やってられないよ!と落ち込んで元気がでないと思った人にオススメ洋画ランキング
生きていると他人事だったことが自分いも降りかかったり、世界観が180度変わったりする出来事に遭遇することってありますよね。
問題を解決する方法は人それぞれだと思います。
今回ご紹介する洋画には、無実の罪で投獄された人、自分の人生を捧げた会社を辞めることになる人、余命を告げられ残されて時間を生きる目的を果たす日人が出てきます。
自分探しのお共に楽しめる映画です。
第1位:「ショーシャンクの空に」

私は俳優のモーガン・フリーマンさんが大好きです。
彼の出演作で一番好きな作品だと思います。
また、原作の著者であるスティーブン・キング氏の作品の中でも一番好きです。
そのためランキングでは1位にしました。
主人公と呼べる人物もこの作品には2人います。
1人はモーガン・フリーマン演じる刑務所内の調達屋、もう1人は冤罪で投獄された元銀行家です。
調達屋が終始作品の語り部となってストーリーを展開します。
そのため元銀行家の心情や思考には主観性がなく、客観的な情報しかないためミステリアスな人物像が見るものを引き付けます。
スティーブン・キング氏は人間の本質的な恐ろしさを心理的に描く作品が多いのですが、「ショーシャンクの空」はミステリーに近い感覚で楽しめます。
ラストシーンで映し出される青く広い海は元銀行家の気持ちを視覚的に表現しているように見えました。
感じ方は人によると思いますが、恨みも復讐などの負の感情を一切切り離して、新しい人生をやり直す希望に満ちた人間の気持ちだと思います。
ラストまでじっくりお楽しみ下さい。
第2位:「LIFE!」

私は写真が趣味です。
ミーハーと思われがちですが、ロバート・キャパやアンリ・カルティエブレッソンの写真には本当に感動します。
そのため2位にしました。
「世界最高の写真家集団」と名高いマグナム・フォトは写真に著作権を与えた最初の団体です。
それまでは危険な戦場で撮影されて作品でも名を遺す事はできませんでした。
そのためマグナムが出来たことは写真家にとって画期的な出来事でした。
その創設に携わったのが先にあげた2名の写真家だったのです。
日本にも東京事務所があり、すぐ近くに東京都写真美術館が隣接しているので展覧会でマグナム所属の写真家の作品を見ることもできます。
この映画の題名になっている「LIFE」とは「世界を見よう、危険でも立ち向かおう。
それが人生の目的だから」というスローガンを掲げる伝統ある雑誌の事を指しています。
ベン・テスラー演じる主人公は、「LIFE」に掲載される写真を管理する部署に10代から勤務し、雑誌の廃刊を知った写真家から最終刊の表紙用のネガを預かるも紛失。
何が映っていたか誰も見ていないので探しようもなく、印刷期日が迫っているので写真家を追ってグリーンランドやアイスランドを経てアフガニスタンの高山まで追いかけます。
ところが自宅で投げやりな気持ちの時に捨てた財布の中に入っていることがわかります。
主人公が困難を迎える場面の解決キーワードは母親が握っているので注意して彼女を見て下さいね。
思わず「ママ、ありがとう!」と叫びたくなるお楽しみポイントです。
第3位:「最高の人生の見つけ方」

この映画にも私の大好きなモーガン・フリーマンさんと「恋愛小説家」に出演したジャック・ニコルソンも出ています。
この二人が演じる男性二人は共に余命6か月と医師から宣告を受けます。
モーガン・フリーマン演じる自動車整備工とジャック・ニコルソン演じる資産家は病院で知り合います。
自動車整備工の男性は、学生の時に哲学を専攻していましたがガールフレンドの妊娠をきっかけに家族のために働く人生を送ってきました。
そんな彼が学生の時に作った「棺おけリスト」を資産家の男性に見せたことから二人は人生の最後を楽しむパートナーとなります。
二人とも病気で時間がないせいか躊躇せずこなしていきます。
エベレストだけはヘリを使ったとしても時期的に行くことができずやり残します。
しかし、リストをこなすごとに生きる事そのものに直面し、悩むこともあります。
二人は最後にそれぞれの家族の元に帰り人生になくてはならないものを再確認します。
ラストシーンで資産家の秘書が二人の灰を持ってエベレストに登頂し、小さな石のお墓を建ててくれます。
雪山の白さと鮮やかな青い空がとてもきれいです。
親友や生涯のパートナーと一緒に見て感動を楽しめる映画です。
まとめ
嫌なことがあったら早く忘れて次に行こう!と悩んでいるときに言われたことがある人もいらっしゃると思います。
昇華できないままの状態でも動き出してみると取り組んでいた問題への視点が変わって解決に至ることもあるからだと思います。
動き出せば新たな出会いもあり、別な世界との接点で間接的な解決につながることもあります。
信頼できる適切な人に話してみる、仲良くなってみる。
映画を一緒に見てみるのもいいかもしれません。