作って、見て楽しめる!実用性はイマイチですが、遊び心満載の卓上ロボット掃除機を2種類紹介!

大人の科学マガジンVol.33(卓上ロボット掃除機) (学研ムック 大人の科学マガジンシリーズ)

今では多くのメーカーから発売されているロボット掃除機。

その機能性は年々高まってきていますが、今回は一般的に販売されているような機能性が高く部屋中をきれいにしてくれるかしこいロボット掃除機ではなく、作って、見て楽しめるような遊び心満載の卓上ロボット掃除機を2種類紹介したいと思います。

ただし市販のロボット掃除機に比べると吸引力などの機能性はイマイチですが、実用性のことはこの際忘れて、キュートに動き回る卓上ロボット掃除機についてその魅力を語りたいと思います。



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大人の科学マガジン卓上ロボット掃除機

大人の科学マガジンVol.33(卓上ロボット掃除機) (学研ムック 大人の科学マガジンシリーズ)

ロボット掃除機その1は、単行本ムック・学研プラスから販売されている、大人の科学マガジン卓上ロボット掃除機です。

電波時計や二足歩行ロボット、トルネード加湿器などなど、自身で組み立てる科学キットが付録としてついている大人の科学マガジンは、遊び心のあるメカ好きの大人たちに大人気の雑誌ですが、その中の付録のひとつとして登場したのが自作用の卓上ロボット掃除機です。



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卓上ロボット掃除機の特徴と魅力を4つピックアップ!

大人の科学マガジン卓上ロボット掃除機の形は、丸型でルンバに似ているという声もあることからルンバっぽい卓上ロボット掃除機とも呼ばれています。

そんな卓上版のロボット掃除機、いったいどのような特徴と魅力があるのでしょうか?

主なものを4つピックアップしてみました。

手のひらサイズで中のメカニズムがわかりやすい!

サイズは普通のルンバとは違い、卓上にピッタリの手のひらサイズです。

形は確かにルンバっぽいですがカバーが半透明なので、メカ好きの人ならば中のメカニズムがだいたいわかるようになっています。

本来ルンバに似せて作るのであれば重厚なカラーのカバーをつけても良いのですが、そこは付録なのでいかにも付録らしくわかりやすい作りになっています。

一見簡単そうだが気を抜くと失敗する可能性も!

出来上がった卓上ロボット掃除機を見ると、素人でも作れそうでいかにも簡単そうに見えますが、これが素人にはなかなか難しい科学的な付録になっています。

また勢いに任せて作業を進めていくと作動しない恐れもあるので、少し慣れている人でも説明書を熟読して、ある程度の工程を頭に入れてから組み立てていくのがおすすめです。

一方、メカに慣れている人の場合は少し物足りなく感じるかもしれませんが、作業が進んでいくうちに手ごたえを感じたという声も少なくありませんので、組み立てる楽しみの大きさは期待してもいいかと思います。

バンパー付きで障害物も回避!

大人の科学マガジン卓上ロボット掃除機をガンバって作った後は、早速その成果を試してみましょう!

卓上に障害物をいくつか置き、スイッチを「ON2」にして自走モードで走行させてみて下さい。

センサーや制御機能が付いていないのに障害物や段差に当たると、方向を変えて再度走行できるようになっています。

そのヒミツは前面の下部に付いているバンパーにあります。

側面から見るとロボット掃除機にちょっとしたすき間が空いていますが、これはバンパーを動かすためのもので、障害物や段差がこのバンパーに当たると120度回転して再び走行する仕組みになっているのです。

センサーや制御が付いていなくてもちょっと工夫された仕組みで、障害物や段差をしっかり回避できるシステムになっています。

2種類のスイッチで好きな掃除モードに!

スイッチ「ON2」は先ほど紹介した自走モードになっていて、走行経路のゴミをきれいに吸い取ってくれます。

一方、スイッチ「ON1」に変えると吸引だけを行なう掃除機モードになるので、手動でゴミが落ちている場所を掃除することができるようになっています。

ちなみにこの卓上ロボット掃除機は大きなゴミは吸い取りにくいので、短い髪の毛や消しゴムのかすなどの小さめのゴミの掃除に役立てて下さい。

また自走モードにするとゴミのないところも走行しますが、センサーや制御機能がない分これもご愛敬。

手作りならではのメカニズムが少しほほえましく楽しむことができる、遊び心満載の卓上掃除機です。

組み立てる前に用意しておくもの

大人の科学マガジン卓上ロボット掃除機を組み立てる前には、次のものを用意しておきましょう。

組み立てに必要な道具はプラスドライバー、つまようじ、はさみ、グリスです。

つまようじは歯車をマウントさせるのに、グリスを先につけて軸に塗る時に使用します。

ロボット掃除機の動力源は充電器ではなく、単産の電池2個になります。

ちゃおの付録、卓上ロボット掃除機がスゴイ!

ロボット掃除機その2は、小学館の漫画雑誌ちゃおの付録家電、ぷりちぃお掃除ロボCH-01という名前がいかにもかわいらしい卓上ロボット掃除機です。

このところ漫画雑誌や子供雑誌に付いてくる付録の内容がかなりプレミアム化されていますが、さすがにロボット掃除機が卓上用とはいえ付いてくるなんて誰が想像したでしょうか?

もちろん卓上だけでなく普通にフローリングや畳にも、機能性さえある程度目をつむれば使用することができます。

この卓上ロボット掃除機はちゃおに連載中の「プリプリちぃちゃん!」のアニメ化を記念して、付録史上初のロボット掃除機として付録されたものです。

ぷりちぃお掃除ロボCH-01の機能と魅力を3つピックアップ

ぷりちぃお掃除ロボCH-01はロボット掃除機の上にちぃちゃんがちょんと乗っかっていて、とってもキュートで魅力的なデザインになっています。

また他にもこの卓上ロボット掃除機の機能と魅力を見出すことができます。

そこでぷりちぃお掃除ロボCH-01の機能と魅力を3つピックアップしてみました。

組み立て方は超簡単!ドライバーも不要!

ところで子供が読むような漫画雑誌に付いている卓上ロボット掃除機は、いったいどのように組み立てることができるのか少々気になりませんか?

ちゃおに付いている卓上ロボット掃除機は大人の科学マガジンの付録とは違い、メカに強くなくてもドライバーがなくても超簡単に組み立てられるようになっています。

先ほど紹介した大人の科学マガジン卓上ロボット掃除機のように、事前に用意するものも特にありません。

作り方は分解された状態のパーツを、説明書通りにそのままはめ込んでいくだけ!

すぐに卓上ロボット掃除機を走行させたい人や、メカに弱く組み立てるのが苦手という人にもぜひおすすめです。

段差や障害物だけでない!なんと落下防止機能も!

ぷりちぃお掃除ロボCH-01には、市販のロボット掃除機のようなセンサー機能といった最先端技術は搭載されていません。

なのに、卓上で走行させると高い段差や障害物は見事に察知して、方向転換してから再び走行してお掃除を再開します。

ここまでは何となく想像がついたという人もいるでしょう。

ところが、高級家電ではなく漫画雑誌の付録というレベルの卓上ロボット掃除機にもかかわらず、さらに驚くべき機能が搭載?

されているのです。

それは落下防止機能で、万が一机の端まで走行して人間がうっかり気付かなくても、勝手に落ちないように方向転換して走行し直すのです。

これらの機能が作動するヒミツは、前面にある左右のツメの部分にあります。

どちらかのツメの部分に障害物などで衝撃が加わった時や、段差で左右のツメの部分が釣り合わなくなると、ギアがスライドして切り替わるようになっていて左車輪だけがバックギアに入ることで方向転換できる仕組みになっているのです。

電源は単4電池2本のみ!580円で手に入る!

いくら格安のロボット掃除機でも最低は数千円位の費用負担が掛かります。

でも、ぷりちぃお掃除ロボCH-01は580円のちゃおさえ購入すれば、手に入れることができます。

ただし2017年の4月号でないと、この卓上ロボット掃除機は手に入れることができませんが…。

またこの手の卓上ロボット掃除機が登場してもらいたいものです。

まとめ

今回紹介した2つの卓上ロボット掃除機には、残念ながらそれほどの吸引力は期待できません。

もちろんダストボックスはついていますが、容量が小さいうえに消しゴムのかすを一度に吸い込めるほどの機能はありません。

しかし実際に組み立てていくことでアナログでもこれほどの動きができることに魅力を感じますし、作って、そして走行しているところを見て楽しめます。

そしてメカが苦手な人でも少しは興味がわくのではないでしょうか?

少し難しい大人の科学マガジン卓上ロボット掃除機にトライするのもよし、ぷりちぃお掃除ロボCH-01を見て楽しむのもよし、どちらも遊び心で置いておきたくなる魅力的なロボット掃除機です。