芸術の感性を刺激するオススメ洋画ランキング

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物事を考えて他人に伝える方法と言えば、言葉が代表的な伝達方法だと思います。


では、言葉が上手く伝えられない、使う言語が違うとき他にどんな方法があると思いますか?今回、おすすめする洋画はそれぞれが個性的な方法で自分の気持ちを言葉以外の方法で伝えます。


映像美にご注目下さいね。


見終わったら優しい気持ちになれる作品です。





第1位:「ベルリン・天使の詩」

ベルリン・天使の詩 (字幕版)

ドイツのベルリンには国を東西を分ける大きな壁がありました。


この映画は、東ドイツの都市ベルリンに降り立つ天使の物語です。


永遠の命を持つ天使があるサーカスで曲芸師をする女性に恋をします。


女性は死と隣り合わせの曲芸に時々疲れています。


そんな時、天使は彼女に囁き、励ましていたのですが、彼女のために彼女の側で肉体を得て寄り添いたいと願い、永遠の命を捨てて人間になります。


途中、有名なテレビシリーズ「コロンボ刑事」を務めた俳優ピーター・フォークが、彼自身として作品に出演しています。


彼が俳優として天使と、天使が人間になってからの2回出会う事でただのファンタジーではなく、観客に現実味と共感を与えた役割が大きく感じます。


天使の時はモノトーンの色調の画面でしたが、人間になるとカラーに変わります。


曲芸師の女性への愛はすでに天使の時から伝わっていて、人間になった彼を自然に受け入れます。


それからの彼女は、支えを感じ、曲芸の死の恐怖から解放され生き生きと演じます。


たった一人の支えを得ることで、生きる強さを得た女性と、その側で幸せな笑顔を浮かべる元天使の男性の温かな空気を感じるラストシーンは見ているこちらも幸せな気持ちになります。





第2位:「アメリ」

アメリ【期間限定スペシャル版】 [DVD]

公開当時、日本でも大人気でしたね。


私は劇場に4回足を運んで楽しみました。


とても大好きな映画です。


主人公アメリは、神経質な両親に育てられた環境のせいかとてもナイーブな女の子です。


空想の友達と自分の世界の中だけで暮らしています。


その空想の世界は柔らかく優しさとちょっとだけ愉快な世界が広がっています。


しかし、そんなアメリも現実に引き戻される事があります。


それは心無い言葉や態度をとる人や自分の不幸に溺れている人と出会った時です。


すると、アメリなりに正義や思いやりの空想を彼らの日常にこっそりと仕掛け、非日常を与える楽しみに変えて行きます。


そんなアメリが恋をして自分ではどうしようもない現実と向き合うことになります。


何とか空想の世界から出て彼と恋をしようといつものように仕掛けをしますが、思ったようにいかず一喜一憂。


その恋する気持ちはアメリの空想の映像なので、見る側にファンタジーとして楽しませてくれます。


アメリの可愛らしい恋心を映像で楽しめます。

第3位:「シザーハンズ」

シザーハンズ (字幕版)

ティム・バートン監督の作品の中で一番切ないラブストーリーだと思います。


監督の作品の世界観は見る事で感じるものだといつも思います。


物語の始まりはクッキーを作っていたロボットに科学者はほんの出来心で心を作ってあげました。


心をもらったロボットは見た目を人間そっくりに作り変えてもらいます。


しかし、最後のパーツであった両腕の完成を前に科学者が急死。


ハサミを腕代わりに一人で生きていました。


そこに化粧品のセールスレディが現れ、不憫に思った彼女は自宅に連れ帰ります。


そこでロボットは彼女の娘に恋心を抱きます。


恋をした気持ちをぶつけるようにハサミで様々な造形を作りアーティストとして周りから位置づけされ始めます。


しかし、生まれたばかりのロボットは純粋なため、周りに利用され誤解を招き身体障害者で犯罪者として扱われ追われます。


しかし、ロボットの本当に温かな思いやりの心を知る娘とは絆が生まれます。


恋愛は成就しませんでしたが、恋をした気持ちを表す造形作品を作り続けます。


ロボットにとって娘との恋の思い出が生きる力になったのです。


誰かを思う気持ちが形を成し生きる力を与える作品です。

まとめ

不器用なのと何もしないとはまったく別なものだと思います。


でも、見る人によれば同じにとらえられることもあります。


人からどう見られるか気にしてばかりいても、気にしなさ過ぎても思うように行きません。


そういう時は分かってもらいたい人にだけ届くサインがあると便利だと思いませんか?そのサインがわかる人を見つけられたらもう不器用じゃないって思えますね。


自分の感性を信じて、信用できる人をみつけたいですね。