dapに使うBluetoothイヤホンの選び方は? 7つのチェックポイント
dap(デジタル・オーディオ・プレーヤー)は、小型で持ち歩きやすいアイテムです。
そのため、外出するときに携帯し、屋外で音楽を楽しむこともできます。
ただし、イヤホンの選び方には注意してください。
外では、コードが邪魔にならないBluetoothイヤホンを使いたくなりますが、適当に選んだものだと、快適に楽しめないことがあります。
では、Bluetoothイヤホンを選ぶときのポイントについて、詳しく説明していきましょう。
形状
ひとくちにBluetoothイヤホンといっても、その形はさまざまです。
大きく5つのタイプに分けることができるので、特徴をよく見て選ぶようにしてください。
中には、dapの音楽鑑賞に向かないタイプもあるので、適当に決めると失敗することがあります。
それぞれの特徴を見比べて、デメリットが多いものを避けるようにすると、本当に便利なものが見つかります。
左右一体タイプ
左右のイヤホンがケーブルでつながっているタイプです。
ワイヤレスの製品が欲しいときは、イヤホン同士のケーブルもマイナス要素として捉えがちですが、実際にはそれほど邪魔になることはありません。
短いケーブルなので、絡まることも少なく、快適に使えるようになっています。
ただし、バッテリーの容量が小さい製品があるため、長時間使うときは注意してください。
左右独立タイプ
イヤホン同士のケーブルも排除したタイプで、使うときに邪魔なものは一切ありません。
そのため、「完全ワイヤレス」「トゥルーワイヤレス」と呼ばれることもあります。
他のタイプと比べて値段は高くなりますが、ケーブルもまったく使わないイヤホンが欲しいときは、おすすめのタイプです。
ただし、左右一体タイプと同じく、バッテリーは小さめのものが多いので、連続再生時間は必ず確認しておきましょう。
ネックバンドタイプ
このタイプも左右のイヤホンをケーブルでつないでいますが、一体タイプと異なるのは、首の後ろにどけておくことができる点です。
首の後ろに回すことで、ケーブルがあってもそれほど邪魔に感じることはありません。
ネックバンドの部分に大きめのバッテリーをつけることができるため、連続で使える時間も長くなります。
ただし、ネックバンドとバッテリーの大きさは重量を増加させてしまうため、軽さにこだわるなら注意しておきましょう。
片耳タイプ
片耳だけにイヤホンをつけるタイプなので、最もスマートに装着することができます。
しかし、このタイプはdapに向いていません。
ハンズフリーで通話をするときには役立ちますが、音声がモノラルになるため、音楽鑑賞では不便になってしまいます。
音楽の魅力をしっかり味わいたいなら、このタイプは避けるようにしてください。
ボックスタイプ
Bluetoothレシーバーとイヤホンがセットになったもので、イヤホンを取り外せるタイプと、一体になったタイプに分かれています。
取り外しが可能なタイプは、好きなイヤホンを接続して使えるようになっています。
しかし、ボックスタイプはケーブルを邪魔に感じることが多いので、外での音楽鑑賞にはあまり向いていません。
完全にワイヤレスで使いたいときは、別のタイプにしておきましょう。
バージョン
Bluetoothイヤホンを使うときは、Bluetoothのバージョンをdap本体と合わせる必要があります。
本体とイヤホンのバージョンがそれぞれ異なっていた場合、本来の性能を引き出せなくなります。
例えば、イヤホンの方は3.0でも、dapの方が2.0だったときは、使える機能が制限されてしまいます。
3.0のBluetoothは、通常の8倍でデータを転送する機能を備えていますが、2.0との組み合わせだと、そこまでのスピードは出ません。
各バージョン固有の機能を引き出すには、そのバージョン以上の製品と組み合わせる必要があるのです。
したがって、Bluetoothイヤホンを選ぶときは、必ず本体のバージョンを確認しておいてください。
コーデック
コーデックというのは、音声の圧縮形式のことであり、音質に影響してくる要素です。
Bluetoothは、標準でSBCというコーデックに対応していますが、できるだけ高音質で曲を聴きたいときは、別のコーデックに注目してみましょう。
SBCは、音の劣化や遅延などが気になってしまうことがあり、音質を優先したいときは、あまり向いていません。
音質にこだわるときは、AACやaptXといったコーデックがおすすめです。
それらのコーデックはSBCのデメリットを解消しているため、音の違和感がなくなっています。
なるべくよい音質になるるものを選び、快適に楽しめるようにしましょう。
連続再生時間
形状の紹介で少し触れましたが、ワイヤレスで接続するBluetoothイヤホンは、基本的に充電して使うアイテムです。
そのため、連続して使い続けるときは、時間の制限に注意する必要があります。
通常のイヤホンなら特に制限はありませんが、Bluetoothイヤホンは、バッテリー切れになると使えなくなってしまいます。
途中でバッテリー切れになることを防ぐには、1回の充電で長く使えるタイプがおすすめです。
連続再生時間の表記をよく見て、バッテリーのもちがよい製品を見つけてください。
外では簡単に充電できないこともありますが、長く再生できるものなら、失敗は少なくなります。
充電のスピード
充電のためにやたらと長い時間がかかるものは、不便に感じてしまうものです。
あまり時間がないとき、充電がなかなか終わらないようだと、ついイライラしてしまいます。
余裕をもって行動すれば焦る必要はなくなりますが、忙しいときなどは、そう簡単に時間を確保できないこともあります。
そんなときは、最後まで充電することができず、やむなく中途半端な状態で持ち出したりするものです。
使う前の準備で時間をとられないためには、なるべく充電のスピードが早いものを選んでおきましょう。
短時間でしっかり充電できるものなら、手早く準備を終わらせ、完全な状態で持ち出すことができます。
防水機能
dapとケーブルなしで接続できるBluetoothイヤホンは、外で音楽を聴くときに重宝されています。
ただし、外で使うときは、雨に注意しなければなりません。
急に雨が降ったりすると、濡れて壊れるおそれがあります。
そうしたトラブルを防ぐためには、防水機能があることをしっかり確認しておきましょう。
水のダメージを防ぐ機能があれば、外に持ち出すときも安心して使うことができます。
雨だけでなく、汗をガードすることもできるので、ランニングやウォーキングで使うときも、どんどん使っていきましょう。
ノイズキャンセリング機能
外で音楽を聴くためにBluetoothイヤホンを購入するなら、周囲の雑音をカットできる機能にも注目してください。
屋外では、車の走行音や人の話し声など、いろいろな音が溢れています。
その中で音楽を再生すると、邪魔な音が混ざりこんでしまうため、集中して聴けないことが多いのです。
このデメリットを解消するために役立つのが、ノイズキャンセリング機能です。
ノイズキャンセリング機能は、周りの音を抑え、音楽を聴きやすい状態にしてくれます。
これがあれば、バスや電車を利用するときでも、曲の細かい部分まで聴き分けることができるのです。
まとめ
Bluetoothイヤホンは基本的に便利なアイテムですが、だからといって、どれを選んでもよいわけではありません。
dap用に購入するなら、ここで紹介したチェックポイントを細かく見ていきましょう。
形状やバージョン、再生時間などを確認して、デメリットの少ないものを探すようにすると、自分に合った本当に使いやすい製品を見つけることができます。