アウトローな世界に入り込みたい時の邦画ベスト3ランキング

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雨の降る夜、アルコールを片手に少し部屋を暗くして映画を見たい日はありませんか。


大笑いしてテンションを上げたいわけでもなく、泣ける映画を見たい気分でもない…いつもの明るい表通りから一歩路地に足を踏み込んでダークな裏社会を覗いてみたい、そんなアウトローな気分のあなたにオススメの映画ベスト3をご紹介します。





第1位:「探偵はBARにいる」

探偵はBARにいる

2011年に制作された橋本一監督、大泉洋・松田龍平主演の探偵映画です。


北海道が生んだスターの大泉洋が、東直己の書いたハードボイルド小説の主人公を見事に演じています。


また、一見ぼんやりしていますが空手の腕前は師範代の相棒・高田役は松田龍平です。


熱い主人公と冷めた相棒が事件に巻き込まれていく様子に、気づけばあっという間に物語の世界へ引き込まれています。


舞台は北海道。


札幌市内でもひときわネオンが輝く歓楽街、すすき野から物語は始まります。


慣れた様子でBARに入ってきた探偵が、慣れた様子でいつもの席に座る。


すると店の黒電話が鳴り出します。


「もしもし、コンドウキョウコですけど。


助けて頂けないでしょうか」そんな女性の依頼から物語は始まり、主人公が事件の謎を解いていきます。


情に厚く美女に弱い探偵が、最後に辿り着くのはどのような結末なのでしょうか。


北海道という土地をこれほど全面に押し出した映画はあまりないのではないでしょうか。


この映画を見たら、あなたもきっと、すすき野へ行きたくなるはずです!





第2位:「まほろ駅前狂騒曲」

まほろ駅前狂騒曲

2014年に制作された大森立嗣監督、瑛太、松田龍平主演の映画です。


この映画は、まほろ駅前シリーズの3作目となり、1作目の映画、2作目のテレビドラマに続く大人気シリーズなのです。


とは言え、他の作品を見ていなくても充分楽しめるのでご安心下さい。


気になる方は、是非シリーズで見てみて下さいね。


主役の多田啓介(英太)と行天春彦(松田龍平)は、依頼はなんでもこなす『多田便利軒』で働いている、かなりアウトローな二人組です。


ある日、多田は行天の元妻から一時的に娘を預かって欲しいと頼まれ、行天が子ども嫌いと知りながらもその依頼を受けてしまいます。


その頃、まほろ駅前では「家庭と健康食品協会」という謎の団体が日々ビラ配りを行っています。


どうやらその協会の前身は「天の声教団」という宗教団体のようなのですが...物語のキーパーソンとなる行天は一体どんな行動を起こしていくのでしょうか。


この映画は個性的な俳優が個性的な役柄で登場していて、その隙間に普通の人物がいるような設定で物語が進んでいきます。


大笑いする場面は無いけれど松田龍平のシニカルなジョークに思わずにやけてしまう、そんな空気感が病みつきになる映画です。


第3位:「鍵泥棒のメソッド」

鍵泥棒のメソッド

2012年に制作された内田けんじ監督・脚本、堺雅人主演の映画です。


この映画はコミカルな要素も強いのですが、香川照之の演じる殺し屋が映画を引き締めているスパイスのようです。


そして、今や大河ドラマの主演も担う堺雅人が演じるダメ男っぷりも迫真の演技で、このサスペンスコメディを盛り上げています。


35歳にして売れない役者の桜井武史(堺雅人)は、偶然銭湯で足を滑らし記憶を失った山崎信一郎(香川照之)の脱衣所の鍵を自分の鍵と交換してしまいます。


違う人間に入れ替わったら今よりましな生活になるのではないか、という安易な考えでしたが、入れ替わった相手は誰も顔を知らない伝説の殺し屋でした。


一方で記憶を失くした山崎は、桜井として生きていこうとします。


自分の人生が上手くいかない時、誰もが一度は誰かと入れ替わってみたいと想像します。


もしその願いが叶ったら、人は100%満足して幸せになれるのでしょうか。


本当に大切な物は一体何か、を教えてくれる映画です。


まとめ

雨の夜に見たくなるアウトローな映画をご紹介しましたが、如何でしたでしょうか。


人は日常では経験できない事を映画に求めます。


そして、その役やストーリーに入り込んで非日常を体験した結果、エンディングを迎えた時に思う事は、結局平凡な日常の大切さなのかもしれません。


映画を見た分だけ、どんどん自分の日常を大切に思えたら素敵な事ですよね!




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