ビジネスバッグの選び方、機能性も素材も形もまとめて考えてみよう
ビジネスバッグと言えば、ビジネスマン御用達のアイテムです。
今どきのビジネスマンは何しろ、持ち運び荷物も増えてきました。
書類関係だけでなく、タブレットパソコンを初めパソコン類も、財布や新聞ちょっとした小物まで幅広く持ち歩く必要も出てきました。
これだけの荷物、やはり効率的に収納して出来るだけ楽に持って歩きたいものですね。
ビジネスバッグはかなり昔からあった
何となく近年前面に出てきた感のあるビジネスバッグですが、実はかなり昔からビジネスマン当時はサラリーマンに使われていました。
勿論今のようにスマートで収納に優れて、しかも丈夫な割に軽い、等と言う機能性バッグではありません。
昭和の30年代頃に主に使われていたのは、学生カバンタイプの物でした。
それ以前大正時代辺りには、抱えカバンと言うのもが使われていました。
持ち手の無い、抱えて持つ形のやはり革製のバッグです。
考えて見れば革製の学生カバンは、丈夫で長持ちするものでしたし、書籍などを入れるのを目的としていましたから、書類関係を入れるのには適していたわけです。
使い込んだ皮の学生カバンを持ったサラリーマンが、満員電車に揺られていたのが昭和の朝の光景でした。
その後男性はあまり荷物を持たない、と言った風潮があったりもしましたが、それでも衣類のポケットだけではとても小物だけでも収納しきれません。
実はかなりの種類のブリーフケースと呼ばれるビジネスマン用のバッグが、存在していたのです。
ブリーフケースと呼ばれるバッグ
書類用カバンと訳されていますが、元は英語から来ています。
その名の通り書類を入れて運ぶことが目的のバッグですので、今のビジネスバッグもこの中の一種と言う事になります。
学生カバンや抱えカバンも、ブリーフケースと言っていいでしょう。
またアタッシュケースのように、しっかりとした箱型で中身の書類を守るタイプの物もありますし、ドクターズバッグやフライトケース、ミュージックケースのように職業に特化したものもブリーフケースの範疇に加えられています。
このブリーフケースの中でも、仕事に通勤にと持ち歩きに便利に、また中身の書類やパソコンなどを保護できるように作られているのが、現代のビジネスバッグなのです。
ビジネスマンがバッグを持つ必要性
今どきのビジネスマンは、会社内だけの仕事で全てが済むという時代ではなくなりました。
率先して外部に出て、取引先などに顔を出したりと非常にアクティブな活動が求められていると言っていいでしょう。
必要書類やパソコン、仕事に必要な小物などまとめて持ち歩く必要も、年々増えています。
それに加えて、朝晩のラッシュから大事な書類やパソコンを守らなくてはなりません。
精密機器が入っていればなおさら、押し合いになる電車の中ではしっかりとした保護が必要です。
かなりの量を収納出来て、しかも収納物を安全に運ぶと言う事が求められるのですから、ケースもしっかりとした物を用意したいものですね。
手に荷物は持ちたくない、と言う人もいるでしょうが、やはりビジネスバッグはビジネスマン必携のアイテムと言っていいかと思われます。
荷物が増えても、大事な中身を守れるのですから、しっかりと利用しましょう。
おすすめのビジネスバッグは?
さておすすめのビジネスバッグです。
仕事の種類や取引相手の会社の種類、またご自分のこだわりなどもありますので、あくまでも代表的なものとしてお読みください。
使用目的をまずはっきりと
中に収納するものが何になるのかを、まず考えましょう。
パソコンを入れるのか入れないのか、書類はどの程度入れるのか、書籍も入れる必要があるのか、小物はどの程度小分けしたいのか、等々です。
今は殆どのビジネスバッグが、パソコン収納に対応していますが、サイズや緩衝材の多少なども考慮に入れて考えましょう。
また小物関係も、小分けのポケットが多い方がいいのかまとめたいのかなど、あらかじめ考えておくと面倒がありません。
ブリーフケースタイプの物
先に書きました、書類用バッグです。
最もポピュラーなタイプですので、これを選べばまず問題はありません。
単に手に提げて運ぶタイプの物から、3WAYのショルダーにもバックパックにも使えるものまで豊富に種類がありますので、利用状況に合わせて使用できるので便利です。
通勤時はバックパックスタイルやショルダーで出来るだけ楽に、仕事の時には手提げにしてと使い分けられます。
内部の仕分けも細かいものが多いので、荷物の種類が多い人には便利です。
素材は大体が、ナイロン製の物が多くなっています。
撥水加工してあるもので、型崩れしにくいものを選ぶといいでしょう。
付け加えると、荷物が増えた時に対応できるように、奥行きを調整出来るマチがついているものがおすすめです。
トートバッグタイプの物
肩に掛けられる、ちょっと長めの持ち手のついたバッグです。
買い物用に使われることも多いのですが、ビジネスバッグとしても登場してきました。
機能面でもかなり優れたものが出ていますし、肩に掛けられるので重さがあまり苦になりません。
ただし、どうしても見た目がカジュアルに見えてしまうので、大事な取引先などにはちょっとと思う方も多いようです。
最も素材が、革製の物もありますのでその辺りなら高級感もキープできますね。
荷物の出し入れ口が大きいので、内部が見やすい反面雨なども入りやすいので、ファスナーがしっかりと付いたタイプを選びましょう。
アタッシュケースタイプの物
ある映画の主人公のおかげで、すっかり重要書類や重要アイテムの運搬用とイメージが定着した、アタッシュケースです。
実際ジュラルミンなどの素材がメインですので、中身の保護に関しては一番と言っていいでしょう。
鍵付きの物もありますので、その点も安心です。
ただどうしても、持ち歩くと言う点で上記2点より運びにくい感はあります。
内部の仕分けもいささかと言った感じです。
バッグinバッグなどで、補助を入れるといいでしょう。
これは余談ですが、アタッシュケースとアタッシェケースどちらも間違いではありません。
英語とフランス語の由来の差ですので、日本での表記はどちらでもと言う事です。
素材選びでおすすめ素材は?
幸い多くの素材が、各種ビジネスバッグでも使われていますので、お好みの物を選ぶことが出来ます。
ナイロン製の物
最も現在では多く使われていると言って過言ではない、ナイロン素材です。
昔のナイロンに比べると耐久性も上がり、撥水加工の進化で防水性も上がりました。
重さに関しても、かなり軽量な上に耐久性もあるので長く楽に使用が出来ます。
型崩れが問題点でしたが、これも年々改良がされてきています。
高級感と言う点では革製に劣りますが、ビジネスバッグとしての使用には充分に答えてくれる素材です。
革製の物
使えば使うほど味の出てくる革製のバッグは、高級感と耐久性では一番と言えるでしょう。
使い捨てでは無く長く愛用したいと言う人には、最も適したバッグです。
しかしその分手もかかります。
メンテも必要になりますし、水濡れした時のケアも手早くしなければなりません。
そういったデメリットを越えても使用するところに、レザー製のバッグの価値があるのかもしれません。
水濡れに関しては、防水スプレーなどで防御しておきましょう。
合成皮革の物
いわゆる、フェイクレザーです。
合成の皮も品質が上がって、近頃では一見すると本物の皮に見えるものが多くなりました。
本物の皮に比べてお値段も安く、水にも強いのがメリットです。
色合いも多彩なので、お洒落な感じでの使用も出来ます。
ただ残念なことに、耐久性だけはどうにもなりません。
劣化が早いのが、かなり残念なところです。
まとめ
バッグと言うものは荷物を運ぶのが目的のアイテムですが、ビジネスマンが使用する場合単に荷物運びだけが目的にはなりません。
ビジネスバッグは大切な仕事関係の書類やパソコンの運搬に使用するものですが、加えて所持しているビジネスマンの格にも関わってきます。
機能的で使いやすく持ち運びやすい、しかも取引相手などに好感を持たれるようなビジネスバッグを、どうぞ選んでくださいね。