよんなぁ」と余計に、俳優浅野忠信、に心底惚れた瞬間でした。
「同年代の人がここまでやりきりやがる」と妬みを感じざる負えないと同時にリスペクトもしたわけです。
浅野忠信ここから羽ばたくって映画と思います。
天才は果てしなく…。
まとめ
以上の3作品が私が選ぶ浅野忠信さん主演映画初期作品ベスト3でした。
本当に大好きで「天才」と感じずにはおれない「俳優浅野忠信」の魅力を感じれるのではないでしょうか。
だからいろんな日本や海外の映画に出演したりして評価されるんでしょうね。
本当に個人的な感想で恐縮です。
読んでくださいましてありがとうございました