嗚咽がずっと止まらない映画ランキング

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感動的な映画は世の中にはたくさんありますが、自分の人生とかぶったり自分の琴線に触れたりして、どうしようもなく泣けてしまう映画に、たまに出会えることがあります。


エンディングロールが静かに流れる中、映画館の暗闇の中で鼻水をすする音を聞かれないよう、流れる涙を周りに悟られないようにすることって、人生で何度かあります。





第1位:「フィールド・オブ・ドリームス」

フィールド・オブ・ドリームス (字幕版)

アイオワでトウモロコシを作っている男が、ある日声を聞く。


「それは作れば彼がやって来る」。


謎の言葉に操られるように、男は衝動のままトウモロコシ畑を潰して野球場を作る。


そこに現れたのは、とっくに死んでいるはずの伝説の大リーガー、シューレス・ジョー。


ジョーが「彼」なのか。


しかし物語は、その後にも聞こえる声と共に謎解きをするように進んで行き、ラストですべての登場人物の役目が判明し、「彼」が誰なのかが分かる。


アメリカの半分を舞台にしたロード・ムービーであり、家族の絆の物語になっている。


それぞれの登場人物の苦悩があり、幸せへへ向かいたい気持ちがあり、すれ違いとつながりが描かれていく。


突拍子もない設定ながら、映像は淡々と登場人物を写し、少しずつ謎が解けていく中で、それぞれの表情にも変化が生まれていく。


そのラストシーンは、あまりにもさりげないものだが、その裏には熱い愛にあふれている。


アメリカ映画史上に残るラストシーン。





第2位:「ロッキー」

ロッキー (字幕版)

言わずと知れた、ボクシングを題材にした大傑作映画。


1976年公開で、アメリカン・ロード・ムービーのカテゴリーに入れられることもある。


まったく無名の役者だったシルベスター・スタローンが脚本を書いて映画会社に持ちこみ、自分を主役にすることを条件にしたために低予算しかつかず、撮影のロケーションもほぼゲリラ撮影だったという。


実力はあるが三流のボクサー、ロッキーの元へ、世界戦の相手がケガをしたことで試合を中止にするくらいならと、相手にロッキーを指名したチャンピオン。


チャンピオンにしてみれば、ちょっとした余興、エキジビションという気持ちだったが、ロッキーはこれを人生最期のチャンスととらえ、本気で試合に臨む。


1ラウンドでまさかのダウンを奪ったロッキーは、最終15ラウンドまで死闘を続ける。


試合が終わり、ロッキーは結果も聞かず、自分を愛し、支え続けてくれた女性の名前を連呼する。


リングの上で抱擁する2人を移したエンディングには、世界中が涙した。

第3位:「奇跡のシンフォニー」

奇跡のシンフォニー [DVD]

音楽をモチーフに男と女、その息子の奇跡の再会を描くファンタジー映画。


良家の子女とバンドマンが恋をし子供を授かるが、親の一方的な考えで2人は別れさせられ、子供は施設に預けられる。


11歳になった少年は両親を捜すため、何の手がかりもないままニューヨークへ。


少年たちを路上で演奏させる男と出会ったことで父から授かった音楽の才能を大きく開花させる。


それがきっかけになり物語は大きな展開を迎える。


ギターのコードの押さえ方も知らない少年が、ギターの弦を叩き、適当にフレットを押さえることでメロディを生み出していくシーン。


大きなパークで、父とは知らずにギターセッションをする2人。


そして少年が書き上げたシンフォニーが少年の指揮で演奏される公園のステージに、導かれるように父と母が訪れる。


壮大なメロディと共に、ラストシーンは描かれる。


そのシンフォニーには、少年が出会ってきた音楽のすべてがこめられていて、音楽と映像がシンクロしていく。

まとめ

膨大な数の映画の中から、個人的に出会える映画の本数はさほどない中、心に触れる映画に出会えることは、とても幸せなことです。


私がこのように紹介できるように、たくさんの人の映画への愛に満ちたコメントを読んでみたいものです。


まだまだたくさんの感動的な映画があります。


さり気ないエンディングでも涙が止まらないこともあります。







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