眠る前にソイプロテインを飲むのは要注意?その理由を解説!
筋力アップするために、ソイプロテインを利用しようとしている方は多いでしょう。
しかし、筋力トレーニングしている方たちの間では「どのようなタイミングでソイプロテインを飲むべきなのか」と議論が交わされています。
議論の中で、眠る前に飲んだほうが良いという意見と、飲んではいけないという意見があるので、どちらの意見が正しいのか悩んでいる方は多いかもしれません。
そこで、眠る前にソイプロテインを飲んだほうが良いのか解説していきましょう。
ソイプロテインを飲むタイミング
ソイプロテインを飲むタイミングは、大きく分けて3つあって、それが、眠る前・起床時・筋力トレーニング後です。
そこで、3つのタイミングで飲んだ場合には、どのような効果があるのか紹介するので、参考にしてみて下さい。
眠る前
眠る前に、ソイプロテインを飲んだほうが良いのは『成長ホルモン』が大きく関係しています。
私たち人間が眠る際には、成長ホルモンが多く分泌されます。
成長ホルモンは、タンパク質を利用して筋肉を修復してくれるので、眠る前にタンパク質を豊富に含んでいるソイプロテインを飲めば、筋力トレーニングで疲れた筋肉を回復させる事ができるのです。
さらに、ソイプロテインを飲めば、ある程度の満腹感があるので、寝付きがよくなるというメリットもあります。
寝付きが悪い方で、筋力トレーニングしている場合には、眠る前にソイプロテインを飲んでみるのも悪くはありません。
起床時
起床時に、ソイプロテインを飲んだほうが良いのは、眠っている時に多くの寝汗をかいてしまう事から、体内の水分が足りなくなってしまうからです。
私たち人間は、しばらく食べていなくても生きる事はできますが、水分を全く摂らなければ、3日で命の危険があります。
それほど水分は、私たち人間にとって必要なので、朝のうちに水分を摂取するために、ソイプロテインを飲んでおくメリットは大きいです。
さらに、ソイプロテインには様々な栄養素が含まれているので、その栄養素を摂取しておけば、仕事や学校では集中力をキープしやすくなります。
筋力トレーニング後
筋力トレーニングしておけば、筋肉に負担をかけるので、トレーニングをした後は筋肉が分解されていきます。
分解を抑えておくには、タンパク質を摂取しておく事が重要になります。
なぜなら、タンパク質は筋肉を作る働きがあるからです。
さらに、筋力トレーニングをした後の30分間は『ゴールデンタイム』と呼ばれていて、このタイミングでタンパク質を摂取しておけば筋力アップしやすいです。
筋力アップしやすいという事を考えたら、筋力トレーニングをした後に、ソイプロテインを飲むメリットは大きいでしょう。
就寝前に飲むデメリット
就寝前にソイプロテインを飲めば、筋肉を修復しやすくなりますし、寝つきもよくなりますが、いくつかデメリットもあるのです。
そのデメリットを把握しないで、就寝前に飲んでしまえば、後悔する事になってしまうので、どのようなデメリットがあるのか紹介しましょう。
睡眠の質が低下
満腹感を得られたら寝つきがよくなりますが、睡眠中に胃が消化活動を行なってしまうので、睡眠の質が低下してしまいます。
睡眠の質が低下してしまえば、寝不足になりやすいので、注意しなければいけません。
睡眠の質が低下したら寝不足になる事について、半信半疑になる方は多いかもしれません。
しかし、テレビや電気を付けた状態で、眠っていたら、途中で起きた方は多いでしょう。
これは、テレビの音量や電気の明るさが、睡眠の質を低下させてしまって、途中で起きやすくなるのです。
睡眠の質が低下したら、このような事が起きてしまうので、就寝前にソイプロテインを飲む場合には、デメリットがある事は覚えておきましょう。
肥満になる可能性
眠っている最中に、胃が消化活動を行なっていたら、肥満になってしまう事もあります。
なぜなら、睡眠中なので、上手く消化活動を行ないので、栄養が脂肪になりやすいからです。
仮に消化活動が上手く行われたとしても、ソイプロテインを飲んだ直後に眠ってしまえば、エネルギーの消費が抑えられてしまって、摂取した『ブドウ糖』が体内でためこんでいくので肥満になる可能性があります。
このように、就寝前にソイプロテインを飲んでしまえば、肥満になりやすいので、ダイエットしている方は注意して下さい。
疲れが蓄積
私たち人間は、眠る事によって、体と脳の疲れを取っています。
そのため、眠る前にソイプロテインを飲んで、睡眠の質が低下してしまえば、筋肉の疲れが軽減されない可能性が高くなってしまうのです。
成長ホルモンが分泌される前に、タンパク質を摂取する事は重要ですが、睡眠の質が低下したら、メリットとデメリットが相殺される可能性が高くなってしまうのです。
就寝前に飲む場合
眠る前に、ソイプロテインを飲んだら様々なデメリットがあるので、飲まないほうが良いと思ってしまった方は多いでしょう。
実は、いくつか対抗策を講じる事で、デメリットをカバーする事ができるので、その方法を紹介します。
仮眠の時間
栄養を摂取した後に眠ってしまえば、全てのケースで、就寝中に胃が消化活動する訳ではありません。
実は、10~15分程度の仮眠であれば、ソイプロテインを飲んでから眠ったとしても、胃が消化活動を行わないのです。
消化活動を行わないので、肥満になるというデメリットをカバーする事はできますが、メリットを活かす事も難しくなってしまいます。
それでも、ソイプロテインを飲んでしまって、満腹感により眠くなった場合には、仮眠をする程度にしておけば肥満対策を講じる事は可能です。
カロリー計算
眠る前にソイプロテインを飲む事によるメリットを活かしながら、デメリットをカバーするためには『カロリー計算』をするようにしましょう。
摂取カロリーより消費カロリーのほうが多くなれば、痩せる事は可能になるので、ダイエットしたい方はカロリー計算するようにして下さい。
そのため、ソイプロテインを飲む量が少ない場合には、眠る前に飲んだとしても、肥満になる可能性は低くなります。
ソイプロテインを飲む際のポイント
ソイプロテインを飲む場合には、タイミングの他にも、抑えておくべきポイントがあります。
そのポイントを把握しておけば、ソイプロテインを利用しやすくなるので、解説していきます。
タイミングより回数
筋力トレーニングを紹介している方たちの中には「プロテインを飲む場合には、タイミングより回数が重要」と説明している方もいます。
例えば、筋力トレーニングをした後にソイプロテインをコップ2杯分まで飲んだ場合と、起床時と筋力トレーニング後にコップ1杯分ずつ飲んだ場合では同じ効果を得る事ができるのです。
そのため、タイミングばかりを注目している方はいますが、最も重要なのは、摂取する量である事を覚えておいたほうが良いでしょう。
好みに合う商品
ソイプロテインの飲む方法を理解できても、自分の好みに合う味の商品を購入しなければ、途中で利用する事が嫌になってしまうでしょう。
どのような優れた商品であっても、利用を辞めてしまえば、その効果を発揮する事ができないので注意しなければいけません。
そのため、ソイプロテインを購入する前に、自分の好みに合う商品を探し出してから、購入するようにしましょう。
まとめ
就寝前にソイプロテインを飲んだ場合には、メリットもあればデメリットもあります。
そのため、あなたが寝つきよりも肥満になる事が嫌な場合には、就寝前に飲まないほうが良いです。
それとは逆に、体型よりも寝不足に陥る事が嫌な場合には、就寝前にソイプロテインを飲んでみるのも悪くはありません。
最も重要なのは、ソイプロテインを飲む量になるので、就寝前に飲むタイミングのデメリットが気にならない場合には、飲んでおいても問題にはならないでしょう。