床を拭けるロボット掃除機の種類・メリットとデメリットの解説

スマートスピーカーでロボット掃除機も操作できるようになった時代。

掃除にこだわりのあるかたも、全てロボットにお任せしたいと考えているのではないでしょうか。

名品「ルンバ」などの陰で、ひそかに人気を集めているのが、床を拭き取るタイプのロボット掃除機。

購入する上での利点や、タイプごとのメリットとデメリット・人気No.1の「ブラーバ」 についても解説します。



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拭き掃除もロボット掃除機に任せられるか

ゴミを吸引するタイプのロボット掃除機は広く認知されていますが、モップ・ウェットシートなどで拭き取るタイプのものは、まだ浸透していません。

まずは、拭き掃除をロボットにお任せできるのか・出来るとしたらどのような利点があるのかを解説していきます。

床を傷めずに掃除できる

拭き掃除を人間の手で行いたいと考える最大の理由として、「やっぱり自分の手でやったほうが綺麗になるから」といったことが挙げられます。

とはいえ、フローリングの表面に微細な傷がついたり、あるいはワックスが剥がれたりしてくると、ゴシゴシと擦らなければとれない汚れも目立ってきます。

こういった汚れを無理やり人間の手で拭き取ってしまうと、より床板のダメージが進んでしまいます。

こうなると、非常に厄介と言わざるを得ません。

床に汚れがこびりついて変色してしまう上、大掃除の度に行うワックスがけも大変な労力を要します。

ロボット掃除機なら、人間の手では決して加えられない微細な振動で、綺麗に汚れをかきとってくれます。

その上、床を無用に傷つけるリスクも非常に低く、使うほどに違いが分かって来ます。

フローリングをできるだけキレイに保ちたいのになかなか実現しない…というかたには、拭くタイプのロボット掃除機がおすすめできます。

ばい菌やハウスダストも除去できる

床を傷つけずにキレイに磨き上げる…ということばかりが、ロボット掃除機の利点ではありません。

アレルギーやアトピー体質のご家族がいる場合、大敵となるバイ菌・ハウスダストも除去することができます。

小さいお子様のいるご家庭、そうでなくともフローリングのお部屋を寝室として使っておられるかたも、健康や美容のために試してみる価値があります。

安く購入出来る

ロボット掃除機メーカーと言えばiRobot(アイロボット)ですが、値段に驚いて購入を見送られるかたが多いのも事実です。

吸引式掃除機の売れ筋を見ると、最低でも4万円・もっとも性能の高いものは9万円超えしてしまうのが普通。

しかし、拭き掃除タイプの掃除機は、ぐっと安価になっています。

2018年1月現在流通しているなかで最も高いものでも、34,000〜35,000円程度(Amazon価格)。

ロボット掃除機の陰でスティック型掃除機も好調な売れ行きを見せていますが、これと組み合わせれば、費用を抑えながら日頃の清掃に満足することもできます。

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モップタイプの掃除機

ひとくちに拭くタイプのロボット掃除機と言っても、清掃面がモップになっているタイプと、使い捨てのウェットシートを装着するタイプがあります。

最初にモップタイプのロボット掃除機から、メリットとデメリットを解説します。

メリット

意外にも、モップタイプのほうが清掃力は高いと言えます。

皮脂や湿気などが原因となって床にこびりついている汚れは、単に濡らすだけではなかなか取れないもの。

軽い力でガンコな汚れを落とすとしたら、汚れを分解させる洗浄成分が必要となる場合があります。

モップタイプのロボット掃除機なら、決して強すぎない力で物理的に汚れをかき取る力がしっかりとあります。

もちろんモップ部分を湿らせて使うこともできます。

もうひとつのメリットが、安価な製品が多い事です。

モップタイプの機種は本体の性能にあまり左右されないので、最安1万円以下で購入することができます。

気軽にロボット掃除機を試してみたい人におすすめできます。

デメリット

一方でデメリットとして挙げられるのは、モップ部分の洗濯です。

衣服と一緒に洗濯するのは抵抗感がありますし、お子様のいるご家庭ならなんとしても避けたいところでしょう。

ひどい汚れ物と一緒に洗うのがベストですが、そういった洗い物がでないご家庭だと、洗濯のタイミングに悩みます。

都度清潔に掃除したい・洗い物が面倒というかたは、一考する必要がありそうです。

ウェットシートタイプの掃除機

ウェットシートタイプは、どうしてもランニングコストが避けられません。

しかし、拭くタイプのロボット掃除機としては強い支持を集めています。

メリット

掃除の度にセットするシートとして、ほとんどの機種で市販のものが利用できます。

コストを抑えたい人であれば100円均一のものを、清掃力を高めたい人なら洗剤入りのシートをチョイスする…ということが可能。

使い捨てなのでメンテナンスの手間もかからず、人の手で掃除したときは段違いの仕上がりを得られるのは嬉しいポイントです。

デメリット

アイロボット社製のものには一定の信頼感がありますが、他社製のものだと清掃力に難があるとの口コミもあります。

ウェットシートできれいにするには、人の手で行うとしても絶妙な力加減・テクニックが要るもの。

ロボット掃除機においても技術力の差が目立つところで、「格安の機種を買って失敗した」ということが起こらないとは言えません。

4万円程度の初期投資を見込めるかたに、このタイプのものがおすすめできます。

ブラーバはやっぱり万能

【国内正規品】 iRobot 床拭きロボット ブラーバ 371j ホワイト

アイロボット社製の拭き掃除用機種と言えば、「ブラーバ」。

やはり人気だけあって、格安機種・国内メーカー製のものにはない特徴があります。

色々な掃除方法が選べる

ブラーバには清掃用のアタッチメントが2つついており、それぞれクリーニングシート・モップクロスが使えるようになっています。

モップとして使えるクロスも付属しますが、マイクロファイバーふきんなどお好みのものをつけることができます。

デフォルトではドライで掃除してくれますが、本体内部に水を入れてウェットモードを選べば、お掃除中にシートへ水を供給してくれます。

ここで人の手でウェットシートを使って掃除する場合を考えてみましょう。

掃除終盤にはシートが乾いていて効果を発揮しない…ということは、往々にしてあることです。

ブラーバなら、掃除中に随時適切な量の水分を供給してくれるため、掃除の効率や効果が落ちることはありません。

これだけでも、十分にロボット掃除機の利点を得られると言えます。

空間を認識してくれる

日本に流通している拭き掃除ロボットのなかで、ブラーバだけが唯一お部屋のサイズ・形状・汚れ具合などを認識してくれます。

専用のキューブを机上に置く必要があるものの、コップ程度のサイズで邪魔になりません。

床を均等にキレイにしてくれるのは、ブラーバならではと言えます。

駆動音が小さい

ロボット掃除機のノウハウを凝縮している「ブラーバ」には、掃除中の快適さも期待できます。

特に音の小ささには定評があり、赤ちゃんがいるお部屋・テレビ鑑賞中のリビングなどでも問題なく使えるとのこと。

他機種にはない大きなメリットだと言えます。

まとめ

ツイッターなどの口コミを見ても、「フローリングの拭き取りをロボット掃除機に任せてよかった」という声が数多くあがっています。

モップタイプ・ウェットシートタイプ・ブラーバのように両方使えるタイプなどがありますが、いずれにしても低予算で購入できるのは魅力的。

格安機種やブラーバ問わず、それぞれの特徴を理解した上で検討してみましょう。