キャリーケース全盛の今の世の中、普通のスーツケースの出番ってあるの?

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近頃スーツケースと言えば、キャスター付きのキャリーケースが主流になっています。

旅行者は勿論、このキャリーケースは普通の買い物にも利用出来るので大人気です。

しかし昔ながらのスーツケース、持ち手を握って持ち運ぶスーツケースの魅力もまた、見逃せないものがあります。

旅行用カバンの変遷を軽く紹介しつつ、その辺りを比較してみましょう。

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旅行と言えばスーツケースですが一昔前には

スーツケースと言えば、勿論旅行の必需品です。

大変にスマートで、今ではこれ以外には旅行用カバンは無いという感覚ですが、少し前までは長期旅行用の巨大なカバンがあったのです。

長期の旅行で荷物が多い場合に使用されたのは、もう一回り大きなトランクと呼ばれたカバンでした。

旅行にかかる時間も激減した昨今では、めったに見受けられなくなった種類のカバンです。

と言うより、今の若い人にはトランクと言う言葉自体が、旅行用カバンとして認識されていないかもしれませんね。

それこそ人間が入れるほどの大きな旅行用のカバンで、客船での長い旅行には必須のカバンでした。

それは飛行機が旅のメインの手段になり、しかも旅行先での土産などの買い物が宅配で送れるようにもなり、また旅行先で必要品も簡単に手に入るようになってから、コンパクトなスーツケースが旅行用カバンとして主流になったというわけです。

重くてかさばるトランクより、運びやすいスーツケースが一般的に用いられるようになったのは、海外旅行などが割安で行かれるようになってからの事とも言えます。

まあある意味、トランクと言うのはお金持ちの長期旅行のシンボルでもありました。

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特に日本人の場合は頑丈さにこだわりが

中身を壊さないように、しかも盗難にあわないようにと心砕くのは、日本人には普通のことです。

外国人の場合、特に本国の治安があまり良くないような人は、盗まれても仕方ない保険でカバーと言うような、ある意味クールな感覚を持った人が多く見受けられます。

しかし自分の持ち物を大事にする日本人には、中身が壊れないようにしっかりとした材質のスーツケースが、現在でも人気なのは言うまでもありません。

そして素材が頑丈だと言う事は、ある程度の自重を覚悟しなければならないと言う事でもあります。

一昔前の、有名メーカーの頑丈なスーツケースは、1週間くらいの旅行用のサイズのもので7キロありました。

今ではもう少し軽量の素材が開発されていますが、それでもビニールなどの素材の物に比べると重いのは、仕方のない事です。

これを何とか手軽に持ち運べるようにと開発されたのが、キャスター付きのスーツケースでした。

キャスター付きのスーツケースの場合

ある程度大きいサイズのもので、持ち運びが大変なものにキャスターを取り付けたのが、初期のキャスター付きスーツケースです。

縦に置いた場合丁度手の位置に来るようなサイズの、そんなスーツケースの下側にキャスターを取り付けたものです。

スーツケースの幅の狭い方の持ち手で、そのまま引きずっていく形の物でした。

こちらはまだ、特に欧米の旅行者は利用していますので、見かけている方も多いでしょう。

ただ初期の頃のこの手のスーツケースの場合、自重の重さとそこそこの大きなサイズに荷物を詰め込んだ重さで、キャスターが壊れて結局手で運ぶことになった、と言うケースも見受けられました。

また使用者の背丈によっては、持ち手の高さが調節できないことで使いづらい、という声もあったようです。

もっと運びやすく荷物は軽く

海外旅行と言えば長期だったのは昔の話で、今や3泊4日くらいの海外旅行も当たり前になりました。

そうなればスーツケースも、小型のもので充分になってきます。

そこで登場したのが、キャリーケースです。

もとは飛行機のキャビンアテンダントが使っていたものが、使いやすそうだと言う事で普及したとも言われています。

キャビンアテンダントの様に、せいぜい3泊くらいの移動ならば小さいサイズで充分ですし、旅行者としても近場ならばそのサイズで充分です。

しかもいかにも軽々と引っ張って行かれるタイプで、重さも感じられなく見えますから、普及したのは当然とも言えます。

実際、キャスター部分の改良などによって、小回りも効くようになって、動きの軽さにも拍車がかかることになったのです。

初期は2輪のものでしたが、今では4輪のものが多く販売されています。

ここで初心に戻って普通のスーツケースのメリットも忘れないでください

普通のスーツケースは、移動する時に手がふさがってしまうし、持っていなければいけないので重く感じる。

勿論そう言ったデメリットもありますが、普通のスーツケースには多くのメリットもあるのです。

手で持つのは大変だけど自重が軽い

一見重たく見えるスーツケースですが、実は自重はキャリーケースよりも軽いのです。

長い持ち手やそれを固定する器具が無い分、自重は軽くなっています。

普段は軽々と引っ張って行かれるキャリーケースも、階段や段差では持ち上げることになります。

それを考慮に入れると、意外と普通のスーツケースは軽くて持ち上げやすいと言う事にもなります。

また持ち手の部分のバランスなど、非常によく考えて作られていますので、実際の重さより軽く感じる製品もあります。

他の人へのうっかりが減る

キャリーケースについては、後ろに目が無いこともあって、気が付いてみたら後方を歩いていた人の足に引っ掛けてしまう、等の事故もあります。

これについては特に、街中や鉄道の駅でも注意を呼び掛けていますし、後ろではなく身体の横に位置させて転がしていくタイプのキャリーケースも、今では大半を占めています。

それでもついついうっかりして、と言った事故は後を絶ちません。

手で持つスーツケースなら、このうっかりも解消できますので事故の可能性も軽減できるわけです。

それでも荷物が重くなった場合

空港などでは無料有料のキャリアーが設置されていますので、それを使用すれば重いスーツケースでも問題はありません。

でもそこまでの移動がどうしても、と言う場合には折り畳み型のキャリアーの利用がおすすめです。

キャリーケースと違って、スーツケースとキャスターを分離させることが出来るので、他の使い方も出来ますし荷物が増えた時にも対応できます。

金属製の物なので、航空会社によっては機内持ち込みが不可能ですが、スーツケースと一緒に預け荷物に出来ます。

正直な話、キャリーケースのキャスターが壊れてしまうと、そのキャリーケースは使用不可になってしまいますが、この使い方ならどちらが壊れても片方だけで対応が可能です。

壊れ物が多い場合にもおすすめ

お土産などだけではなく、壊れ物が入っている場合も、手で持つタイプのスーツケースはおすすめになります。

キャリーケースだとどうしても、軽い段差の場所など通過する時に、壊れ物が入っているのを自覚していてもついそのまま転がしてしまう、と言う事があります。

きちんと梱包してあっても万が一の事故を防ぐために、手で運ぶタイプのスーツケースは壊れ物の運搬用としても、充分に対応できます。

中身にショックを与えないように使用するには、やはり自分の手で運ぶタイプが一番でしょう。

使い勝手は勿論目的によって使い分けることも

このようにどのタイプのスーツケースも、一長一短あります。

トランクは大きくて何でもはいる代わりに、移動が大変で持ち運びには誰かの手を借りなくてはなりません。

普通のスーツケースは、自分の手で持つので面倒にも感じますが、他人に対する事故などは激減します。

キャリーケースは移動も楽で大変にお役立ちですが、時に事故も引き起こしますし長期の旅行用にはあまり向いていません。

旅行の期間や目的、また移動手段によってもこれらのスーツケースを使い分けるのが、ベストと言えます。

今主流のキャリーケースだけでなく、普通のスーツケースに目を向けて見てください。

思いもよらない、新しい発見と使い道があるはずです。

特に趣味が旅行の方や、出張の多い方の場合は、流行だけでなく実用品としてしっかりと使用してみたいものですね。

まとめ

勿論旅の目的によって使い分けが一番望ましいことですが、しょっちゅう出かけるわけではないと言う方には、ある意味昔ながらのスーツケースに折り畳み型のキャリアーと言う組み合わせをおすすめしたいです。

実際この組み合わせは、本当に面倒も無く楽に使えることに加えて、スーツケースのサイズの変更にも対応できます。

次のスーツケースの購入の時に、普通のスーツケースも候補に入れてみてはいかがでしょうか。







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