ランニング用のバックパックはどう選ぶ？チェックしたい5つのポイント
バックパックといえば、登山や旅行などでよく使われているイメージがありますが、実はランニングでも重宝されています。
長距離を走るときや、自然の中を走るトレイルランニングでは、水や補給食などを携帯することになりますが、そんなときにバックパックがあると、とても役立つのです。
では、ランニング用のバックパックを選ぶときのポイントを説明していきましょう。
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容量
ランニング用のバックパックを選ぶなら、容量は必ず確認しておくようにしましょう。
合わない容量のものを買っても、便利に使うことはできません。
もし小さすぎた場合は、入れたいものを全部入れることができず、後悔してしまうことがあるのです。
失敗を防ぐためには、バックパックの中に何を入れることになるか、あらかじめ考えてから選ぶようにしてください。
そこがはっきりしていないと、どの容量が適切なのか、よくわからなくなってしまいます。
例えば、簡単な練習だけなら、それほど荷物を詰め込む必要はないので、あまり大きいものでなくても問題はありません。
また、ドリンクの提供があるレースに出るなら、飲み物を入れなくてもよいので、小さいものでも安心です。
しかし、トレイルランニングでかなり奥地まで入って行くようなときは、入れる荷物も増えることになるので、ある程度大きくなければ不便になってしまいます。
水などを自分で用意しなければならないレースの場合も、必要なものがすべて入るくらいの容量を選ぶべきです。
このように、どんなランニングをする予定で、そのために何を入れることになるか考えておけば、ぴったりなバックパックを見極めることができます。
大きすぎるものは避ける
バックパックを購入するときは、「大は小を兼ねる」という言葉を参考にして、とりあえず大きめのものを選んでおく方法があります。
そうしておけば、あとから荷物を追加したくなったとき、困ることはありません。
しかし、ランニング用のバックパックの場合は、この選び方だと失敗することがあります。
ランニング用のバックパックは、背負ったまま走ることになるため、大きすぎて中のものが揺さぶられるようだと、快適さを損なう可能性が高いのです。
そのため、むやみに大きすぎるものを選ばないようにしましょう。
キャンプをするとき、キャンプ場までの距離が近い場合など、背負ったままの移動があまり多くないようなら、大きめのものを選んでおくのもアリです。
むしろ、追加したい荷物があとから出てくることを考えれば、その方が適していますが、ランニングのように背負ったまま走るような使い方をするなら、運動の邪魔にならないことを優先するようにしましょう。
適度な大きさで、中の荷物が踊らないようなバックパックなら、快適に走ることができます。
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フィット感
ランニング用のバックパックを選ぶなら、自分の体にきちんとフィットしていることも、忘れずに確認しておくようにしましょう。
体に合わず、背中や肩に隙間ができてしまうようなバックパックだと、背負ったときに安定しません。
ガポガポと背中で動くようなものを使っていると、ランニングに集中することができなくなってしまうのです。
そのため、背負ったときの隙間の有無を確認して、しっかりとフィットするものを選ぶことは、とても重要です。
体にぴったりとフィットするものなら、背負っている感覚を忘れることもあるので、ランニングの邪魔になる心配はありません。
違和感なく背負うことができるものを選び、余計なストレスを防ぐようにしましょう。
フィッティングをする
バックパックが体に合っていることを確認するためには、必ずフィッティングを行うようにしましょう。
店頭で実際に背負ってみて、隙間ができいないことを確かめてから購入する方法なら、失敗することはありません。
そのため、見た目のデザインや値段だけで選ぶようなことはしないでください。
デザインや値段なども重要な要素であることは確かですが、そればかりを優先してしまい、背負ったときのフィット感を失念していたのでは、あとから後悔することもあります。
いざ背負って走ろうとしたとき、そこで初めてフィットしないことに気づいても、すでに手遅れです。
そうなると、まだ壊れてもいない新しいバックパックを、早々に買い替えることになってしまいます。
このような失敗を防ぐためにも、安易な考えで選ぶのではなく、きちんとフィッティングをして、じっくり検討するようにしましょう。
実際に試して慎重に選ぶことで、間違いなく使いやすいバックパックを購入することができます。
できれば店頭で
しっかりフィッティングをして選ぶのであれば、インターネット通販での購入は、あまりよい方法ではありません。
通販はとても便利であり、近くに店がないときなどは助かりますが、実物を確認できないというデメリットがあります。
届いたものが想像と違ってがっかりするという失敗は、通販ではよくあることなのです。
そのため、店舗を利用できるようなら、できるだけそちらで選ぶことをおすすめします。
店頭でフィッティングを行い、体に合っていることをきちんと確認できれば、失敗するということはありません。
通気性
ランニングでは大量の汗をかくことになるので、そのときに使うバックパックを購入するなら、汗を考慮に入れて選ぶことが大切です。
そこで重要になるのが、バックパックの通気性になります。
通気性が悪く、汗で背中が蒸れるようでは、快適に走ることができません。
ひどいときには、汗でかぶれてしまうこともあるのです。
汗のデメリットを防ぐためには、背面部分の素材をよく見るようにしてください。
背面にメッシュ素材が使われているものは、とても通気性がよく、汗をたくさんかいても、ひどく蒸れるようなことはありません。
気持ちよく運動ができるように、この点はしっかりチェックしておきましょう。
ポケット
ランニングで使うバックパックを選ぶなら、ポケットがどうなっているか、よく見ておくことも大切です。
特に、外側に何個のポケットがあるかは、しっかり確認しておくようにしましょう。
走っている途中で何かを取り出すには、ポケットがないと、とても不便です。
いちいち立ち止まり、バックパックの中を探さなければならないようでは、ランニングに集中できません。
しかし、外側にポケットがついているなら、面倒なことはなくなります。
途中でものを取り出したいときは、体を動かしながらでもスムーズな作業が可能になるのです。
無駄な動作を減らすためにも、ポケットは見落とさないようにしましょう。
ハイドレーションシステム
ランニング用のバックパックには、ハイドレーションシステムという、他のバックパックにはない機能があります。
これは、水をためたパックを中に入れておき、そこから直接ストローで吸うことができるという優れものです。
そのため、水分補給が重要な長距離レースやトレイルランニングでは、とても便利に使うことができるのです。
ランニング用にバックパックを購入するなら、このシステムを備えていることも、忘れずにチェックしておいてください。
まとめ
バックパック選びでは、目的に合わせることが大切なので、ランニング用のものを選ぶなら、走るときのことをしっかり考えるようにしましょう。
容量やフィット感などをこまかくチェックして、走るときの妨げにならないようなバックパックを見つけてください。
それなら、余計なストレスを感じることなく、存分に体を動かすことができるのです。