無茶なことをする主人公の洋画ベスト3
ここ最近の映画は、CGやワイヤーアクションなどで、なんでもできそうですが、ここはあえて自分の肉体で、スタントを使わずに撮影に挑んだ主人公にスポットをあててみようと思います。
撮影された作品は、例え時間がたっても輝きを失わないのは、それが人間の限界に近く、その映像を越えるようなものが撮影されていないからかもしれないです。
それをぜひ観て確かめてほしいと思います。
第1位:「プロジェクトA」

1983年の香港映画で、なんと主演、監督、脚本の3役をジャッキー・チェンが一人でこなしています。
なかなかこれだけやれるアクションスターはいないと思うし、これだけでも驚きなのですが、本編のアクションシーンは半端でない作品です。
本作はジャッキー・チェンのデビュー10周年を記念して作られただけに思い入れも強そうです。
本編の内容は、とてもシンプルです。
海賊が暗躍するする香港社会で、海軍に所属する突撃隊長ドラゴン(ジャッキー・チェン)が、海賊の撲滅作戦にでるというものです。
アクションは、自転車でのチェイスや20数メートルの時計塔からの落下が見所です。
自転車では、梯子を飛び越えて、再び自転車に飛び乗るというコミカルなものもあれば真剣勝負もあります。
特に時計塔からの落下は3回もやったらしく、首の骨を折っています。
地面に激突するさまは、見ただけでも痛そうだけど目が離せないシーンとなっています。
ぜひ観てほしいです。
第2位:「ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル」

2011年のアメリカ映画で、監督はブラッド・バードです。
副題としてゴーストプロトコルという名前が付いています。
主演はトム・クルーズで人気シリーズの第4段で、撮影されたときは、すでにトム・クルーズ49歳のおじさんですが、そんな年齢を微塵も感じさせないオーラ全開のトム・クルーズがここにあります。
内容は、ロシアのクレムリン爆破の濡れ衣をきせられたイーサンハント(トム・クルーズ)が、仲間のエージェント3人と協力して汚名を返上するというものです。
3人のチームワークも見所の1つになっています。
ただ、ちょっと3人の連携が都合よすぎて残念な気もします。
アクションの見所は、ドバイにある世界で一番高いブルジュハリファをトム・クルーズがよじ登るシーンです。
もちろんスタントなしで、実際にワイヤー1本で宙ぶらりんになっているシーンが、メイキングにも残っています。
このシーンで監督は、ヒヤヒヤものだったと思います。
よく撮影できたと感心してしまいます。
第3位:「マッハ」
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2003年のタイ映画です。
監督は、プラッチャー・ピンゲーオで、主演はトニー・ジャーです。
この映画は、宣伝文句が凄かったんです。
それは、CGは使いません、ワイヤーも使いません、スタントマンも使いません、早回しもしませんというものです。
公開されたときの予告を見ただけでは、すごく胡散臭いB級映画で、観に行ったら後悔するんじゃないかと思ったほどです。
その心配は、必要ないぐらい良くできてはいるんです。
さて本編ですが、小学生でも一緒に楽しめるぐらい分かりやすく作られています。
タイの村から盗まれた信仰の象徴オンバクの首を取り戻すべく、ムエタイの使い手を送り出します。
それがトニー・ジャーです。
アクションは、タイではよく走ている三輪タクシーのトゥクトゥクによるチェイスやトニー・ジャーの格闘シーンが見所です。
まさにノンストップで、滞空時間の長い蹴りやジャンプで乗用車まで飛び越えます。
そのスピード感は、早回しをしませんの言葉を疑うほどです。
まとめ
ここで紹介した作品を観るなら、まずは種明かしとも言えるメイキングを観てから本編を観てほしいと思います。
ただ、観て流してしまうには勿体ないシーンが沢山あります。
役者が命をかけて撮影した思いを噛み締めながら観ると、映画がさらに面白くなると思います。
だいたいブルーレイなどに収録されていますが、本編だけしか観ないとかもったいないです。