dapで使うオーバーイヤーヘッドホンの選び方は?4つのチェックポイント

DAP(デジタルオーディオプレーヤー)

DENON ヘッドホン オーバーイヤー ブラック AH-D1100

オーバーイヤーヘッドホンは、耳に当てたときの覆い隠す範囲が広くなっています。

耳全体をすっぽりと覆うように装着することで、安定性が高くなっているのです。

dapにこのタイプのヘッドホンを使うなら、選び方に注意してください。

製品によって異なる特徴があるので、適当に決めたりすると、失敗することがあります。

では、選ぶときに注目すべきポイントについて、詳しく説明していきましょう。

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ハウジングはどんなタイプか

オーバーイヤーヘッドホンは、音の出る部分を包むハウジングが2種類あります。

選ぶときは、その違いをしっかり把握しておくことが大切です。

ハウジングが違えば、メリットやデメリットも違ってきます。

それぞれの特徴をよく見て、自分に合ったものを選ぶようにしましょう。

密閉型

密閉型のヘッドホンは、ハウジングに穴などがなく、完全に閉じた状態になっています。

そのため、装着すると、ぴっちり密閉できるようになるのです。

これは、高い遮音性を発揮するための重要な要素になります。

密閉した状態で装着できるものは、外の音が入りにくいため、周囲がうるさい環境でも、快適な音楽鑑賞ができるようになります。

また、外へ出て行く音が少なくなる点にも注目です。

遮音性が高いものは、入ってくる音も出て行く音も両方抑えることができるため、音漏れの対策にもなります。

ただし、密閉することで、音が少しこもっているように聞こえることもあるため、音質重視なら注意が必要です。

開放型

開放型は、ハウジングにメッシュを使うなどして、隙間を多くしたタイプです。

これにより、音の広がりを感じられるようになり、音楽鑑賞に臨場感をプラスすることができます。

また、ぴっちり密閉していないために音のこもりがなく、高音がよく伸びることも魅力的なポイントです。

高音にこだわりがある人は、密閉型よりも開放型にしておきましょう。

ただし、遮音性の面では密閉型に劣るため、音の多い場所では不便に感じることも多くなります。

周囲の音が簡単に入ってくるため、うるさすぎる場所では快適に使えません。

音漏れのリスクも高まるので、自分以外に人がいるときなども十分注意してください。

使う場所に合わせる

密閉型と開放型の選択で迷うときは、dapをどこで使うのか、よく考えてみましょう。

もし屋外で使うなら、遮音性の低い開放型は避けておくべきです。

周囲の雑音で集中できなくなり、音漏れもかなり気になってしまいます。

外に持ち出して音楽鑑賞をするなら、きちんと閉じている密閉型がおすすめです。

しかし、ほとんど屋内でしか使わないのであれば、遮音性の重要度はそれほど高くありません。

ひとりだけの静かな部屋なら、雑音が少なく、音漏れを警戒する必要もなくなります。

その場合は開放型でもまったく問題はないため、音の広がりを優先することが可能になります。

このような場所に合わせた選び方なら、どちらが適切なのか自然とわかるようになるので、選ぶときはぜひ押さえておいてください。

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どうやって接続するか

オーバーイヤーヘッドホンは、接続の方法でも2種類に分けることができます。

選ぶときは、その違いもチェックしておきましょう。

自分に合わない方を選んでしまうと、使いにくく感じてしまい、後悔することがあります。

気持ちよく音楽鑑賞をするためにも、できるだけメリットの大きいものを選んでおいてください。

有線

普通にコードで接続するタイプは、音が安定します。

dapと直接つなぐため、外的な要因による音が乱れや、ノイズが発生などを防ぐことができるのです。

そのため、「常によい音で楽しみたい」というこだわりがあるなら、とても助かるタイプになります。

音の劣化はほとんど起こらないので、じっくり音楽の世界に浸りましょう。

ただし、コードが邪魔に感じる場合は不便さが目立つことも多いので、選ぶときは使い方をよく考えるようにしてください。

ワイヤレス

Bluetoothに対応した製品は、dapとコードなしで接続することができます。

直接つなぐわけではないため、有線に比べて音の劣化が起こりやすく、安定した高音質を楽しみたいときは注意が必要です。

最近はかなり改善されていますが、できるだけ乱れのない音を重視するなら、あまりおすすめはできません。

しかし、コードがないと、それ以外のメリットが多くあります。

ヘッドホン本体とdapを物理的につなぐものがないため、使用中に引っかかることがなくなります。

勢いよく手が引っかかると、ヘッドホンがずれたりすることもありますが、ワイヤレスなら安心です。

コードの揺れを煩わしく感じることもないため、動きながらでも快適に使うことができます。

もちろん、服に擦れるようなことも一切起こらず、ガサガサという不快なノイズが発生しません。

そうしたメリットの方を優先したい場合は、ワイヤレスの方をチェックしておきましょう。

ハイレゾに対応しているか

ハイレゾ音源は、CDよりもさらに高音質であり、曲の細かい部分までしっかりと楽しめるようになっています。

臨場感も抜群であり、音質にこだわるなら、外せないチェックポイントになります。

ハイレゾ対応でない製品を買っても、その魅力を味わうことはできないので、見落とさないように注意してください。

金色のハイレゾマークを目印にすると、間違いを防ぐことができます。

dapの容量に注意

ハイレゾの高音質は素晴らしいものですが、ファイルのサイズには気をつけてください。

高音質なものはデータ量が多いため、普通の曲よりも大きな容量が必要になります。

容量の小さいdapを使っていると、あまりたくさん入らない可能性が高いのです。

ハイレゾ音源を大量に持ち出したいようなときは、余裕のある大容量のdapを用意しておきましょう。

バッテリーが長くもつと便利

ハイレゾのようにデータ量が多いものは、それをしっかり再現するために、消費する電力も増えることになります。

その点を考慮するなら、dapはバッテリーのもちがよいものを選んでおいてください。

1回の充電でたっぷり使えるタイプなら、ハイレゾの高音質を連続で再生しても、簡単にバッテリー切れが起こることはありません。

ノイズキャンセリングがあるか

屋外など、周囲の音が多い場所で音楽鑑賞をするときは、邪魔な音を排除できる機能が役立ちます。

そのため、ノイズキャンセリング機能はしっかりチェックしておきましょう。

ノイズキャンセリングは、周囲の邪魔な音を小型のマイクで拾い、そこに逆の音波をぶつけます。

そうすることで雑音を相殺し、音楽だけが際立つようにしてくれるのです。

音楽だけに集中したり、細かい音を聞き分けたりするには便利な機能なので、うまく使っていきましょう。

音量の上げすぎ防止

音楽の邪魔になる音を消去できるヘッドホンは、むやみに音量を上げなくても、音楽の世界にどっぷりと浸ることができます。

それなら、耳に余計なダメージを与えることはなくなります。

あまり大音量にしていると難聴になることがあるので、しっかりノイズキャンセリングを使い、邪魔な音は排除しておきましょう。

安全な場所で

ノイズキャンセリング機能は、車や自転車が接近する音など、消してはいけない音まで消してしまうことがあります。

そのため、場所を適当に選んだりしないでください。

使うなら、音を消しても危険がない場所にしておきましょう。

きちんと安全なところで使っていれば、事故を防ぐことができます。

まとめ

dapにオーバーイヤーヘッドホンを組み合わせるときは、なんとなく選んだりせず、ここで紹介したポイントをしっかりチェックしておいてください。

あまり雑な選び方をすると、意外に不便なものを引き当てることがあります。

快適に音楽を楽しむためには、自分に合った使いやすいものを見つけるようにしましょう。

それなら、余計なストレスを感じたりせず、音楽の世界を存分に楽しむことができます。

参考URL・参考文献・根拠など

https://sakidori.co/article/83414
https://kakakumag.com/av-kaden/?id=10041
https://www.phileweb.com/review/article/201512/28/1930.html
https://music-lifestyle.net/hi-res_audio_dis-adv/
https://www.denon.jp/jp/blog/3994/index.html
http://modern-lifehack.com/2019/01/23/密閉型と開放型ヘッドホンの違いとは%EF%BC%9F%EF%BD%9E長所と/
http://gadgetm.jp/I0000305
https://www.radius.co.jp/blog/running/