今でもウォークマンは音楽好きの人の必携マシン! 何故なら

ウォークマン、もう40年も前に初代が販売、音楽好きな人たちの必携マシンとなりました。
そして今も、同じく音楽好きな人なら必ず持っているとまで言われる名機です。
ソフトは違ってきましたが、ハードの性能は変わること無く音楽愛好家たちを楽しませて満足させてくれています。
やはり音楽聞くならウォークマン、と言われる理由は何でしょうか。
古いファンにはカセットテープ
古いと言っても、まだ半世紀は経っていません。
40年ほど前に、初代のウォークマンが発売されました。
ソフトはカセットテープ、今でも再生用のソフトとして利用されていますね。
この時は本当に、日本中が沸き返ったものです。
それまで家で、レコードや大きなデッキを利用したオープンテープでしか楽しめなかった音楽が、外出先でも楽しめるようになったのです。
しかも大きさときたら、男性のズボンの後ろポケットに入るサイズでもあったのです。
その後軽量化小型化も進み、多くの機能が搭載され人気は収まりません。
ソフトも、カセットテープからCDへ、その後MDへと変化していきました。
デジタルへの移行と小型化は、とどまるところを知らなかったのです。
余談ながらこの3種のソフトのうち、MDに関してはすでに製造が行われず、若い人では見たことがないという人も増えてきました。
実はこのMD、コンパクトで持ち運びやすく使い勝手が良かったので、一部では惜しんでいる声もまだあるのです。
簡単に言うと、小型のCDと思ってもらえばいいですね。
ソニーウォークマンに陰りが見えたのは10年ほど前のこと
この携帯型の再生マシン、ソニーウォークマンの独壇場でした。
ノーブランド製品などで、同じ様な再生機器は販売されていたものの、音質などでは常にトップを走っていたのです。
音楽再生機器のトップブランドのソニーですから、当たり前といえば当たり前のことでした。
しかし時代はデジタルです。
ソフトを使って音楽再生という方法に、陰りが見えてきます。
アップルのiPodの登場が、ウォークマンの独走を阻んだのです。
それに加えてスマホの音楽再生機能も、これも手軽に音楽を楽しみたい人には、歓迎されました。
しかもダウンロードも簡単にできるので、ウォークマンの存在理由が小さくなってしまったのですね。
このままウォークマンという名前、消えてしまうのではと古いファンはやきもきしたものでした。
ウォークマンは健在です
しかしこの数年、ウォークマンが見直されてきました。
音楽ファンの間で、やはりウォークマンでなくてはという声が、また大きくなってきたのです。
スマホで充分と言うわけで、あのiPodでさえいささか影が薄くなってきた昨今、何が起きたのでしょうか。
何と言ってもお家芸の高音質
ソニーのお家芸と言うか、その音楽再生に関する機能は、他の追随を許しません。
中でも音質に関しては、もう独壇場と言って過言ではありませんね。
ウォークマンの場合何しろ、ハイレゾ音楽にも対応しているのです。
音には煩い、一家言あるという人たちにも文句のつけようのない音質が、ウォークマンには存在するのです。
これは正直、スマホなどでの再生では味わえない音です。
単に音楽を聞き流すのではなく、音楽も音もしっかりと味わって楽しみ尽くしたい人が、ウォークマンに戻ってきたのは当然のことですね。
ちなみにハイレゾ音楽の場合、その情報量はCDの約6倍に達すると言われています。
つまりはそれだけ上級の音質、音楽を楽しめる、ということなのです。
ノイズキャンセリング機能が群を抜く
電車の中で音楽を聞いている人の、イヤフォンからの音漏れは本当に耳障りなものがあります。
この音漏れ、勿論イヤフォンの性能にもよりますが、ノイズキャンセリングが足りないというのも原因の1つです。
電車の音や周囲の人の話し声など、耳に聞こえてくるのが嫌でつい音量を上げてしまい、結果音漏れということがあるのですね。
このノイズキャンセリング、イヤフォンなどについていることもありますが、やはりそれだけでは充分ではありません。
ウォークマンのノイズキャンセリング機能は、電車の騒音もかき消してくれるほどです。
そのためクリアな音をしっかり聞くことが出来るので、必要以上に音量を上げる必要もありません。
周囲に迷惑をかけずに済みますし、自分の耳に対しても負担をかけずに済みます。
実際音量を上げすぎてイヤフォンで音楽を聞き続け、難聴気味になる人も多いのです。
ノイズキャンセリング機能がしっかりしているウォークマンなら、その危険も軽減されるということです。
何かのおまけではなく専門機
こう言ってはなんですが、スマホなどの場合の音楽再生機能はある意味おまけの意味合いが強いです。
スマホは何よりも先に、通信機器です。
あまりの便利さに忘れている人も多いかもしれませんが、あれは通信機器なのです。
通話やメールなどが主目的の、マシンというわけです。
それに多くのおまけ、カメラ機能や動画機能、音楽ダウンロードや再生機能がついているのですね。
勿論今の技術だと本当に、おまけと言ってもかなりの高性能です。
しかし音楽再生に特化したウォークマンに比べれば、そこはどうしても性能が追いつきません。
専門機器はやはり、その専門での実力を発揮してくれるのです。
高性能だなのでお値段が心配
機械というものの共通の認識というかお約束ですが、お値段イコール性能と言う点は仕方のないことです。
しかしそれほど機能やメモリにこだわらなければ、リーズナブルなお値段で入手は可能です。
お値段の差でメモリ数や外部メモリ増設可不可はありますが、それ以外はほぼ同じ性能を提供してくれます。
1万円台のものも散見される
入門編としてはこのあたりで充分ですね。
ノイズキャンセリング機能などもついていますし、シンプルなので初心者にも扱いやすい機種が多いです。
1万円台ギリギリだとメモリ数がちょっと少なかったり、増設ができないという問題はありますが、普通に音楽を楽しむなら十分な機能を持っています。
同じ1万円台でも、半ばになるとメモリ数は大きなものがありますね。
まず試しにとか、子供の入門機には最適な値段帯です。
ハイレゾ機能は残念ながら、1万円台前半のお値段では望めないと思って下さい。
2万円前後になると
2万円に近くなってくると、ハイレゾ対応のものもあります。
メモリを抑えてハイレゾ対応などの製品だと、2万円を切ってきます。
きれいな音質で、限られた音楽を聴くなどという人には、こういった品がおすすめですね。
連続再生時間も長く、お値段に比して性能が良い品が多く見られます。
音にうるさい人でも満足できる値段帯ですし、お財布にも優しくコスパのいい製品が多いのが嬉しいところです。
上はキリがないということで
外出先でも、また自宅内でもウォークマンで最高の音楽を楽しみたいという場合、10万円超えの製品も出ています。
あらゆる機能が備わっていますので、音楽愛好家にも十分満足できる製品です。
とは言え、さすがに、お値段的にかなり高いので、一般的ではありませんね。
よほどの音楽愛好家以外だと、手が出ない値段帯でもあります。
まとめ
ウォークマンの名前がまた多く見られるようになって、古いファンでホッとした人は多いはずです。
初代ウォークマンからこちら、高性能の機種をその時代に合わせて提供してくれたのが、このウォークマンシリーズです。
良い音楽を良い再生機器で、と言う理想を今でもしっかりと体現してくれています。
外出先での音楽再生に興味がある人、思い切ってウォークマンの購入を考えてみませんか。