頭を使わずにだらっと観れるB級映画ベスト3
「仕事で疲れた…取り敢えずご飯を食べながら頭を使わずにだらっと観られる洋画はないか…」
先日一人暮らしを始めて3ヶ月の友人宅へ遊びに行った時言われた一言。
本当に疲れているんだな…と思い、楽しく観られる映画だけを考えてみた。
海外映画ってハリウッドモノしか知らないしあぁいうのは疲れる…と思っている方にもおすすめだ。
簡単な晩御飯かお酒とつまみ片手に是非観て欲しい!
第1位:「ワールズ・エンド酔っぱらいが世界を救う!」

イングランド出身の映画監督エドガー・ライトと、同じくイングランド出身でイギリスの俳優サイモン・ペッグがタッグを組んで製作している3部作の3部作目。
3部作と言っても1作ずつ完全自立しているシリーズなので、前作2本を見る必要は全くない。
(ちなみに1作目はゾンビモノ、2作目はポリスモノ)
ざっくりとあらすじを説明すると、子供の頃は幼馴染5人のうち一番輝いていた主人公ゲイリーが勘違いをしたまま大人になりクズさを極める一方で、
残り4人は社会人として成功しており、現状に焦った(焦ったはず)のゲイリーが幼馴染4人と子供の頃達成できなかったパブ「The World’s End」を目指す伝説の梯子酒を達成するために故郷へ帰る、というもの。
Wikipedia等にはその次に起こる事まで書いてあるが、私的にはあらすじはここまでにして本編を観て欲しい。
ちなみにここで出てくるパブというのは英国の大衆酒場を指す。
本作の見どころは、若い頃上手く生きてきてグループでリーダー性を遺憾なく発揮していた主人公が、
当時全く冴えなかったが社会人として成功している幼馴染との間に感じる感覚のズレと、ストーリーが進むにつれそのズレが昔の感覚に戻って行くところだ。
夢を追う事と現実社会で世間に溶け込み上手くやっていく事はどうしてもズレが生じてしまう。
そしてなによりビールが飲みたくなる。
水?ビールだろ!!!!
第2位:「21ジャンプストリート」

ジョナ・ヒルとチャニング・テイタム主演のアクション・コメディ映画。
同名作のテレビドラマを原作としており、そちらはジョニー・デップが主演を務めている。
ちなみにこの映画版にも「えっ、これギャラ発生してるの?」という程度にジョニー・デップが出演している。
ざっくりとあらすじを説明すると、学生時代アメフト部に所属しスクールカースト最上位でイケイケな毎日を送っていたジェンコと、
スクールカースト最下層だった勉強はできるがいじめられていたシュミットが警察学校で再会し、
お互いの長所短所を補い合い優秀なコンビとして卒業、犯罪特別操作課に配属される。
青年犯罪撲滅の為高校への潜入捜査を任されお互いの青春時代をやり直す事になるのかと思っていたが、
手違いで潜入中のプロフィールが入れ替わり、自身が本来送っていた学生生活と真逆の生活を送る事になる。
本作の見どころは、学生時代お互いを軽蔑していたにも関わらず、入れ替わってみたら意外と楽しんでしまっているところだろう。
運動部の生徒と、文化部や勉強のできる生徒はお互いの事を見下していて、そういった環境から生まれるのがスクールカーストだが、
それはお互いがお互いの事をよく知らないからだ。
それぞれがそれぞれに楽しい、面白い事をやっている。
そこを大人にって青春をやり直したからこそ理解した、というのも少し皮肉かもしれない。
ちなみにこの映画が米国で公開されたのは2012年(日本では未公開)であり、当時米国ではテレビドラマ「glee」が大ヒットしているのだが、
「gleeのせいでスクールカーストの頂点が変化した」という話題が本作に出てくるのも面白いところである。
第3位:「ゾンビランド」

ソーシャルネットワークで有名になったジェシー・アイゼンバーグ出演のゾンビモノ映画。
R-15指定。
ご飯を食べながら、またはお酒とつまみをお供にと推薦しておきながらR-15指定のゾンビモノ映画を紹介してしまい申し訳無く思うが、
疲れている時に頭を使わず観られる映画という括りでこれを入れないわけにはいかなかった。
ざっくりとあらすじを説明する必要はない。
そもそもゾンビモノにあらすじって必要なのだろうか?
ちなみにゾンビランドも近年のゾンビモノの例に漏れずウィルス感染から始まるゾンビワールドだ。
本作の見どころは、従来のゾンビ映画からガチで生き残る方法を模索している主人公コロンバスだ。
臆病で貧弱、引きこもりで友人もいないゲームオタクのコロンバスが自らに課した32のルールのもと生き残りをかけて必死になる。
おそらく現実世界にゾンビが現れた時確実に生き残りたいのであればこの32のルールは守らなければならない。
でなければ死ぬ。
今作のパーティは引きこもりオタク・腕っ節も強く射撃もうまいワイルドなジジイ・美人姉妹だ。
このワイルドなジジイがガチでワイルドなのだ。
ガンガンゾンビを殺して行く。
コロンバスのルールガン無視だが全然生きてる。
テンポはいいしゾンビに街を占拠された時のハウツーにもなるし兎に角笑えるしで、ゾンビモノが苦手でなければ是非観て欲しい。
まとめ
如何だっただろうか。
この3作品は頭を使わず観られる映画だと断言できる。
仕事に疲れた時、何か心の隙間に挟みたい時、取り敢えず笑いたい時。
是非観て欲しいB級映画だ。
1日仕事を頑張って来たのだから、嫌なことがあったのならばこの映画を観て笑い飛ばして欲しいし、
やっと来た週末、友人を誘って一緒に鑑賞するのもいいかもしれない。