切ないSFアニメーション邦画ベスト3ランキング

洋画ランキング

SFが好き、アニメ映画が好きな人、映画が好きな人におススメする邦画ランキングです。


SFが好きもしくはアニメが好きだけれど、何を見たらいいのかわからないという方におすすめ。


SFもアニメもどちらも楽しめる映画をランキング形式でお伝えしたいと思います。


沢山の作品の中でも、切ないものを選びました。


クスリと笑って、最後にポロリとくる切ない映画です。





第1位:「ほしのこえ」

ほしのこえ
新海誠描くSFアニメーション映画。


映画としてはごく短い作品です。


一時間満たないぐらいではないかと思います。


SF中でも近未来、ロボットと宇宙のお話しです。


人類の前に現れた謎の生命体と闘うことになった主人公の少女とその少女に思いを寄せる少年。


少女は宇宙へ少年は地球で。


メールのやり取りを始めました。


そのメールは最初は何ヶ月か、一年、二年と距離が遠くなるほどに時間がかかるようになってしまって、最後には十年。


彼女がケータイを片手に時間が離れることを拒むシーンがぐっときます。


それと、地球にいたころを懐古するシーン。


壮大なスケール、それでも繊細でどこまでも写実的な情景。


純粋な少女の悲しみとも後悔とも違う複雑な思いが胸につまります。


何よりキャッチコピーが素晴らしです。


『私たちは、たぶん、宇宙と地上にひきさかれる恋人の、最初の世代だ。


作品の中でも祖のキャッチコピーに似たセリフがあります。


一度見て、キャッチコピーをみて、また見返したくなる映画です。






第2位:「時をかける少女」

時をかける少女
細井守監督のSF映画です。


実写で映画もドラマにもなり、今でも愛される本として人気が高い、青春SFの金字塔だと思います。


理科室で倒れたその日から少女は高いところから飛ぶことによって、回数制限はあるものの時間を巻き戻せる能力を得てしまうストーリー。


大筋はいっしょですが、細部のアレンジがすごくいいです。


未来から来たという彼の目的がしっかりしていてかなり世界観がきっちりしてます。


真面目なところはしっかり真面目に、面白いところはしっかり面白いです。


挿入歌と主題歌を奥華子が担当。


ぼろぼろにになった主人公がなきながら自転車に止まれと叫ぶシーンは先が見えずにドキドキします。


終盤、時間が巻き戻ることで使いきったはずの能力があと一回だけ使えることに主人公が気が付き、ラスト一回を使って過去に飛ぶシーン。


そこで流れる挿入歌に涙がこぼれました。


物語の時期が夏ぐらいなので、最後キャッチボールの後に映る青い空が印象的です。


自分の進路に悩んでいる十代に見てほしい映画です。


第3位:「バケモノの子」

バケモノの子
バケモノに育てられる少年の成長のストーリー。


サイキック能力を使うシーンの迫力もすごいですし、話の展開自体が予想がで終盤で絶対に驚きます。


まさかこれも伏線だったのかと驚きました。


バケモノなんて表記してありますが、どこか人間くさく、個性豊かで面白いキャラクターです。


どちらかというとファンタジー要素が強いのですが、サイキック能力が出てきたりと、やはりSFなのかな?と思わせるシーンがあります。


バケモノが暮らす町で育ったのに、ある時ひょんなことから現実世界にもどり勉強に興味を示します。


そしてあちらとこちらを行き来するようになりました。


長いことあっていなかった父と暮らしてみたり。


馴染めない少年の葛藤、分かるはずもないのに分かっているという父親に対して怒りをあらわにするシーン。


そう遠くない昔味わったことのある感情にすごく共感しました。


終盤で少年が心の空白を埋めるために刀を受け取るシーン。


それは付喪神となった師匠自身で、ラストで心象風景として笑っている師匠に胸がジンときて泣けます。


どの世代の心にも響く映画です。


まとめ

以上が切ないSF映画トップ3でした。


SF=少し不思議というとらえ方で選んでみました。


どれも実際に見て、笑って泣いたものです。


笑って泣いて、そしてもう一回見返す。


何回観ても味わい深いアニメーション映画だと思います。


大人が見ても楽しめると思いますし、今その年代真っ只中な十代の方も楽しめると思います。


三作品とも迷っても悩んでも絶対無駄じゃないと前向きになれる作品です。







洋画ランキング