借金から始まるお金と信頼関係がわかる韓国ドラマベスト3

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恋愛をして生涯寄り添って生きることを誓った夫婦もいれば、お見合いをして自分に合った相手と結婚する夫婦もいて人によって結婚の理由は様々です。


今回ご紹介の韓国ドラマでは借金を苦にした女性が男性側からの条件付きで結婚や恋愛をすることで危機を回避するお話です。


韓国女性の芯の強さと素直な自己主張は女性が韓国社会で生きる上でとても厳しい立場だと感じさせられます。


女性たちの立場や決断に注目してご覧ください。





第1位:「私の名前はキム・サムスン」

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日本でも主人公女性に共感する視聴者が多い作品ではないでしょうか?私はこのドラマを初めて観たとき、主人公演じるキム・ソナさんの見た目のたくましさと迫力に圧倒されました。


実はキム・ソナさんは日本に家族と住んでいた時期があるそうです。


とても優秀でアメリカへ渡米して大学入学を果たしていますが、モデル業が多忙なので韓国の大学に編入して活躍していました。


このドラマの主人公は大きな声で体も大きく力もとても強い、腕一本で生きるパティシエです。


キム・ソナさんは役作りのため10キロ体重を増量したそうです。


だからこそあの迫力が出せたのでしょう。


ドラマの主人公はフランス留学経験を持つ30歳の女性です。


3年付き合った彼氏が浮気、しかもクリスマスイヴに振られます。


しかも勤務先もクビになって泣いているところに青年実業家との最悪の出会いをします。


しかし、主人公の作ったケーキを食べた青年実業家は自らの経営するレスたランで最悪な出会いをした女性である主人公を雇うことにします。


自立した女性が仕事に生きるのかと思いきや、主人公の父親が借金の保証人になっていたことで自宅が借金の抵当に入ってしまいます。


一方、青年実業家は母親からのお見合い話を何とか避けたいため、恋愛対象とは考えにくい主人公に借金の肩代わりと引き換えに契約恋愛を持ち掛け、双方同意します。


結局、二人は仲良くなって愛し合う仲になりますが、主人公が女性として社会で生きる厳しさ、30歳を過ぎた女性が大人として恋愛をする姿は見応えがあります。


ラストに恋をしてかわいい女性として描かれる主人公のラブラブな様子から続編が出ないか期待したくなると思います。





第2位:「銭の戦争」

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数年前の日本ではSMAPの草彅剛さん主演で放送されましたよね。


記憶に新しいのではないでしょうか。


韓国では大変視聴率が高い人気のドラマだったようです。


主人公は草彅剛さんが演じたとおり韓国ドラマでもエリート商社マンです。


父親の借金を返済するため自宅も結婚も両親も失う主人公。


日本のドラマでは母親は入院をして一命を取り留めますが、韓国ドラマではお金が無かった為に治療が受けられず亡くなってしまます。


主人公は路上生活をしながらサラ金の取り立ての師匠を見つけマイナスの経済状態から億単位でお金を動かすまでの金貸しになります。


主人公が最初に取り立ての仕事をした相手は自分の高校時代の恩師でした。


彼はまじめに教師の仕事をしているのですが、友人の借金の保証人になっていたため、利子を含め億単位の借金を背負っていました。


取り立てでは返済しきれないのでこの教師の娘が務める銀行に派手な取り立てをすることになります。


しかし、教師の娘を好きな資産家の男が、娘との結婚で借金を肩代わりし、支払う事になります。


娘は父親が教師の仕事以外にアルバイトもしても返済しきれない事をしっていたので資産家との結婚を承諾してしまいます。


ところがその結婚式を主人公が破談にします。


恩師が娘の決断に心を痛めていたからです。


破談にされた資産家は娘に賠償請求をして形を変えて借金は舞い戻ります。


娘は追い詰められ、自分の勤務する銀行の裏取引情報の書かれた機密情報を持ち出しお金にしようとする。


そこを主人公が止めに入る第4話は見所です。


結局、娘は主人公から自分を担保に利子なしで借金させてもらいやり過ごす。


主人公は恩師やその娘への思いやりで無理のない金を貸したが、娘には自分の仕事の手伝いをさせます。


お金によって人が変わっていくさまをありありと描く韓国ドラマです。


誰もがお金で変わる中自分は変わらずにいられるのか自問する内容に目が離せません。

第3位:「契約結婚」

亡くなった旦那の借金と自分の病、また一人娘のために主人公が試行錯誤の上、愛のない結婚に踏み切る切ないドラマです。


ある日、一人娘が車にひかれそうになって母親である主人公は娘をかばって意識を失い、病院に搬送されます。


その車を運転していた実業家男性はは主人公があたり屋と思い込み、軽蔑します。


そんな実業家の母親は肝臓疾患のため臓器移植のドナーを必要としていました。


順番を待っていては間に合わないと考えていた実業家は偽装結婚でドナーを手に入れることを望んでいました。


回復した主人公は、借金返済と一人娘を養うため稼ぎの良い仕事に付こうと新しい仕事を手に入れます。


そこは実業家の経営する会社でした。


そこで、実業家が母親のドナー探しのため偽装結婚を考えていることを知り、自ら結婚を提案します。


違法で、かつ手術のリスクもあるので、一人娘を想えば自分の体を危険にさらす難しい選択ですが、借金や娘の将来を考え決断します。


また、主人公自身に脳腫瘍が見つかり後に引けなくなります。


実業家は自分の母親の為だけに偽装結婚をしますが、17歳も年下のシングルマザーの命を懸けた決断に胸をうたれ次第に真実の愛を抱き始めます。


借金や病気の問題を解決するために結んだ結婚契約から信頼関係が発展していくドラマの展開に心を打たれます。

まとめ

韓国ドラマのテーマに莫大な借金をテーマにする題材もありますね。


でも、お金をテーマにしているのではなく、人間関係を描かれていると思います。


お金は信頼関係の価値を目に見える状態にしたもののように思うのです。


金は天からの周りものという言葉がありますが、韓国では人間関係が最大の財産であり、生きる上で何より大事であると説いているように思いました。


また、女性の一生の運命を握るのは結婚した男性の社会での立場や価値が大きいというのもわかると思います。


韓国の女性は気が強いと日本では思われがちですが、彼女たちは自分の運命を男性に託す重さをわかっているので、男性の成功のために自分が出来る事は最善を尽くしています。


契約恋愛や契約結婚は一見腹黒く聞こえがちですが、韓国の女性たちが自分の価値を男性に示し、男性にとっての利益を提供する冷静な力をぜひ評価してほしい作品です。