dapで高音質を楽しむためのコツは?押さえておきたい4つのチェックポイント

DAP(デジタルオーディオプレーヤー)

dapは、デジタルオーディオプレーヤーの略称であり、イヤホンなどを使う小型の音楽プレーヤーを指します。

ハイレゾ音源に対応しているという特徴もあり、できるだけ良い音で曲を楽しみたいときは、とても便利なアイテムなのです。

ただし、音質の良さを存分に味わうためには、いくつかチェックしておきたいポイントがあります。

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dapの種類

ひとくちにdapといっても、その種類はさまざまであり、性能も異なります。

そのため、「どのdapを使うのか」というポイントは、とても重要です。

ハイレゾ音源に対応していない製品もあるので、適当に選んだりすると失敗してしまいます。

音質の良さを重視するのであれば、それに相応しいものをきちんと見極めなければならないのです。

なるべく音質の良いものを購入するためには、その製品がどこに力を入れているのか、よく調べてみてください。

代表的なdapとしては、アップルのiPodがありますが、音質以外のところに力を入れたものが多いため、高音質を求めるなら、あまりおすすめできません。

ファッション性が高く、カメラやゲームなどを楽しめる多機能性も魅力的ではありますが、iPodはハイレゾ音源に対応していないため、音質にこだわりのある人だと不満を感じることがあります。

高音質なdapを求めるなら、ソニーのウォークマンにしておきましょう。

ウォークマンは音質重視であり、ハイレゾ音源を聴くことができます。

他の機能はiPodほど多くありませんが、とことん音の良さを追求したいときには最適です。

どのウォークマンを使うか

ウォークマンは高音質で有名なdapなので、音の良さにこだわるなら、「ウォークマンを買っておけば大丈夫」と考えてしまいます。

しかし、やはり種類には注意してください。

ただウォークマンと名のつくものを買っただけでは、本当に良い音で楽しむことはできません。

ウォークマンの中には、機能を少なくしたシンプルなタイプがあり、ハイレゾ対応機能がカットされていることもあるのです。

適当に選んでそんな製品を引き当ててしまえば、高音質を楽しむことはできなくなります。

そのため、ウォークマンだからといって安心せず、どんな特徴をもった製品なのか、しっかりチェックしておきましょう。

きちんとハイレゾに対応したタイプを購入しておけば、高精細で迫力のある音を聞くことができます。

容量に注意

音質重視で選ぶときは、容量の確認も忘れずに行うべきです。

高音質な音源は、それだけファイルサイズが大きくなります。

そのため、容量の小さい製品を購入すると、持ち歩くことができる曲数は少なくなってしまうのです。

ハイレゾ音源ともなれば、かなりの容量が必要になるので、たくさん曲を入れて持ち出したいときは、なるべく大容量のものを選んでおきましょう。

ただし、容量の大きさと値段の高さは比例するので、予算が少ないときは簡単に購入できないこともあります。

そんなときは、マイクロSDカードに対応したものがおすすめです。

マイクロSDカードで容量を増やせるタイプであれば、本体の容量が少し小さくても、しっかりカバーすることができます。

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ファイル形式

音楽を高音質で聴くためには、ファイル形式をチェックすることも重要なポイントになります。

いくらハイレゾに対応した製品を使っても、ファイル形式がハイレゾではなかった場合、期待したような音質にはなりません。

注意しておきたいのは、MP3やAACといった圧縮されたファイル形式です。

それらは本来の音を削って縮めることになるため、音質にこだわるなら不向きな形式になります。

サイズが小さいため、「一度にたくさんの曲を持ち歩きたい」という場合にはおすすめですが、できるだけ高音質で聴きたいなら、別のものを選択すべきです。

CDから音を取り込むときは、十分注意しましょう。

ハイレゾのファイル形式

高音質で曲を聴くためには、なるべく元の音源を削らないファイル形式が適しています。

まったく圧縮を行わない点に注目するなら、WAVがおすすめです。

WAVは完全に無圧縮で音を取り込むことができるため、劣化のない高クオリティな音楽を楽しむことができます。

ハイレゾ音源のファイル形式では代表的なものなので、音質を重視するならしっかりチェックしておきましょう。

ただし、WAVには注意点もあります。

先述したように、音質が良いとサイズも大きくなるため、容量が気になるときは、困ってしまうこともあるのです。

そんなときは、FLACに注目してみましょう。

FLACは、音の劣化がないだけでなく、WAVよりもサイズを抑えたファイル形式になります。

これもハイレゾ音源ではよくみられる形式なので、容量が心配なときは積極的に利用していきましょう。

イヤホン

音楽をより高音質で楽しむためには、イヤホンにもこだわってみてください。

ハイレゾ音源を聴きたくても、イヤホンの性能が悪かったりすると、本来の臨場感などを損なう可能性があります。

そのため、イヤホンを選ぶときは、適当に済ませたりしないでください。

ハイレゾ音源の魅力を堪能するためには、きちんとハイレゾに対応したイヤホンを使うべきです。

そうした製品には、ハイレゾ対応であることを示すロゴが入っているので、よく見て間違えないように購入しましょう。

ノイズキャンセリング

高音質をしっかり再現してくれるイヤホンを選ぶなら、便利な機能も見落とさないようにしてください。

ノイズキャンセリング機能があるイヤホンを使うと、余計な雑音がシャットアウトされるため、周りがうるさいときでも、安心して音楽に浸ることができるのです。

外に持ち出して聴くことが多いなら、この機能はかなり役立ちます。

バスや電車で音楽を聴くときは、どうしても周囲の音が気になってしまい、ハイレゾ音源を再生していても、いまいち楽しめなかったりするものです。

そんなときは、「外で使うなら仕方がない」と諦めてしまうこともありますが、ノイズキャンセリング機能があれば、問題は解決できます。

乗り物の走行音や人の話し声などを気にせず、高精細な音をじっくり聴き込むことができるのです。

音質を追求するなら、こうしたアイテムもうまく利用していきましょう。

スピーカー

dapで音楽を聴くときは、基本的にイヤホンやヘッドホンを使うものですが、スピーカーを利用すれば、部屋の中に音を響かせることもできます。

そのときの音質にもこだわりたいなら、なるべく音の良いスピーカーを使うようにしましょう。

スピーカーを選ぶときも、イヤホンを選ぶときと同じように、ハイレゾ対応の製品を探すのがおすすめです。

ハイレゾ用のスピーカーは、高音域をしっかりと再現してくれるため、かなり良い音で聴くことができます。

また、設置する位置を慎重に決めることも大切です。

位置や角度によって反響の仕方が変わり、微妙な違いが出てくるので、最も良く聴こえるところを探してみてください。

細かいポイントではありますが、音にこだわるなら、ぜひチェックしておきましょう。

まとめ

dapは、コンパクトでとても便利な音楽プレーヤーですが、できるだけ音質を良くしたいなら、適当に使うべきではありません。

ハイレゾに対応していないものを選んだり、ファイル形式をチェックしなかったりすると、「どうも音がよくないな」という不満を感じることになります。

ここで紹介したポイントをしっかり押さえて、素晴らしい高音質をたっぷり楽しみましょう。