ジブリ作品邦画ランキング
スタジオジブリは多くの作品が出ています。
邦画としてアニメ部門では間違いなくトップに君臨していると思います。
世界に自慢できるアニメーションとしてジブリの中で大好きな作品をランキングにさせていただきました。
ジブリの作品はどんどんレベルが上がってきています、それは海外の人だけにあらず日本の人も子供は勿論大人も一作品として見る事のできる素晴らしい作品ばかりです。
中でもお気に入りの三作品を選ばせていただきました。
第1位:「もののけ姫」
これは断トツで好きです。
何といってももののけ姫は壮大な森のシーンが素晴らしいです。
あの美しい森を手描きで描いたのかと思うと感心と感動でいっぱいになります。
屋久島がモデルのあの森を見るだけでも価値があります。
この映画も見たくて皆が長蛇の列を作った作品で多くの動物が出てきます。
絶対に聞いて欲しいのはアシタカとモロの会話、ここのモロがアシタカの言葉に笑うシーンはみどころです。
大御所が声の出演をしているのでそれを聞き分けるだけでも一見するべきです。
もののけ姫の中でおすすめのシーンはサンを助けにアシタカが森を走り狼が背中に『遅い、乗れ』っていうシーン。
人間が嫌いで相容れないはずなのにアシタカにだけ心を開いているっぽいこのシーン。
大好きです。
モロもそうですが、サンを任せるべき相手としてアシタカを選んで託そうとするラスト前h目が離せません。
そしてシシ神の首を落としてタタラ場まで食らわれそうになったのに皆で力を合わせて湖に避難するシーン。
人間の力強さも描かれていて、私にとってがジブリで最高の作品だと思っています。
挿入歌の米良義一の歌もゾクゾクするほどに素晴らしく何度も見たくなる作品だと思います。
第2位:「ハウルの動く城」
ジブリの作品の中では珍しく、明確に恋愛要素を含んでいるものだと思います。
なので女の子はこの作品を好きだという人が多いのではないでしょうか。
この作品も俳優さんが声優を務めているもので、でも絵を見ているせいかその俳優さんの顔は少しもチラつかずに見切る事ができました。
内容もいいですね、魔法でおばあちゃんにされてしまったソフィーがその姿で生きていく事を決めて、ハウルという魔法使いに出会い荒れ地の魔女と相対する。
その過程で出会うハウルの弟子や火の悪魔とも仲良くなっていつの間にか家族になってしまった。
そんな人って本当にいるのかなと思いながらもアニメだしと流して見ていました。
この作品は特にキャラの一人一人の個性が強く、どのキャラクターにも愛情が向けられます。
荒地の魔女も最初は悪い魔女かと思っていればラストで優しい一面を見せるし、火の悪魔カルシファーは生意気な口調で強がっていても実は仲間思いで優しいし、ハウルにしてもしっかりしているようで我儘で癇癪もちなところがあるし、人間らしいできない部分もあるからこそ愛情が持てるのだと思います。
これはジブリの中でも若い子向きの作品だと思います。
第3位:「かぐや姫の物語」
この作品は宮崎駿監督ではなく高畑勲監督の作品なので少しタッチも違って目に映りました。
絵の感じも映画らしくない、絵本を見ているような柔らかいタッチですごい技術だなと思います。
なんというのでしょか、日本昔話を見ているようなゆるりとしたタッチで、でもスピード感のあるところはきっちり押さえていて綺麗な映画だと思います。
挿入歌のいのちの記憶は心にズシッと伸し掛かるような優しい歌だったと思います。
かぐや姫という作品は日本人なら誰もが知っているだろう昔話です。
それを題材によくジブリの映画に作ったものだと思います。
かぐや姫の元を壊さないように最後には月に帰ってしまうのですが、そこでも最後は記憶を消されたはずなのに地球に振り返って涙を零すシーン、切ないと思いました。
最初から最後まで決まったストーリーがある話をここまで真剣に見た映画は後にも先にもこれくらいです。
元にはない話も描かれていて、なるほどこういう事もあったかもしれないなと思いながら、改めてジブリ映画の凄さを思い知りました。
まとめ
ジブリの映画は海外の映画祭でも賞をもらっているものが沢山あります。
もちろん、授賞した作品は素晴らしいと思いますが受賞しなかった作品も素晴らしいと思っています。
長編アニメーションとして見ている人を疲れさせずに楽しませる事ができる作品というものはやはり何度でも見たいと思うし他の人にも知ってほしいと思ってしまいます。
アニメを普段見ない人でも、アニメとしてではなく映画として見てほしい、それがジブリ映画だと思います。