実写化されたアニメ邦画ベスト3ランキング
アニメの実写化には賛否両論あると思います。
アニメだから可能というシーンが多いからです。
失敗したという例も少なくありません。
洋画風にして誤魔化したものもありますが王道に邦画で作られているものもあります。
やはりアニメはアニメの良さがあるのだからと言われたらそれまでですが、実写化は実写化の魅力があるわけで特に記憶に残っている実写化邦画をランキングにさせてもらいました。
第1位:「るろうに剣心」
これはTVアニメとして放映されて人気に火が付いた作品です。
とにかく主人公の緋村剣心が『飛ぶ』話なので実写化は難しいと思っていたのですが見事に実写化できたという事で一位にランクインしました。
実写版映画としては一番におすすめできる作品です。
佐藤健の演技も素晴らしく彼のファンでなくても好きになる作品に思えました。
飛ぶシーンも戦闘シーンも迫力満点であのスピード感あるシーンが実写で可能だとは思えなかっただけでも満足できました。
放映されてすぐの評価も高かったし、アニメとどのくらいの差があるのかと見に行った人には期待以上のできを見せられたと思います。
流石にどうしても再現できないようなシーンもありました。
そこはそれと割り切って見てしまえばそれまでです。
アニメとは違ってシーンがあっちこっちに引っ繰り返っていたりもしましたが、その違和感は最後まで見たら納得できるので十分でした。
人が死ぬシーンも多々ありましたが血がビシャッと出るわけではないので平気でした。
この映画も続編が出ています。
一気に全編見るのもいいかもしれません。
第2位:「ルパン三世」
実写版として出た時は誰がルパンを演じるのだろうと気になっていました。
アニメのルパンたちの年齢は知りませんが、矢張り全体的に若いなと思ったのが正直なところです。
それでも若いなりにいいところはあり、役柄も合っていたと思います。
酷評を出す人もいますが、普通に映画として楽しい作品だと私は思います。
ルパン一味の役者たちは全員が人気のある俳優でそれだけで客の目は集まったのですが、頭脳戦や友情を描いたシーンも盛り込まれていてただ盗むだけじゃないのがルパンらしいと思いました。
アニメのルパンは何でも面白がってやるところがあります。
実写版もそこは忠実に再現していたので楽しく見させていただきました。
さすがにアニメのように高いビルから飛び降りて平然とはしていられないのでそういうシーンは割愛されていますが、本当に生身で全部行っているようなリアリティに満ちた作品はいい映画にランクインしていいと思います。
次元も五右衛門も個性的な味が出ていたし、不二子は色っぽさを出していたし、個人的には満足な作品だと思います。
第3位:「ヤッターマン」
この作品は一歩間違えたらロボット大戦のようになるのではと危惧していたのですが、そんな事はなくどちらかというと恋愛映画を見ているような感じがしました。
予告編で見たい、と思わせてくれたのはドロンジョさまの深田恭子です。
これはハマり役だと思えました。
あの色っぽい衣装で『やっておしまい』『すかぽんたん』というセリフを言われるとゾクゾクします。
主演は間違いなくヤッターマンの方なのですが、最初に見ようと思った人の半数はドロンジョさまなのではないでしょうか。
そのくらいにインパクトのある配役でした。
そしてアニメではまずなかったドロンジョさまがヤッターマン一号に恋をする設定。
思わず笑ってしまいましたが、その後の戦闘シーンはコントのようで楽しかったです。
実写版のいいところは実際の人間が演じる事で何でもないシーンでも笑えてしまうところです。
このヤッターマンは実写版コメディとしては大成功の作品だと思います。
ドロンジョさまだけでも見る価値はあります。
そしてロボット大戦の迫力も力が入っているなと思える出来でこれはシリーズ化してほしいなと思える作品になっていると思います。
まとめ
実写版はアニメ好きな方には面白くないのかもしれません。
思い入れもありますし役者と合っていないと思ってしまう人もいるでしょう。
でも、実際の人物が演じる事で見えてくる部分もあってそういうところを見る事ができるのが実写版のいいところです。
私は実写版も嫌いではありません。
可能な作品は実写版で見てほしいと思う反面、ダメな人にはダメなのかもしれません。
でもこの3作品の出来は満足できると思いますので、アニメを知っている方も知らない方も是非見てほしいと思います。